ゆうちょ銀行カードローン「したく」を徹底解剖!
※スルガ銀行の行政処分を受け2018年10月31日をもって「したく」は申し込み停止となっています。
はじめて広告を目にした時、「ゆうちょがカードローン?」と驚かれた方も多いのではないでしょうか?
「かつての国営」「郵便局」のイメージにカタカナの「カードローン」が、しっくりこなかったという方が、特に高い年齢層には多かったようです。
親世代から子世代、そして、孫の世代と、両親や祖父母からの影響で、郵便貯金や郵便保険を利用してきた若い世代の方も多いでしょう。
身近な存在に薦められ、代々利用し続けているとなれば、安心感も信頼も高いのは当たり前です。
そして、長い歴史の中で地域に親しまれてきた郵便局が、民営化後に取り扱いを始めたカードローンですから、消費者からは、驚きと同時に、大きな期待が寄せられるのも無理はないでしょう。
では、そのゆうちょが提供するカードローンとは、どのような商品で、どういったサービスがあるのでしょう?
今回は、ゆうちょ銀行カードローン「したく」について、詳しく説明していきます。
あわせて読んでおきたい記事
ひと目でわかるゆうちょ銀行のカードローンスペック表!
審査時間 | 最短即日 | 審査の短いカードローン |
---|---|---|
即日融資 | × | 即日融資のカードローン |
土日祝 | × | 土日祝融資可能なカードローン |
来店不要・WEB完結 | × | 来店不要・WEB完結のカードローン |
パート・アルバイト | ◯ | パート・アルバイトOKなカードローン |
おまとめローン | × | おまとめ可能なカードローン |
バレない | × | 郵送物なしのカードローン |
目次 |
ゆうちょ銀行カードローンのおすすめポイントとメリット・デメリット
ゆうちょ銀行のカードローン「したく」は、主婦・パート・アルバイトの方でも安定した収入があれば申込が可能なカードローンです。
最高500万円まで(初回は300万円まで)借入が出来るので、限度額が低いカードを何枚も持って混乱してしまうといったことがなくなります。
また、毎月の最低返済額は3,000円から(返済時の借入残高が10万円以下の場合)可能なので、ゆとりのある返済が可能です。
年利
7.0%~14.9%
借入上限
10万円~500万円(初回300万円まで)
口座開設
不要
担保・保証人
不要
ゆうちょ銀行「したく」の特徴
入会金、年会費無料!
最近のカードローンは、入会金や年会費を支払う商品の方がめずらしくなっていますが、未だに維持費として、請求をしている金融機関もあるようです。
ただ、お金に困っている時に、余分な出費を避けられるのはありがたい特典です。
当サイトでは入会金、熱M回避が発生するカードローンは取り扱っていません!
口座開設、印鑑不要!
口座開設の手間がかからないのも、したくの特徴です。
最近、特に銀行でカードローンを契約する場合、同行、または指定金融機関の口座開設が条件になっていることが多いのはご存知の通りです。
他の金融機関でも口座を持っている上に、新たに通帳を作るとなると印鑑の管理なども必要になって面倒という方も多いでしょう。
上記のような条件を出す金融機関が増えている中で、「したく」は、口座も印鑑も準備する必要がなく面倒な手続きも省けますので、大変便利なローンと言えます。
金利7.0%~14.9%の固定金利
変動金利のように、社会や金融市場の動きによって金利が変わってしまうことがないため、例え返済期間を長く設定していたとしても、安心して利用することができます。
また、上限金利18%がほとんどの貸金業者の金利水準と比較すると、金利も低く設定されているため、その他の目的が同条件の消費者金融とで申し込みを迷っているのであれば、まずは、こちらからトライしてみるのが賢い方法と言えるでしょう。
ただし銀行カードローンの中では金利は高め
ゆうちょという知名度と安心感にだまされてしまいますが、実は設定金利は銀行の中でもかなり高めの金利になっています。
三井住友銀行 カードローンなら条件はほぼ一緒で銀行ならではの金利で借りることができます。
参考記事:
主婦、パート、アルバイト、年金受給者の方も申し込み可能!
したくの「申し込み対象者」は、「申込時の年齢が満20歳以上70歳以下で、安定した収入がある方」です。
大多数の金融機関が、日本企業の退職者年齢(60-65歳)を目安に申込者の上限年齢を設定している中で、こちらの商品は高齢者でも安心の年齢設定になっていると言えるでしょう。
また、年金を「収入」と考えない金融機関も多くある中で、年金を安定した収入として申し込み受付をしてくれるという点も年金受給者にとっては、大変ありがたい設定です。
さらに、したくは、年金暮らしの高齢者ばかりでなく、収入の点でカードローンの申し込みには、パートやアルバイトで生計を立てている方にとっても嬉しいカードローンです。
銀行融資は、敷居が高いと言われてきた理由の一つに、大口の取引をメインとしてきたために、個人の、それも低所得で、安定しない職業の方は金融機関から敬遠されがちだったという経緯があります。
その状況も徐々に変わりつつあるものの、申込条件に「年収〇百万円以上」といった記載がある銀行やパート、アルバイト、年金受給者、あるいはそのいずれかが申込不可となっている金融機関はまだまだ存在します。
ゆとりの限度額&無理のない返済額
利用限度額は、最高500万円までとそれぞれの希望に合わせた使い方ができるゆとりある設定です。
ただし、初めての借り入れの場合は、限度額は300万円までとなっていますので覚えておくといいでしょう。
また、返済額の設定も3000円からと安心して計画を立てることができる点も魅力です。
キャッシュカードや銀行のカードローン、消費者金融のキャッシングなど限度額の低いカードを何枚も利用して、管理しにくい返済日にお困りの方を見かけることがありますが、信頼できる1枚に決めて利用すれば、複数の返済に手を煩わされることもなく安心です。
最短即日で融資可能かどうかが分かるシステム
こちらも「したく」が、特長の1つとして挙げているように、電話申し込みの場合、最短即日で融資してもらえるかどうかの回答を得ることができます。
仮審査の結果を30分で知ることができるというシステムは、審査が遅いと言われてきた銀行の中において、まだ数えるほどしかありません。
ですから、審査回答を少しでも早く知りたいという方にとっては、メリットと言えます。
このように短時間で借り審査の結果がわかりますので、お急ぎの方は、申し込み方法に留意して、融資可能かをチェックされるといいでしょう。
ただし、審査結果は早く知れても実際の融資は正式契約の書類の返送とカードの受取りがすまないことにはお金を借りることはできません。
ゆうちょ銀行という利便性と信頼性
「したく」は、ローンカード1枚持ち歩いてさえいれば、全国のゆうちょ銀行をはじめ、スルガ銀行、ゆうちょ銀行とスルガ銀行の提携ATM(イオン銀行、セブン銀行、E-netマーク、タウンネットワークサービス、そして全国の提携金融機関に設置してあるATM・CD)と多くの場所で利用することができる利便性の高い魅力あるカードです。
