知って得する!?楽天銀行、イオン銀行の充実したサービス内容とは?
ネット銀行は、メガバンクや従来型の銀行とは違った取り組みやサービスによって、シェア獲得を成し遂げてきました。
しかし、従来型の銀行との差異化を図り、今までにないサービスで顧客を惹き付けたネット銀行もインターネット専業という業界内で、さらに顧客争奪のためのサービス合戦が繰り広げられています。
このこと自体は、顧客にとって大変ありがたい話ではありますが、実際に利用者側は、どのようなサービスを重視して契約先を選んでいるのでしょうか。
オリコンによれば、ネット銀行利用者が、比較の際に重視した項目には、以下のようなものがあります。
手数料、預金金利、利用しやすさ、手続き、セキュリティ、提供商品、キャンペーン、サイトの使いやすさ、情報提供、アプリの使いやすさなどで、先に挙げたもの(「手数料」)から順に割合が低くなっています。
この結果から、ネット銀行を利用したいと考えている層にとって重要なことは、使いやすさやセキュリティよりも貯金金利や手数料だということに驚かれる方もいるでしょう。
銀行取引に安全性の確保が重要であることは言うまでもありませんが、利用者のニーズは、金額の上でどれだけお得に利用することができるか?にあるのです。
そして、ネット銀行の中でもこれらユーザーの求めるニーズに応え、最近、とりわけ充実したサービスによって顧客からの高い評価を得ているのが、楽天銀行とイオン銀行です。
以下では、楽天銀行とイオン銀行のカードローンを中心に、そのサービスの充実度を探っていきたいと思います。
楽天銀行スーパーローンVS.イオン銀行カードローン
まずは両社の業績比較!
カードローンを利用するのであれば、業界全体の大体の動きと銀行自体の業績の伸び率や景気は、必ずチェックしておきたいところです。
2016年度末頃から取り上げはじめられた銀行の過剰融資問題によって、翌2017年から銀行は個人向けのカードローンに対して、限度額の引下げや金利が即日融資の撤廃、消費者の返済能力チェックの強化など、販売促進を自粛する動きが見られるようになりました。
これらの動きによって、下降するかに見られた各行の貸付残高ですが、未だ緩やかながら上昇している状態にあります。
先にも触れたように、カードローン市場の貸付残高は、メガバンクが優勢を保ってきました。
例えば、三菱UFJ銀行では、2015年3月末3,114億円、2016年3月末3,716億円、2017年3月末4,352億円というように着実に貸付残高を上げています。
このように、メガバンクと言えば、規模も利益も桁違いと思われてきた中で、設立から数年間で業績を伸ばしてきたのが、ネット銀行なのです。
上記、三菱UFJ銀行と同時期の楽天銀行スーパーローン貸付残高を比較してみると、2015年3月末3,129億円、2016年3月末3,532億円、2017年3月末3,861億円とメガバンクに匹敵する好調な伸びに驚きます。
さらに、カードローン人気は、グループ内のサービスに連携させて利用すると便利な楽天銀行の口座数にも表れています。
楽天銀行は、2017年8月12日にインターネット銀行としては、初めて600万口座を突破し、日本におけるインターネット銀行の最大口座数を記録したのです。
また、今年10月に10周年を迎えたばかりのイオン銀行のローン部門も好調で、住宅ローンを中心とした貸付残高は、1兆6,300億円と着実に基盤を拡大しています。
さらに、こちらの口座数も2016年度で555口座とネット銀行日本一の口座数を保有する楽天銀行と並ぶ勢いを見せています。
ただ、見方を変えると、二行の並びが変わります。
例えば、イオン銀行は、2017年3月時点で555万口座ですが、貯金残高は、2兆5,456億円。
一方の楽天銀行は、同時期の2017年3月には、口座数は580で、貯金残高は、1兆6,000億円ですので、口座数なら楽天銀行、貯金残高ならイオン銀行が上回っているという見方になるのです。
本当にお得なカードローンは、どっち?