また、言うまでもなく「ちょっとそこまで」と気張らず通える距離感と質問や問題があってもすぐに聞きに行くことができるという便利さは、他行とは比にならないかもしれません。
そして、ゆうちょ銀行のしたくを利用する最大のメリットは、何よりも利用者自身が安心して利用できるという点でしょう。
見ず知らずの土地に赴くというだけで、遠く、不安に感じられるのと逆に生活の中に身近に存在してきたゆうちょは、それだけで、ほっとできるという方も多いのではないでしょうか。
民営化してその名称やシステムが変わったとは言っても、消費者側が寄せる信頼に大きな変化はないというのが、一つの理由です。
実際、どんなに金利が低く、お得な特典があったとしても、一度も利用したことがない、信用できるかどうかわからない金融機関を利用するのは、大変リスキーで、大丈夫だろうかと考えるだけでも精神的に疲れるものです。
これまで、融資を受けるというと信頼では「銀行」が一番というイメージが強かったように思いますが、長きに渡り国が管理してきた歴史を持つゆうちょは、その銀行とも違った大きな安心感があると感じる方が多いようです。
身の回りのありとあらゆる財産を守るため、安心や安全をお金を払って買う時代です。
ただ、「そんなことは気にしない!」「まずは、低金利!」と、精神的な代償よりも1%でも低い金利の方が大切という方は、別ですが、そのような状況の中で、はじめから信頼できるという点は、利用者にとって大きなポイントとなることは言うまでもないでしょう。
知っておきたいゆうちょ銀行カードローン「したく」利用上の注意点
申し込みから融資までの時間はかなり遅い
前章でも少し書きましたが、最近では、随分早くなったと言われる銀行カードローンの利用開始までのスピードですが、消費者金融のそれと比較するとどうしても、見劣りしてしまいます。
「したく」も、貸金業者のような即日融資は難しいため、1時間でも早く融資を受けたいという方は他の商品を選択する方が良いでしょう。
いくら自分にとって身近で利用しやすいと言っても、早くお金を用立てなければならないという自分の目的に沿った商品でなければ、満足できる取引にはならないからです。
「したく」の場合、融資までに最短でも10日、平均しても2週間以上はかかりますので、特に借入を急いでいるという方にとってこの点はデメリットとなるでしょう。
ローンカードは到着してもすぐには利用できない!?
申し込みから融資までのスピードの他、特にお急ぎの方に知っておいていただきたい点が、ローンカードは到着しても、すぐに利用できるわけではないということです。
ローン利用を開始するためには、カードを受け取った後、カード送付台紙に記載されている電話番号へ連絡する必要があります。
この手続きを踏むことによって、やっと利用開始となりますので、こちらも把握しておいたほうが良さそうです。
絶対に即日融資を受けたい場合
ゆうちょ銀行のカードローン「したく」は、スルガ銀行およびスルガ銀行所定の保証会社の審査があるため、融資までに時間が掛かってしまう可能性があります。
また、審査承認後に契約書類が郵送され、返送後に契約完了、カード発行(郵送)が契約までの流れのため、即日融資は不可能です。
そして、確実に郵送が発生する仕組みのため、家族にばれないように借入したいと考えている方には不向きなカードローンとなります。
その日の内に確実にお金を借りたい! ということであれば、即日融資が可能なカードローン・キャッシングを利用する方が確実です。
家族にバレずに借りたい!ということなら、【郵送物一切なし】家族にバレないカードローンで郵送のないカードローンやキャッシングを紹介しています。
仮審査時に在籍確認がある!?
勤務先に電話が入るとあって、気にかける方が多い在籍確認ですが、多くの場合、本審査時にかかってくるというのが定番です。
ただ、「したく」の場合、仮審査時にも電話がかかってくる可能性もあるということは留意しておくべきでしょう。
どのような申込者に在籍確認をするのかといった点については、非公開となっていますので、詳しく知ることはできません。
ただ、この時の電話では、銀行名は名乗らず担当者の個人名で電話がかかってくるようですので、その点は安心できるでしょう。
在籍確認の電話は、申込者全員にかかってくるというわけではありませんが、勤務先が個人宛の電話にうるさいといった風潮があるなど、気になる方は、事前にコールセンターや窓口などを利用して直接相談してみるのもいいでしょう。
大手か?ゆうちょか?10項目徹底比較!!果たして「したく」はよい商品なのか?
ここからはしたくの商品詳細について順を追って解説していきます。
他の銀行カードローンと比較することで商品選択の参考にしてみてください。
1.申し込みから審査、融資までの流れ
まずは、申し込みから借入が可能になるまでの手順をstep1から簡単にチェックしておきましょう。
窓口、インターネット、電話、郵送とその方法によって若干手順が変わることもありますが、基本的な流れは全て同じです。
Step1 申し込み
申し込みフォームに必要事項を記載し、返送します。
インターネットでの申し込みの場合は、申込書を取りに行く手間や送られてくるまでの時間を気にすることなく、都合のいい時に必要事項を入力し返送すればいいので便利です。
Step2 仮審査
申込書の内容に基づいて仮審査が行われます。
仮審査は、スルガ銀行独自の基準によるチェックと保証会社によるものがあります。
上に記したように、この時、電話で申し込みをした場合は、最短即日で仮審査の結果を知ることができます。
その他の方法で申し込みをされた場合は、もう少し時間がかかりますが、電話または郵送で審査結果の連絡が入ります。
Step3 申込書・必要書類発送
仮審査で承認を得ることができた場合、申込書が勤務先、または、自宅に郵送されてきますので、必要事項を記入し、指定された必要書類を添えて返送します。
なお、上記の通り申込書は、勤務先、または自宅に郵送されてきますが、この郵送先については、Step1の申し込みフォーム記入時に申込者本人が指定するもので、ゆうちょ銀行側が勝手に判断して、どちらかに郵送するようなことはありませんのでご安心ください。
Step4 本審査
申込書が銀行側に到着すると、次は、いよいよ本審査です。
ここでは、仮審査でのデータを含め、新たに提出した申込書と必要書類を基に貸し付けを行っても大丈夫な人物かといった最終的な判断が下されます。
さらに、本審査の最終段階で勤務先への在籍確認があります。
勤め先にカードローンの申し込み先から電話がかかってくる在籍確認を嫌がる利用者は、大勢います。
ただ、電話での確認は、「したく」に限ったことではなく、現在では、在籍確認がないローン会社の方が珍しいくらいですので、カードローンを利用するからには必ず通らなければならない道だと覚悟しておいた方がよさそうです。
Step5 カード受け取り・利用開始
本審査に通過すると、カードが自宅に郵送されてきます。
ただ、この段階ですぐにATMに行っても借り入れはできません。
これは、カード郵送中の事故防止のために行っているもので、受け取り確認をした後、利用開始できるようセキュリティ上重要な手続きとなっています。
ローンカードは、「したく」利用開始専用電話に連絡を入れ、手続き完了となって初めて利用できるようになりますので、忘れず連絡するようにしましょう。
「したく」の審査は、以上の流れになっています。
金融機関の中でも消費者金融など即日融資が得意な貸金業者を除いて、特に銀行は、上記の流れと大差はありません。
ただ、「したく」の手続きには、最低3回郵送を利用します。
一度目は、Step2仮審査後の申込書の受け取り、2度目は、その申込書の発送、3度目は、Step5でのカード受け取りです。
このように郵送を経由しますので、時間がかかるのはやむを得ないと言えるでしょう
振り込みによる即日融資のようにスピードと利用者の希望を追い求める金融機関が出てくる中で、こちらの「したく」に限らず、大手行でも、WEB完結申し込みを売りにしながら、最後のカード受け取りは、郵送にし、受け取りを最終的な本人確認として、安全とセキュリティ強化に取り組む金融機関もあります。
申込書の提出方法、ローンカード発行の有無、カード受け取りの方法等については、各行さまざまで、選択によって、手順や融資の受け取り方法などが変わってくる場合があります。
特に、カードローンに求めるサービスが、何をおいてもスピードという場合、まず、郵送を経由する金融機関は、速さについては得意ではありませんので、自分の目的や希望に合った取引をするためにも、これらの確認はきちんとしておくべきでしょう。
2.金利と限度額
「したく」の金利は、年7.0%-14.9%の固定金利、限度額は、10万円-500万円(ただし、初回の利用限度額は、300万円まで)となっています。
金利については、先にも取り上げましたが、限度額について考えてみると、消費者金融で500万円を借りることができる方は、総量規制による規定だけを前提に計算しても年収1,500万円以上の方です。
初回の300万円という限度額を考えても、貸金業者からの借入れであれば、900万円の年収が必要です。
それを考えれば、「したく」の限度額500万円という設定は、十分と言えるのではないでしょうか。
ただ、消費者金融での例だけでは、決め手に欠けますので、ここでは、このゆうちょ銀行の「したく」と大手銀行のカードローン商品について、金利・限度額に、どのような差があるのかを比較してみます。
まず、各行それぞれの金利・限度額を以下に見てみます。
金利
限度額
固定・変動
三井住友銀行
年1.5~14.5%
10~800万円
変動
みずほ銀行
年2.0~14.0%※
800万円
変動
※住宅ローンの利用で年0.5%引き下げがあり、適用後の金利は年1.5~13.5%です。
これらを単純に比較すると、限度額が一番高いのは800万円、下限金利が一番低いのは、三井住友銀行の年1.5%となります。
ただし、金利比較で注意しておきたいことは、まず、申込者とその審査によって、個々に変わってくるということです。
加えて、下限金利が適用される可能性が高いのは、申込者の属性や信用力など審査のスコアリングが高いこと、さらに、限度額上限、あるいはそれに近い数字、ここでは800万円ほど借入する利用者に適用される可能性があるいうことです。
ですから例えば、どの銀行からも10万円を借り入れする場合を比較してみるとどの銀行の金利がお得かが分かるでしょう。
以下は、それぞれ10万円を借りた時の金利を出しています。
金利
ゆうちょ銀行
年14.9%
三井住友銀行
年12.0~14.5%
みずほ銀行
年14.0%※
※住宅ローンの利用で年0.5%引き下げがあり、適用後の金利は年13.5%です。
このように、借入金額を変えて計算をしてみると、金利も変わることが分かります。
仮に10万円を借りる場合、金利で一番お得な銀行は、三井住友銀行 カードローン、その他は、ほぼ変わりなく年14%台ということになるでしょう。
また、上記5行の金利に関する大きな違いは、固定金利か、変動金利かという点です。
上記からお分かりいただけるように、ゆうちょ銀行以外は、すべて変動金利を採用しています。
変動金利は、定期的な金利の見直しがあり、金融情勢によって金利が上下する可能性があります。
金利が下がる分には、問題ありませんが、金利が上がってしまうという可能性もありますので、金利変動によるリスクについて、特に返済が長期間に渡るという場合には、このような点からの見通しも必要になるでしょう。
3.利用方法
ゆうちょ銀行の「したく」の場合、専用のローンカードが発行され、気軽に全国の提携ATMやCDで利用することができます。
また、他の金融機関のカードローンと同様に、利用限度額内であれば、何度でも繰り返し借り入れができるシステムです。
前項で説明した通り、「したく」では、他の金融機関のように口座開設をする手間がない代わりに、このローンカードの発行だけは借入のために必要になります。
このように「したく」の口座開設をする必要がないという点は、忙しい方にとってはありがたいポイントですが、ネットを利用して金融取引をしたいという方にとって、この利点は、大した魅力にはならないということを覚えておいたほうがいいでしょう。
ほとんどの大手銀行が、導入しているインターネットバンキングは、ネット上で借入や返済ができるという方法です。
ですから、日頃からネットに親しみ、パソコンやモバイルを活用したローンの利用法をお考えの方には「したく」では、利便性に欠けると感じるかもしれません。
ただ、「したく」の利用方法は、基本的に専用カードを利用してお金を借り、そして、同様の方法で返済するという非常にシンプルなものですので、ネットなどに抵抗がある高齢者にとっては、利用しやすいシステムです。
4.資金使途
事業性資金には、利用することができませんが、その他については原則自由です。
これについては、大手行も変わりはありません。
5.年齢制限
「したく」に申込が出来る年齢は、申し込み時の年齢が満20歳以上満70歳以下で、安定した収入のある方とされています。
この年齢制限で間違いやすいのは、上限年齢と利用期限の違いについてです。
ここで上限年齢が満70歳と設定されていたとしても、最終的に利用できるのが70歳以下までという訳ではありません。
ゆうちょの説明によれば、満76歳に達した後、最初に到来する契約更新時以降は、新規利用はできません。
ですから、利用期間は、申込可能な年齢よりも長いということになりますので、上限年齢に近いということであれば、この点は、よく理解しておく必要があります。
また、この上限年齢を大手行と比較すると「したく」がいかに年金受給者層に利用しやすい設定になっているかがわかります。