では、カードローンの内容では、どちらの商品の方が顧客にとって魅力的でしょうか。
金利
銀行名 | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
楽天銀行スーパーローン | 年1.9~14.5% | 800万円 |
イオン銀行カードローン | 年2.0~14.0% | 800万円 |
利用行の選択の際に特に気になる金利ですが、いずれも利用者にとっては、魅力的な設定です。
ちなみに以下は、メガバンクのカードローン金利です。
銀行名 | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
三井住友銀行 カードローン | 年1.5~14.5% | 800万円 |
みずほ銀行カードローン | 年2.0~14.0%※ | 800万円 |
三菱UFJ銀行カードローン | 年1.8~14.6% | 500万円 |
※住宅ローンの利用で年0.5%引き下げがあり、適用後の金利は年1.5~13.5%です。
このように、低金利でカードローン利用者がチェックすることが多いメガバンクの金利と比較しても、引けを取らない設定になっています。
例えば、上記5行の金利を比較してみると、利用限度額800万円の場合には、楽天銀行スーパーローンが年1.9%で一番お得になりますし、10万円借りたいという場合には、年13.8%で、イオン銀行カードローンがお得になります。
また、この数ヶ月、銀行カードローンは、上記の件で自粛ムードとなり多重債務問題への懸念から利用限度額を下げる動きも見られました。
そのような中、上限を800万円にしている両行ですので、大きな額を用意しなければならないという場合にも安心です。
このように両行共に、金利面でも利用限度額でも利用者にとっては魅力的な設定となっています。
利用条件
ただし、いくら金利が良くても、利用条件を満たしていなければ申し込みをしても受け入れてもらうことはできません。
特に、学生や高齢の方、パートやアルバイト、専業主婦の方は、この利用条件に注意しなければなりませんが、両行の利用条件は、どのようになっているでしょうか。
楽天銀行スーパーローン
①契約時の年齢:20歳以上62歳以下(但し、パート・アルバイトの方は60歳以下)
②お勤めの方で毎月安定した定期収入のある方、または、専業主婦の方
イオン銀行カードローン
①契約時の年齢:20歳以上、65歳未満
②本人または配偶者に安定かつ継続した収入の見込める方(パート、アルバイト、自営業者、専業主婦(夫)は可、学生は不可)
各銀行によって、カードローンの利用条件は異なっていますので、金利や限度額ばかりでなく、自分は、果たして申し込みが可能かという点も十分にチェックしなければなりません。
例えば、2行のうち、学生であるならば、楽天銀行を選択すべきですし、63歳以上であるならチョイスはイオン銀行のみになります。
また、パートやアルバイトならば、楽天銀行の場合は、60歳という上限年齢に注意しなければなりません。
ただ、いずれの銀行でも、カードローンの申し込みには心配の多いパート、アルバイト、専業主婦の方も受け付けていますので、安心して申し込みをすることができます。
申込書類
楽天銀行スーパーローン
本人確認書類(①運転免許証 ②健康保険証 ③パスポートのうちいずれか1通。)
収入証明書類
お勤めの場合:①源泉徴収票 ②課税証明書 ③給与明細書のいずれかの写し
自営の場合:①課税証明書 ②確定申告書のいずれかの写し
イオン銀行カードローン
本人確認書類 (①運転免許証 ②パスポートのうちいずれか1通。ただし、審査状況によっては、健康保険証など①②以外の書類が必要になる場合もある)
収入を確認できる書類
(①源泉徴収票 ②直近3ヵ月以内に発行された給与明細2カ月分 ③住民税の課税決定通知書のうちいずれか1通。)
このように、提出書類には、特記する程の大きな違いはありませんし、準備に時間をかけなければならないといった書類もありません。
また、書類は、ネット上にアップロードをするだけでですので、郵送の手間もかからず便利に申し込み手続きをすることができます。
口座開設の要不要
カードローン利用に際しては、同行口座の開設を条件としている銀行が多いことは、ご存知の通りです。
ただ、楽天銀行スーパーローン、イオン銀行カードローンに関しては、両行共に、口座開設の必要はありません。
ですから、新たに銀行口座を開設する予定がないという方にとっては、大変便利です。
ただ、既にいずれかの口座を持っているという方には、現在、銀行取引のあるカードローンを選択されるのもおすすめです。
まず、口座があれば、融資までにかかる時間が短縮し、即日融資も可能になりますので、急いでいる時に、大変役立ちます。