下記に、それぞれの上限年齢を挙げてみます。
- 三菱UFJ銀行「バンクイック」:65歳未満
- 三井住友銀行 カードローン:満69歳以下
- みずほ銀行カードローン:66歳未満
このように「したく」は他行と比べても幅広い年齢層に利用できる商品となっています。
ですから、上限年齢でお悩みの方は、窓口やコールセンターで相談に乗ってくれますし、利用方法や返済計画を含めて一度最寄りのゆうちょ銀行を訪ねるのもオススメです
6.申込方法
申込方法は、「ネット・電話・郵送・窓口」の4つで、他行とほぼ変わりません。
ただ、もう一つ覚えておきたい方法として、QRコードを利用したものも最後に説明を加えていますので、参考にしてみてください。
1)インターネットからの申し込み
「したく」HPの申し込み説明にあるバナーをクリックするとフォームに遷移します。
続いて、個人情報の利用に関する同意書・カードローン契約規定及び保証委託約款への同意をします。
必要事項(本人情報・勤務先情報・アンケート)を入力して、返送すれば申し込みは完了です。
ネットでの申し込みは、24時間365日、いつでも自分の都合のいい時間に申し込みをすることができるので便利です。
2)電話での申し込み
スルガ銀行ゆうちょローンサービスセンターのフリーダイヤルに電話をして口頭で申し込みをする方法です。
ただし、申込受付時間は、平日月曜日から金曜日の9:00-19:00と決められていますので急ぎの場合には、受付終了時間前に連絡を終えられるよう注意しなければなりません。
3)メールオーダーでの申し込み
郵送での申し込みの場合、まず、カードローン取り扱い店舗で申込書を受け取る、または、申込書類を請求するところから始まります。
資料到着後、申し込みフォームに記入をし、本人確認資料を添付した上で、専用の返信用封筒を利用して、返送します。
この方法の場合、申込後、自宅に資料が届くまでの時間、返信した書類がゆうちょ銀行に届くまでの時間も考えなくてはなりませんので、他の方法に比べて、明らかに手続きの時間が遅くなるということは把握しておくべきでしょう。
4)店舗窓口での申し込み
こちらは、「したく」の取り扱い店舗で申し込みをする方法です。
商品を取り扱う店舗の雰囲気や対応などを含め、相手の顔が見える申込方法になりますので、特にカードローンが初めてという方や相談したいことがあるという方はこちらの方法がおすすめです。
QRコードを利用する場合
さらに、他行の公式HPではあまり見かけることがありませんが、モバイルからQRコードを読み取る方法も用意されています。
これによって、便利に「したく」の資料請求や申し込みができますので、携帯電話からのコード読み取りが一番便利という方は、こちらもおすすめです。
QRコード読み取りを利用した場合の手順
手順は、まず、モバイルからQRコードを読み取ります。
次に、移行したページでキャリアの選択がありますので、スマートフォン、iモード等を選択します。
その後、スルガ銀行のゆうちょ専用支店のページに移りますのでそこから手続きを開始します。
手続き画面で「1.カードローンお申し込み」を選択すると、インターネットまたは、電話からの手続きができるようになっていますので、いずれかの方法を選んで申し込みをすることになります。
先に書いたように、大手行の申込方法もほぼ変わりはありませんが、数で言えば、三井住友銀行が一番多いかもしれません。
ちなみに三井住友銀行 カードローンの申し込み方法は、
- 1.パソコン・スマートフォン
- 2.インターネットバンキング(SMBCダイレクト)
- 3.電話
- 4.ローン契約機(ACM)
- 5.窓口(※)店内のローン契約機
の6つです。
近年のローン申込方法の主流は、したくが設定しているような「ネット・電話・窓口(※)店内のローン契約機」です。
しかし、消費者の中には、インターネットバンキングやローン契約機などを利用して、「できる限り人と会ったり、コミュニケーションをせずに気楽に手続きがしたい」という方や自分の都合で手続きができて、尚且つスピーディーな手続きができるのであれば、それに越したことはないという方もいらっしゃいます。
そういった希望をお持ちの方は、申込方法の多い銀行を選択すると、時間や郵送などの煩わしさから解放されることで精神的な負担も軽減されます。
さらに、満足度も上がりますので、申込方法など大したことはないなどと軽く見ることなく、自分の利用しやすい方法を取り入れている金融機関を選択するといいでしょう。
7.取扱店舗数
世代によっては「ネットや電話は、苦手」という方や「ローンのことは、対面で取引を行いたい」という方は意外と多いものです。
店舗に直接足を運び、商品をよく理解した上で、申し込みや契約ができ、何より安心して取引ができるという点で、インターネットがフルに利用される現在においても、店舗窓口での契約はまだまだ利用者が多い人気の方法です。
さらに、特にお金を用立てることを急いでいるわけではないという方の中には、対面での申し込みの安心感の他、商品について何でも相談することができることから、十分に納得した上で申し込みができるということも大きなポイントになっているようです。
店舗での申し込みを利用する場合、やはり気になるのは、自分の生活圏内に窓口があるかという利便性についてです。
では、ゆうちょ銀行でローン申し込みをする場合、店舗数はどのくらいになるのでしょう?
「したく」の取り扱いをしている窓口は、全国で233カ所です。
ゆうちょの中でも取り扱いのない店舗もありますが、言うまでもなくゆうちょは、全国規模ですので、十分な利便性を備えています。
ちなみに「したく」を提供しているスルガ銀行の国内店舗数は、133店舗です。
また、その他の銀行と便利さを国内窓口数で比較してみると、主婦やファミリー層に人気の高いイオン銀行は、135店舗、地銀大手の千葉銀行で181店舗、静岡銀行で200店舗(出張所含)ですので、ゆうちょ銀行のローン取り扱い窓口が多いということがお分かりいただけるでしょう。
ただ、メガバンクと比較すると、三井住友銀行の国内本支店数は、440カ所、三菱UFJ銀行が、766カ所、みずほ銀行が、本支店だけで421カ所となります。
大手行と比較すると、ゆうちょの取扱店舗数は見劣りしてしまうように思えますが、大手銀行の支店が地方でも都市部に集中していることを考えれば、大差で利便性が劣っていると一概には言えません。
ですから、ローン取り扱い店舗数を他行と比較してみても、ゆうちょ銀行は、全国的に見て十分便利だと言えるでしょう。
8.必要書類
書類の提出は、郵送、または店頭窓口への提出の2パターンがありますが、本審査の際にチェックされる必要書類は、どのようなものを指すのか、確認しておきましょう。
申し込みの流れStep3で銀行に提出する必要書類は、次の通りです。
- カードローン「したく」申込書、保証委託申込書、保証委託契約書
- 本人確認書類
- 所得確認資料(申込み金額が50万円を超える場合)
●本人確認資料