また、楽天銀行が、楽天ショッピング等の利用によって、カードローン審査の際に利用実績を考慮することや会員ランクによる審査優遇(※必ずしもすべての楽天会員さまが審査の優遇をうけられるとは限りません)を公表したように、取引の状況や残高の状態が良好であれば、こちらも審査ではよい印象として評価されることは十分に考えられます。
さらに、先にも触れたように、例えば、楽天ショッピングの支払いに楽天カードを利用し、買い物にはショッピングアプリを使い、メインバンクにして、お給料の振り込み先にするなどグループ企業のサービスを連動させて利用すると、手数料無料の回数が増える、ポイントが倍になるなど大きな得点も用意されています。
ですから、カードローンばかりでなく、これから、グループ企業のサービスをたくさん利用する予定がある、あるいは、長くお付き合いしたいという場合には、新規に口座を開設されるのもいいでしょう。
ATM等の利便性
簡単で、気軽で便利という点が、ネット銀行の一番の利点ですが、楽天銀行スーパーローンもイオン銀行カードローンも同様のことが言えます。
楽天銀行では、楽天スーパーローンを利用することができるATMを全国に10万台以上用意しています。
提携先によっては、有料の場合もありますが、それ以外は、原則時間外手数料は、全ての提携先が無料となっています。
借入手数料有料先については、1万円以下の借入で110円、1万円超の借入で220円が必要になります。
ただ、後に詳しくご説明しますが、楽天銀行独自のサービスである「ハッピープログラム」を利用すると、ATM手数料が無料になるサービスがあります。
例えば、銀行対象サービスの取引きを5件、あるいは、預金残高を10万円保有すると、ATM手数料が1回無料、スーパーVIPの方は、ひと月に7回まで無料というように、残高や取引件数によって決定する会員ランクによって、例えば、利用すればする程、顧客にサービスとして還元させる仕組みが取られています。
一方、イオン銀行では、24時間365日、土日、夜間、手数料も気にせずに無料で利用できるイオン銀行ATMが、全国約6,000台。
平日日中、入出金手数料無料で使えるATMは、約5万3,000台設置しています。
ただし、利用時間や金融機関によって、手数料が発生する場合もあります。
しかし、こちらでも楽天銀行のハッピープログラムのように、負担した手数料を最大月5回までWAONポイント還元できるイオン銀行ポイントクラブの優遇もありますので、大変便利です。
返済方法
楽天銀行スーパーローンの返済は、登録した預金口座からの自動引落です。
返済日は1日、12日、20日、27日から自分の都合で選択できるため便利です。
ただ、注意しておかなければならないのが、自動引落が可能な口座は、限定されているということです。
さらに、返済日の27日は、楽天銀行口座を引落口座として指定した場合のみ、利用することができるようになっていますので、カードローンの利用に口座開設は条件にはなってはいませんが、より便利に利用するためには、口座はあった方がいいでしょう。
イオン銀行カードローンの返済方法は「ATM返済」また「イオン銀行口座振替」の2種類です。
ローンカードを使ってイオン銀行ATM、提携ATMで返済する場合は、借入れと同様に手数料無料のATMが充実しているので便利です。
ただし、口座引落しに指定できるのはイオン銀行の普通預金口座のみで、他の金融機関だと口座引落しができません。
このように、ネット銀行にふさわしく、顧客目線のさまざまなサービスを展開するカードローンですが、返済の方法だけは、時間がかかったとしてもやはり同行口座を開設しておいた方がいいと思わせる方式になっています。
ですから、いずれのカードローンを選択するにせよ、あらかじめ口座を開設しておくと融資までがスムーズに進みますので、どちらが自分の生活の身近にあるか?を軸にして、利用しやすい方を選択することをおすすめします。
楽天銀行、イオン銀行の充実した顧客満足度を高めるサービス
楽天銀行、イオン銀行共に、インターネットの可能性を最大限に活用し、企業グループ全体の連携によるサービスによって、会員数を増やしてきました。
利用者をグループの多様なサービスの円環に取り込み、利用すればするほど還元されるサービスによって顧客の満足度が上がる仕組みを巧みに取り入れることによって、激戦の中を勝ち上がってきたのです。
銀行カードローンのように、グループのサービスの一部を銀行が顧客に提供する場合でも、顧客がグループ内から次のサービスを選び取るように仕組みが作られているのです。
例えば、銀行カードローンを利用して旅行に行こうと考えていた人がいたとします。
するとまず、カードローンを利用するために銀行口座開設→給与振込指定で会員ランクアップ→ショッピングで実績作りなどカードローン審査に有利な実績の確保→融資を受けて旅行→旅行のための保険の契約など、グループの一部のサービスが窓口となって顧客が円環の中心に入り込んでいくような仕組みができあがっているのです。