1) 運転免許証
2) 顔写真付き住基ネットカード
3) 個人番号カード
4)パスポート
5)健康保険証
6)外国人登録証明書、在留カード、特別永住者証明書のうち1点
ただし、上記4~6の本人確認資料を提出する場合、「直近3カ月以内に発行された住所が確認できる公共料金の請求書や領収書、または国税・地方税の領収書」あるいは、「発行後3カ月以内の住民票、印鑑証明書、納税証明書」を添えて提出しなければなりませんので、申し込みが決まり次第、準備を始めておくとスムーズに事が運びます。
●所得確認資料
所得確認資料の提出は、申込額が50万円を超える場合に必ず必要になるものですので、必要な場合は、こちらも早めの準備をおすすめします。
申込金額が50万円を超える際は、以下のいずれかの所得確認資料が必要となります。
1) 源泉徴収票
2) 住民税決定通知書
3) 所得証明書
4) 給与明細書2カ月分
5) 確定申告書第1表、第2表
ご存知の通り、消費者金融では、収入証明書による年収の確認が貸金業法という法律によって義務付けられているため、50万円以上の借入れをする場合、提出は必須です。
一方、銀行は?と言えば、これまで所得確認書類は、金融機関それぞれの方針によって提出の要否が決められていました。
一時期、銀行カードローンの広告では、「収入証明書提出不要!」などの文字が目立っていることがありました。
ただ、最近では、所得確認に関する取り決めが、徐々に厳しく変化し、ほとんどの銀行がそのような広告を打つことは無くなりました。
ほんの一時期の、この手のひらを反すような状況は、もとをただせば改正貸金業法の導入や厳しさを増す金融市場、長引く経済不安が引き金となったものでした。
総量規制の導入によって、一気にカードローンの売り上げを落とした消費者金融を追って、銀行が個人融資事業に本格的に参入したことによって、銀行のカードローン収入が勢いを増しました。
それによって、銀行間での顧客争奪戦が始まり、金利を下げ、限度額を上げ、消費者が利用しやすい商品を打ち出していったのです。
しかし、過熱する低金利と限度額競争によって、金融庁、その他関係各所から、多重債務問題再燃かと警告を受け、銀行側も多重債務問題に配慮した商品と業務内容を展開せざるを得なくなったという訳です。
このようなことから、現在は、どの銀行でも50万円など一定ラインを超える場合には、必ず、所得証明書を提出するようルールが変わってきています。
ですから、どの銀行であっても目安として、50万円以上の借入を考えている場合には、所得証明書類は準備しておくべきでしょう。
ただし、この点が不安で申し込みを躊躇しているようであれば、まずは、窓口やコールセンターなどに相談してみるといいでしょう。
9.申し込みから利用開始までの期間
先にも挙げたように、「したく」での即日融資は、不可能と考えておいた方が良いでしょう。
ゆうちょ銀行では、「したく」の利用開始までの期間を最短で10日と回答しています。
ただし、申し込みをしてから利用開始までの時間は、申込方法、連絡状況、郵便事情によっても若干の違いも出てきますので、余裕をもって2~3週間程度を目安としておくと良いでしょう。
融資を受け取るまでの時間を大手行と比較すると、申し込み手順に郵送を経由する分、スピードはかなり劣ります。
ただし、これらは、あくまで条件を揃えた場合の話で、新規に口座を開設しなければならず、WEB申し込みは苦手なので、他の方法で申し込みをするなど条件から外れてしまえば、やはり、時間はかかります。
その場合の他行のスピードについてですが、ゆうちょ銀行よりも若干早い、あるいは同レベルの2-3週間は、どの金融機関もかかると考えておいて間違いないでしょう。
ただ、即日融資に関してはアコム、プロミス、アイフルなどの大手消費者金融には銀行はかないません。
※ 審査時間や融資時間に関しては、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
そもそも銀行では即日融資は不可能です。
10.返済について
以下では、「返済方法」「返済日」「月々の返済金額」について、ゆうちょ銀行と大手行を比較しながら見ています。
1)返済方法
・ゆうちょ銀行「したく」 返済方法は1つ。
専用ローンカードを利用してATMから返済する方法のみです。
利用できるATMは、ゆうちょ銀行、スルガ銀行、セブン銀行・イーネットのATM・タウンネットワークサービスのATM・イオン銀行のATMと多く、銀行が営業していなくても、近くにコンビニがあれば、24時間いつでも返済できる便利な方法を採用しています。
しかし、選択肢がないのはデメリットでしかありませんね。
・三井住友銀行 カードローン 返済方法3つ。
①口座振替による方法
カードローンの返済用貯金口座から自動引き落としで返済する方法です。
②ATMから返済する方法
この方法は、ローン専用カードを利用する方法と普通預金キャッシュカードでの返済いずれかを利用します。
ローン専用カードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、ゆうちょATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、ファミリーマートなどに設置されたイーネットATMです。
普通預金キャッシュカードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATMです。
③振り込みによる返済
インターネットバンキング(SMBCダイレクト)を利用して、カードローン口座に振込をする方法です。
ただし、振込手数料は、負担しなければなりませんので、どのくらいの費用になるのかチェックしておくと良いでしょう。
みずほ銀行 返済方法1つ。
みずほ銀行カードローンでは、口座振替による返済のみとなります。
ただし、月々の返済の他随時返済をしたいという場合には、同行ATM、ゆうちょ銀行ATM、コンビニATM(イーネット、ローソン、セブン銀行)から返済をすることができます。
2)返済日
・ゆうちょ銀行「したく」
毎月1日までに返済(20日から翌月1日までの期間中に返済)。
・三井住友銀行
「5日、15日、25日、月末」の4日のうち、自分の都合の良い日から1日を選択することができます。
・みずほ銀行
毎月 10 日に口座から引き落としされます。
3)返済金額
返済額について、検索をすると、利用残高に関係なく「○○カードローン 最小返済額2000円」といった情報があり、いくら借りても2000円から返済ができると誤解をされている方が少なくないようです。
しかし、約定返済額(ミニマムペイメント)は、利用残高に応じて決定するものですので、利用開始後に困らないよう、この点はきちんと把握しておくべきです。
以下では、例として、利用額10万円、50万円、100万円の場合の月々の返済額を上げておきます。
ゆうちょ銀行「したく」
- 10万円以下:3000円以上
- 50万円超2万円以上