このように企業グループ側が、サービスの円環によって顧客を取り込んでいく一方で、上記の例の作業全てにポイントアップやポイント加算があるため、利用者側はお得に、自ら進んでグループ内のサービスを利用しようとしていくのです。
その具体的なサービスを挙げるなら、楽天銀行では「ハッピープログラム」、イオン銀行では、「ポイントクラブ」が、その代表的なものです。
楽天銀行「ハッピープログラム」は、同行利用者のための優遇プログラムです。
ハッピープログラムには、会員ステージという(「ベーシック」「アドバンスト」「プレミアム」「VIP」「スーパーVIP」5種類の)仕組みがあり、「毎月25日終了時点の資産残高」、または「前月26日から毎月25日の対象商品・サービスの取引件数」レベルによってステージが上がるようになっています。
以下は、会員ステージ、括弧内は会員ステージ条件、特典の順に記載しています。
「ベーシック(エントリーするだけ)」
- ATM手数料無料 0回
- 他行振込手数料 0回
- 楽天ポイント獲得率 1倍
「アドバンスト(10万円以上または5件以上)」
- ATM手数料無料 1回
- 他行振込手数料 1回
- 楽天ポイント獲得率 1倍
「プレミアム(50万円以上または10件以上)」
- ATM手数料無料 2回
- 他行振込手数料 2回
- 楽天ポイント獲得率 2倍
「VIP(100万円以上または20件以上)」
- ATM手数料無料 5回
- 他行振込手数料 3回
- 楽天ポイント獲得率 3倍
「スーパーVIP(300万円以上または30件以上)」
- ATM手数料無料 7回
- 他行振込手数料 3回
- 楽天ポイント獲得率 3倍
このように、利用すればするほど、利用者が得をする仕組みになっていて、さらには、グループ内のサービスを繋げて利用するとさらにお得になるシステムを採用しているのです。
先にも挙げたように、グループ内のサービスは大変多いため、全てのポイントサービスについて説明することはできませんが、例えば、ローン関連商品の借入れがあり、返済口座を楽天銀行に設定した場合、それだけで、会員ステージが1ステージアップしたり、楽天カードの支払いを同行口座に設定すると取引翌月の貯金金利が2倍になるなど、利用者に連携して利用しなければ損だと思わせるサービスがいくつも用意されています。
さらにキャンペーンも豊富で、現在行われているものをいくつか挙げてみると、株式配当金の振り込みが口座にあった場合、一件につき現金10円プレゼント、FX取引100万通貨ごとに現金100円のプレゼント、新規口座開設で現金最大3000円プレゼントなど、期間限定でのお得な情報も多く、そのほとんどがエントリー性になっているため常に目につくところで利用していた方が良いと顧客に思わせ、さらに他のサービスへと引き込んでいく戦略も大変上手です。
そして、楽天ポイントは、1ポイント1円で楽天市場や楽天ブックス、「まちでんき」での電気代の支払いや美容室の予約など、グループのサービスに利用できる他、ANAマイルとの相互交換、マクドナルドやくら寿司、ツルハドラックやコナカ、出光や不動産関連会社とありとあらゆる業種の提携実店舗でも利用でき、こちらもとてもお得です。
また、ポイントがたまる、あるいは、使える実店舗も、年々増加傾向にありますので、今後さらに、便利でお得になると期待が上がるところです。
一方、イオン銀行の「ポイントクラブ」は、同行に口座開設している人であれば申込手続き不要、年会費無料で自動的に加入できるポイントサービスです。
こちらイオン銀行ポイントクラブも楽天銀行のハッピープログラム同様に会員ステージがあり、イオン系列のカード、電子マネー、デビットカードの6ヵ月間の利用料金によって以下のように決定されます。
ステージは1から3まであり、ステージ適用には、以下の利用料金が必要になります。
- ステージ1:10万円
- ステージ2:30万円
- ステージ3:50万円
また、これらのステージによってポイント率が変わる仕組みになっていて、こちらも楽天銀行同様、利用すればするほどお得になるシステムを採用しています。
ポイントは、WAONポイントと呼ばれ、100WAONポイント毎に100円分の電子マネーに交換することができます。
貯まったWAONポイントは、イオングループでのショッピングはもちろん、ミニストップやファミリーマートなどのコンビニ、薬局やホテル、レジャー施設など提携先で活用できる他、Suicaポイントと交換することもできるので生活のさまざまなシーンで利用できて、とても便利です。