- 100万円超3万円以上
三井住友銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…11,000円
- 100万円超110万円以下…16,000円
みずほ銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…12,000円
- 100万円超110万円以下…22,000円
なお、上記は、限度額が200万円未満の場合です。
限度額200万円以上になると、上記とは金額が変わりますので、注意してください。
このように、返済だけを比較しただけでも、銀行によってさまざまであることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
「返済方法」や「返済日」が、シンプルに1つと決まっている銀行や複数から便利に選択できるカードローン、また「月々の返済金額」では、例えば10万円以下の同じ金額を借入しても返済額は、1000円から1万円までと随分と開きがあることが分かります。
利用者の中には、月々2万円も3万円も返すことはできないという方もいらっしゃるでしょうし、返済日を自分の都合に合わせて指定できた方が返済しやすいという方もいるでしょう。
例えば、「したく」の最少返済額が3000円からという情報だけを見て、安心して、100万円利用したけれど、実は、100万円超は3万円以上で返済が難しくなってしまったといった事態にならないためにも、しっかりと理解した上で申し込みをしなければなりません。
カードローンは、審査に通過して希望する金額を手にすれば、それで成功したと思われる方が多いのですが、実際には、完済してはじめて上手な使い方ができたと言えるものです。
そのことを忘れず、自分の家計に合わせて、無理のないカードローン利用をするためにも、返済については、十分に比較するべきです。
ゆうちょ銀行カードローン「したく」の上手な使い方
金利設定が同じくらいの金融機関何社かで、申込先を悩んでいるのなら、決め手は、やはり信頼性と自分の希望する利便性を備えているかということになるでしょう。
例え、他の金融機関と比較すると格段に金利が低い金融機関を見つけたとしても、信頼していい金融機関なのか、利用しながら戸惑い続けるようでは、精神的にも疲れ、長続きしないからです。
また、金利は高いが、即日融資のサービスは優れているという金融機関は、借入を急いでいる申込者には利便性が高いと言えますが、スピードは気にしないけれど、とにかく安全性と低金利が重要という申込者にとっては、自分に合った取引きができるとは考えられません。
これはカードローン全般に言えることですが、満足した使い方ができるかどうかは、自分の目的に合った商品選びができるかにかかってきますので、申し込み前の商品チェックは、納得できるまでされることをおすすめします。
上の説明からもお分かりの通り、ゆうちょ銀行「したく」では、即日融資は叶いません。
また、借入希望額は500万円以上必要、自宅に郵便物が送られてくるのは絶対にイヤ!という方にとっても郵送でのやり取りが多い「したく」は、ベストな商品とは言えないでしょう。
逆に特に「したく」を上手に、しかも、満足して活用できる方は、年齢制限ではじかれてしまったというような年金収入の方、その他、職業が主婦やアルバイト、パートで他行では申し込みを、受け入れてはもらえないという方、普段からゆうちょ銀行が身近にあり安心できるという方です。
このようにカードローンを上手に活用できるかどうかの境界線は、自分が、どのような状況で何を目的にどのようにお金を使いたいのかが、きちんと整理できているか否か、そして、そのことを前提に、的を絞った商品選びができているかどうかにあります。
カードローン商品を比較選択する際には、上記のポイントに留意し、現在の収入を考え、無理なく完済できる範囲で利用するよう心がけましょう。
ゆうちょ銀行の安心感、カードローン「したく」の登場とその背景とは?
ここからはゆうちょ銀行のカードローンが登場してきたその背景や歴史などについて考えてみたいと思います。
ゆうちょ銀行、その人気の秘密とは?
これまでの郵便事業が、日本郵政株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険へと民営化して、既に10年経過しようとしているとは言っても、「お金は、郵便貯金」「郵便局なら安心」と国営の名残りが色濃く染み付いている方は、まだまだ、多いようです。
それもそのはずで、100年以上に渡って、国主導の公共性の高い経営を行ってきたという歴史は、多くの人の生活との関わりの中で深く根付いてきたのです。
その郵便局が、日本政府によって郵政民営化されたのは、2007年10月のことです。
小泉政権下で2005年に公布された「郵政民営化法」によって、それまで日本郵政公社の事業として行ってきた郵便貯金は「ゆうちょ銀行」としてスタートしました。
その時点で、既に国内最大の貯金残高を保有し、競合他社にとっても大変恐ろしい存在の金融機関として出発したことは間違いありません。
さらに、ゆうちょ銀行が、国営の名残り以上に、特に年配者を惹き付けたのには、理由がありました。
全国銀行協会による消費者動向調査によれば、消費者が、金融機関を選択する際に最も重要なポイントとして挙げているのが、「ATMが多く、身近な場所にある」「店舗が多く、身近にある」ことです。
言うまでもなく、ゆうちょ銀行は、日本全国あらゆる地域に支店があります。
そして、このポイントは、ゆうちょ銀行にとって最大の強みです。
また、さらには、消費者にとっても、大きなポイントなのです。
少子高齢化によって生活の利便性も失われがちな地方や過疎地域であっても、「郵便局」は、生活圏内にあります。
大きな銀行に行くには、街まで出なければならないけれど、郵便局なら徒歩圏内にあるというところも、特に地方には多いのではないでしょうか。
都市部のように便利な交通手段がない地方では、遠出するのが難しいという方は、意外と多くいらっしゃるものです。
それが、ひとり暮らしのご年配の方ともなると特にそのような環境の中にいる方は多いでしょう。
ですから、気軽に利用できる近さは、なんと言っても利用者の魅力になるという訳です。
さらに、先ほども申し上げたように、一家代々利用しているという安心感も人気の秘密です。
郵便に関する用事はもちろん、貯金、保険と多くの人が、さまざまな目的で足を運ぶ機会があり、気軽に利用しやすい環境になっているのです。
窓口に行けば、幼いころから知っている人が働いているというのも特に地方の郵便局にはよく見られる光景で、そこには顔見知りだからという信頼と安心感があるのです。
このように、ゆうちょ銀行は、国営時代からの長い歴史と信頼、利用者にとっての利便性と親しみやすさという点で、新たにカードローン事業に参入するという段階にあっても、他行に一歩リードをおいていました。
「郵便局」でお金を借りる方法とは?
ちなみに、郵便局でお金を借りる方法は、ここで取り上げているカードローン「したく」だけではありません。
実際のところ、ゆうちょ銀行でお金を借りる方法は、主に6つ、下記のようなものがあります。
- 1)カードローン「したく」
- 2)ホームローン「夢舞台」
- 3)フリーローン「夢航路」
- 4)財産形成貯金担保貸付け
- 5)貯金担保自動貸付け
- 6)国債等担保自動貸付け
商品ひとつひとつ、利用方法が違いますので、参考までに「したく」以外の商品を以下、簡単に説明しておきます。
・ホームローン「夢舞台」
こちらは、その名の通り、住宅購入を目的としたローン商品です。
「夢舞台」の特徴は、新たに家を購入するファミリー層のためのローンだけではなく、さまざまな年齢や境遇にある方にあう商品を用意している点です。
夢舞台は、基本プランを中心に、個人事業主や働く独身女性、中小企業オーナーやアクティブシニア、別荘を購入したいと考えている方や最長50年のゆとり返済で若手ビジネスマンの住宅購入を応援するプランなどそれぞれにあった商品が選択できるよう全部で15のプランが準備されています。
また、「子育て応援特典制度」などが設けられ、ローン期間中に子供が一人誕生すると出産祝いとして利用中の住宅ローンの金利を優遇してくれるという子育て世代には嬉しいサービスも用意されています。
・パーソナルローン「夢航路」
「夢航路」には、親孝行型と目的型の大きく二つの商品が用意されています。
親孝行型は、両親の介護、福祉施設への入居資金、実家のバリアフリー化などの資金に利用できる商品です。
一方の目的型は、スキルアップのための「自己投資プラン」、子供の入学進学等に合わせた「教育プラン」、車の購入等に利用する「オートプラン」、結婚・出産費用のための「ハッピープラン」、太陽光発電システム導入など環境保護に役立つ資金の「エコプラン」、自宅等の「リフォームプラン」、土地・建物購入のための「不動産プラン」、事業資金以外のさまざまな目的に利用できる「フリープラン」と8つのプランが、目的別に用意されています。
親孝行型、目的型のいずれも年齢に関する利用条件は、「20歳以上70歳以下の個人」となっている点など、他の金融機関と比較すると若干上限年齢が高く設定されていますので、年齢制限でお悩みの方は、相談されるといいでしょう。
・財産形成貯金担保貸付け
こちらは、ゆうちょ銀行の貯金商品である財形定額貯金(給料やボーナスから天引きで積み立てる貯金)、財形年金定額貯金(老後の貯えのための年金貯金)、財形住宅定額貯金(住宅の購入資金を貯めるための積み立て貯金)のいずれかを担保にして、お金を借りる方法です。
・貯金担保自動貸付け
こちらもゆうちょ銀行の貯金商品を担保利用した借り入れです。
担保となるのは、定額貯金(預入の日から起算して6カ月は引出不可の貯金)、定期貯金(預入期間を設定して預入れをする貯金)です。
・国債等担保自動貸付け
ゆうちょ銀行、郵便局の貯金窓口で購入した個人向け国債を担保として、額面金額に相当するお金を借り入れることができるというものです。
上記6つのゆうちょの商品を目的を度外視して比較してみると、商品が大きく2つのグループに分けられていることに気が付きます。
1つは、4~6の商品には、ゆうちょ銀行で購入した国債や貯金など、ゆうちょを利用して得た担保が必要になるということ。
また、もう1点は、1~3の商品は、ゆうちょ銀行で取り扱いをしているものの契約は、スルガ銀行と行うという点です。
ゆうちょ銀行のしたくは、スルガ銀行が融資をしている!?それはなぜ?
それではなぜゆうちょ銀行のローン商品はスルガ銀行なのかを解説していきたいと思います。
ゆうちょ銀行が、スルガ銀行の代理店?
「したく」の商品説明を見ていくと、例えば、「スルガ銀行とご契約いただきます」あるいは、金利についても「スルガ銀行が決定させていただきます」といった記載があるなど、重要な部分にスルガ銀行が立ち入ってくるなと思われた方もいらっしゃるでしょう。
また、ホームページでカードローンの詳細を調べようとすると、「スルガ銀行ゆうちょ専用支店」「スルガ銀行ゆうちょローンサービスセンター カードローンデスク」など、ゆうちょ銀行とスルガ銀行の名前が仲良く並んでいることを不思議に感じた方もいらっしゃるかもしれません。
では、なぜ、そのようなしくみになっているのでしょうか?
実際に、ゆうちょ銀行が取り扱っている「したく」は、ゆうちょ独自の商品ではなく、スルガ銀行の商品です。
そのスルガ銀行の商品である「したく」を扱う代理店として、ゆうちょは商品を提供しているのです。
郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がないのはなぜ?
2015年、日本郵政傘下のかんぽ生命、ゆうちょ銀行3社が、東京証券取引所1部にそろって上場したニュースを更なる金融市場競争の激化とみた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのような勢いの中にあってもゆうちょ銀行には、個人向け融資の独自の商品が無かったのです。
郵政民営化以降の2012年にゆうちょ銀行は、法人向け融資や住宅ローン、カードローンへの新規事業参入のため許可申請を金融庁、及び総務省に提出しました。
この時点で、政府の郵政民営化委員会は、条件付きで申請を受け入れる構えでいましたが、金融庁は、ゆうちょ銀行の審査能力など融資業務を行う体制について疑問視したのです。
このような状況の中で、ゆうちょ銀行は、長きにわたって申請に対しての許可、不許可の判断が得られないまま、新規事業への参入も適わず足踏み状態を続けてきたのです。
しかし、両省庁が、ゆうちょ銀行の新規業務参入への判断に時間を要したのには、ゆうちょが独自のローン商品を取り扱うことによって業績を圧迫される可能性の高い民間の金融機関からの批判も大きな理由になっていたことは間違いありません。
このような事情を背景に、政府による郵政民営化の動きと共に業務提携の協議を行ってきたゆうちょ銀行とスルガ銀行は、個人ローンにおける業務内容に合意、スルガが融資をし、ゆうちょが仲介をするというかたちで2008年5月に商品発売を開始したのです。
このように、政府による融資業務認可を得ることができないゆうちょ銀行は、独自のローン商品ではなく、スルガ銀行の商品を利用し、消費者のニーズにどうにか答えてきたという経緯があるのです。
そして、政府による業務許可が下りないことこそが、郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がない最大の理由と言えるでしょう。
しかし、郵政民営化をしたにもかかわらず政府の方針によって抑え込まれてきたかに見えた個人向け無担保融資に関する一件も、最近、やっと大きな動きを見せました。
2017年に入り、ゆうちょ銀行は、融資業務許可を得るため、金融庁および総務省に再申請しました。
低金利と競争激化で十分な収益を見込むことができないと判断した住宅ローンや企業融資については申請を取りやめ、個人向け無担保融資のみの申請を行ったのです。
これによって、ゆうちょ銀行は、2017年6月に許可を取得。
商品は、無担保融資で、通帳残高が無くなっても、限度額まではキャッシュカードを利用して借り入れができるというものです。
ただ、ゆうちょ銀行側は、あくまで口座保有者向けであるという点でカードローンとは違うと強調していますが、利用方法等はカードローンと変わりなく利便性の高い商品となることが予想されます。
同商品の金利は、10%前半として検討され、限度額は低いものの競合他社にとっては痛手になることは間違いありません。
また、疑問視されてきた融資審査能力についてもスルガ銀行系の保証会社へ出資することで、当面はクリアしていくと示されているようです。
同行では、今後、システムを構築・整備し、早ければ2018年、遅くとも2019年頃には事業を始めたいという意向です。
さらに、同時期に金融市場の多様化に対応するため、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の運用業務認可も取得するなど、ゆうちょ銀行は、民間としての立場で一層勢いを増しているという印象を受ける方も多いでしょう。
民営銀行としてローン商品も出せる状態になったゆうちょ銀行。
今後のサービス展開に注目ですね!
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
※ まさに「はじめてのアコム」!アコムは初めての方が借りやすく、審査通過率が高くなっています。
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最高500万円まで(初回は300万円まで)借入が出来るので、限度額が低いカードを何枚も持って混乱してしまうといったことがなくなります。
また、毎月の最低返済額は3,000円から(返済時の借入残高が10万円以下の場合)可能なので、ゆとりのある返済が可能です。
年利 | 7.0%~14.9% | 借入上限 | 10万円~500万円(初回300万円まで) |
---|---|---|---|
口座開設 | 不要 | 担保・保証人 | 不要 |
ゆうちょ銀行「したく」の特徴
入会金、年会費無料!