WAONポイントを貯める方法は、お買い物で貯める方法、銀行サービスや金融商品を利用する方法、期間限定のさまざまなキャンペーンを利用する方法、引っ越し、ガス、旅行などの提携企業を利用して貯める方法、提携する他のポイントとWAONポイントを交換する方法などさまざまな方法が用意されています。
中でも、暮らしに身近なイオングループだからこそのユニークな方法が、リサイクルで貯める方法です。
ペットボトル5本につき1WAONポイント、古紙1kgにつき1WAONポイント、紙パック10枚(300g)につき1WAONポイントというように数量に応じてWAONポイントがつく仕組みは、環境に配慮した画期的なアイディアで主婦層にはよく利用されています。
このように、いくつもポイントを貯める方法がありますが、ここでは、銀行サービスと金融商品の利用でのポイントはどのように貯めることができるのか、代表的なもの3つを見てみます。
まず1つ目は、5日、15日、25日の「お客さまわくわくデー」に口座からオートチャージを利用するとWAONポイントプレゼント率が、ステージ1:1.5倍、ステージ2:2倍、ステージ3:3倍というようにアップしていきます。
次に、カードローンなどの金融商品や銀行のサービスを利用してWAONポイントを得る方法です。
- カードローン(月末時点の残高10万円以上)
- 定期預金(月末時点の残高100万円以上)
- 投資信託(月末時点の投資信託残高時間評価額100万以上)
- 住宅ローン(月末時点の残高あり)
- 公的年金(受取実績あり)
上記、括弧内の条件をクリアすることができれば、ステージ1:25WAONポイント、ステージ2:50WAONポイント、ステージ3:100WAONポイントが毎月加算される仕組みです。
さらに、ステージに関係なく、公共料金の口座振替1件につき、5WAONポイントも加算されます。
最後に、他行ATMで手数料が発生してしまった場合に取引に応じてWAONポイントがプレゼントされます。
- 他行宛の振込1回につき216WAONポイント
- 他行ATMでの引出し1回につき108WAONポイント
- 他行からの振込入金 1回につき50WAONポイント
もし仮に他行ATMを利用して手数料が発生してしまっても、このようにポイントで還元されるため、実質的には、手数料は、ほぼ無料と言えます。
このような点も、利用者にとってはかなり嬉しいポイントです。
ただし、ステージ1:月1回まで、ステージ2:月3回まで、ステージ3:月5回までとポイントプレゼントの回数は、ステージによって決まっていますので、この点は把握しておくべきでしょう。
さらに、これらイオンのサービスは、2016年に住民税等の税金、国民年金、国民健康保険料、電気、水道、ガスなどの公共料金、携帯電話料金などをWAONを利用してコンビニで支払いができるようになったことで利便性一気に高まりました。
このように両行共顧客ニーズに応えるその反応の速さは、他行とは比になりません。
また、特記すべきは、顧客が必要とするさまざまなニーズに公式HP内のワンストップで対応できるという分かりやすさとグループのさまざまな分野のサービス情報を一度にチェックすることができる利便性です。
そして、パソコンやタブレットなどはもちろんですが、スマートフォンユーザーの増加によって、この1-2年、両行ともアプリによる取引にも力を入れてきました。
イオン銀行では、アプリ起動で簡単に、口座の残高や出入金の明細が確認できる通帳として利用できるアプリを展開してきました。
一方、楽天銀行は、さらに利便性を高め「ワンストップ」の場所を掌の中に、より手軽で身近なサービスを展開してきました。
中でも、インターネット銀行のパイオニアに相応しく、セキュリティに対する意識も高く、アプリの指紋認証によるログインシステムは、ユーザーから高評価を得ています。
指紋認証でも分かるように、同行のアプリサービスは、他行のアプリと比較をしても高いレベルのものです。
同行アプリでできることは、入出金明細や残高照会ばかりでなく、会員ポイントや利用ステージの確認、口座開設、本人確認書類送付、通常の振り込み手続きに加え、Viber送金、facebookの相手への送金、相手のメールアドレスと名前で送金する「メルマネ」などを利用した「かんたん振り込み」手続き、海外送金・外貨送金の受け取り、円貯金・外貨貯金の預入れと払戻し、資産管理のためのマネーサポートやATM検索と多様で、通常の店舗窓口で行う作業が、待たずに自分の空いた時間で行えるという点でも大変ポイントが高いアプリです。
このように、両行ともに一部のサービスを見ただけでも、利用者の利便性やニーズをよく考えて、さまざまな取り組みがなされていることがよくわかります。
国内外で認められた顧客サービスの良さ
そして、利用者による満足度は、両行の口座数やサービス内容ばかりでなく、外部組織による表彰によっても裏付けがなされています。
まず、楽天銀行は、アメリカの金融専門誌『グローバル・ファイナンス』が主催する「Global Finance World’s Best Digital Bank Awards」において、日本インターネット銀行で最も優れているとして、「Country Winner」を3年連続で受賞しています。
受賞理由は、日本で最も優れたインターネット専業銀行となるため明確な戦略を掲げ努めていること。
デジタルチャンネルやインターネットサービスを通じてさまざまな商品を合理的な価格で提供していること。
キャッシュバック特典を提供し、キャッシュレス社会を促進していること。
新規口座開設やローン申込の際、スマートフォンを通じた本人確認書類の提出を日本でいち早く取り入れた銀行であること。
顧客の銀行取引の利便性を高めるため、外部リソースを上手く取り入れていることなどで、先進的なネット銀行のモデルとして高く評価されたことが授賞の理由となっています。
また、同行の取り組みは広くアジアでも評価され、2011年ー2015年、そして、2017年の通算5回、アジアの金融専門誌「The Asian Banker」主催の「The International Excellence in Retail Financial Services Awards」において、「Mobile Banking Application of the Year賞」を受賞しています。
この賞は、アジア・オセアニア、中央アジア、中東、アフリカの42カ国250以上の金融機関の中で、モバイルバンキングを利用した優れた金融機関に贈られるもので、その技術力を活用したサービスが評価されました。
さらに、同主催で、利用者のニーズやライフスタイルの変化に柔軟に対応し、便利で安全な方法で決済サービスや金融商品を提供している銀行に贈られる「Best Direct Bank賞」も2011年から通算4回受賞しています。
一方のイオン銀行は2017年1月に「第13回日経金融機関ランキング」で、「顧客満足度第1位」を受賞しています。
接客、利便性、品揃え、提案力、信頼性など総合的に評価されるもので昨年の3位から今年ははじめての首位となりました。
さらにイオンは、グループとして、ダイバーシティ推進に対する社会評価が極めて高く、これまでも数多くの賞を受賞してきました。
直近では、日経BP社発行の「日経WOMAN」と「日経ウーマノミクス・プロジェクト」による「企業の女性活用度調査」の結果から「女性が活躍する会社Best100 2017」が決定し、イオンは、対象企業4300社の中から「女性活躍推進度1位」を獲得しています。
これらそれぞれの銀行に贈られた賞を見てもお分かりいただけるように、両行の評価は、インターネットや最先端の技術を利用したサービスだけにあるのではなく、安全性やグループ全体の取り組みに対する信頼性、顧客ニーズに応えようとする真摯な姿勢とスピード感のある対応力にもあることがわかります。
最後に~ネット銀行を最大限に活用するために~
ネット銀行カードローンは、忙しい現代の人々に大変便利で、サービスも痒い所に手が届く消費者目線の対応力が人気の秘密です。
しかし、既に触れてきた通り、充実したサービスというメリットの裏には、いくつかのデメリットが存在することも忘れてはなりません。
ネット銀行を最大限に、そして、カードローンを安全に活用できるかどうかは、このデメリットを上手くコントロールできるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
ですから、ネット銀行のサービスの恩恵を十分に受けるためにも、利用にあたっては、デメリットをよく理解し、対応策についても考えておくことです。
デメリットの中には、自分の心がけ次第で防ぐことができる被害が、いくつもあります。
以下は、ネット銀行を利用する前に知っておきたい対応策、そして、インターネット上での取引きで発生し得る金融被害について示しています。
まず、上に挙げた楽天銀行やイオン銀行に限らず、インターネット専業銀行でパソコンやタブレット、スマートフォンなどを利用する限り、ウィルス対策は必須です。
パソコンのウィルス対策は、しているにも関わらず、タブレット端末やスマホの対策は?と言われると、そこまでする必要があるのかと考える方もいるようです。
ただ、お金の出入や借入に限らず、残高のチェックなどネット上でお金の管理をする場合、パソコンではなく気軽るに利用できるタブレットやスマホを利用するという方も多いのではないでしょうか。
「タブレットやスマホにまで、ウィルス対策?」と被害を軽視し、運悪くカード番号や暗証番号など大切な情報が盗まれてしまったら?
お金が必要でカードローンを利用しているにも関わらず、不正に限度額いっぱい利用されてしまったら、とんでもありません。