最近のカードローンは、入会金や年会費を支払う商品の方がめずらしくなっていますが、未だに維持費として、請求をしている金融機関もあるようです。ただ、お金に困っている時に、余分な出費を避けられるのはありがたい特典です。
当サイトでは入会金、熱M回避が発生するカードローンは取り扱っていません!
口座開設、印鑑不要!
口座開設の手間がかからないのも、したくの特徴です。最近、特に銀行でカードローンを契約する場合、同行、または指定金融機関の口座開設が条件になっていることが多いのはご存知の通りです。
他の金融機関でも口座を持っている上に、新たに通帳を作るとなると印鑑の管理なども必要になって面倒という方も多いでしょう。
上記のような条件を出す金融機関が増えている中で、「したく」は、口座も印鑑も準備する必要がなく面倒な手続きも省けますので、大変便利なローンと言えます。
金利7.0%~14.9%の固定金利
変動金利のように、社会や金融市場の動きによって金利が変わってしまうことがないため、例え返済期間を長く設定していたとしても、安心して利用することができます。また、上限金利18%がほとんどの貸金業者の金利水準と比較すると、金利も低く設定されているため、その他の目的が同条件の消費者金融とで申し込みを迷っているのであれば、まずは、こちらからトライしてみるのが賢い方法と言えるでしょう。
ただし銀行カードローンの中では金利は高め
ゆうちょという知名度と安心感にだまされてしまいますが、実は設定金利は銀行の中でもかなり高めの金利になっています。三井住友銀行 カードローンなら条件はほぼ一緒で銀行ならではの金利で借りることができます。
主婦、パート、アルバイト、年金受給者の方も申し込み可能!
したくの「申し込み対象者」は、「申込時の年齢が満20歳以上70歳以下で、安定した収入がある方」です。大多数の金融機関が、日本企業の退職者年齢(60-65歳)を目安に申込者の上限年齢を設定している中で、こちらの商品は高齢者でも安心の年齢設定になっていると言えるでしょう。
また、年金を「収入」と考えない金融機関も多くある中で、年金を安定した収入として申し込み受付をしてくれるという点も年金受給者にとっては、大変ありがたい設定です。
さらに、したくは、年金暮らしの高齢者ばかりでなく、収入の点でカードローンの申し込みには、パートやアルバイトで生計を立てている方にとっても嬉しいカードローンです。
銀行融資は、敷居が高いと言われてきた理由の一つに、大口の取引をメインとしてきたために、個人の、それも低所得で、安定しない職業の方は金融機関から敬遠されがちだったという経緯があります。
その状況も徐々に変わりつつあるものの、申込条件に「年収〇百万円以上」といった記載がある銀行やパート、アルバイト、年金受給者、あるいはそのいずれかが申込不可となっている金融機関はまだまだ存在します。
ゆとりの限度額&無理のない返済額
利用限度額は、最高500万円までとそれぞれの希望に合わせた使い方ができるゆとりある設定です。ただし、初めての借り入れの場合は、限度額は300万円までとなっていますので覚えておくといいでしょう。
また、返済額の設定も3000円からと安心して計画を立てることができる点も魅力です。
キャッシュカードや銀行のカードローン、消費者金融のキャッシングなど限度額の低いカードを何枚も利用して、管理しにくい返済日にお困りの方を見かけることがありますが、信頼できる1枚に決めて利用すれば、複数の返済に手を煩わされることもなく安心です。
最短即日で融資可能かどうかが分かるシステム
こちらも「したく」が、特長の1つとして挙げているように、電話申し込みの場合、最短即日で融資してもらえるかどうかの回答を得ることができます。仮審査の結果を30分で知ることができるというシステムは、審査が遅いと言われてきた銀行の中において、まだ数えるほどしかありません。
ですから、審査回答を少しでも早く知りたいという方にとっては、メリットと言えます。
このように短時間で借り審査の結果がわかりますので、お急ぎの方は、申し込み方法に留意して、融資可能かをチェックされるといいでしょう。
ただし、審査結果は早く知れても実際の融資は正式契約の書類の返送とカードの受取りがすまないことにはお金を借りることはできません。
ゆうちょ銀行という利便性と信頼性
「したく」は、ローンカード1枚持ち歩いてさえいれば、全国のゆうちょ銀行をはじめ、スルガ銀行、ゆうちょ銀行とスルガ銀行の提携ATM(イオン銀行、セブン銀行、E-netマーク、タウンネットワークサービス、そして全国の提携金融機関に設置してあるATM・CD)と多くの場所で利用することができる利便性の高い魅力あるカードです。また、言うまでもなく「ちょっとそこまで」と気張らず通える距離感と質問や問題があってもすぐに聞きに行くことができるという便利さは、他行とは比にならないかもしれません。
そして、ゆうちょ銀行のしたくを利用する最大のメリットは、何よりも利用者自身が安心して利用できるという点でしょう。
見ず知らずの土地に赴くというだけで、遠く、不安に感じられるのと逆に生活の中に身近に存在してきたゆうちょは、それだけで、ほっとできるという方も多いのではないでしょうか。
民営化してその名称やシステムが変わったとは言っても、消費者側が寄せる信頼に大きな変化はないというのが、一つの理由です。
実際、どんなに金利が低く、お得な特典があったとしても、一度も利用したことがない、信用できるかどうかわからない金融機関を利用するのは、大変リスキーで、大丈夫だろうかと考えるだけでも精神的に疲れるものです。
これまで、融資を受けるというと信頼では「銀行」が一番というイメージが強かったように思いますが、長きに渡り国が管理してきた歴史を持つゆうちょは、その銀行とも違った大きな安心感があると感じる方が多いようです。
身の回りのありとあらゆる財産を守るため、安心や安全をお金を払って買う時代です。
ただ、「そんなことは気にしない!」「まずは、低金利!」と、精神的な代償よりも1%でも低い金利の方が大切という方は、別ですが、そのような状況の中で、はじめから信頼できるという点は、利用者にとって大きなポイントとなることは言うまでもないでしょう。
知っておきたいゆうちょ銀行カードローン「したく」利用上の注意点
申し込みから融資までの時間はかなり遅い
前章でも少し書きましたが、最近では、随分早くなったと言われる銀行カードローンの利用開始までのスピードですが、消費者金融のそれと比較するとどうしても、見劣りしてしまいます。「したく」も、貸金業者のような即日融資は難しいため、1時間でも早く融資を受けたいという方は他の商品を選択する方が良いでしょう。
いくら自分にとって身近で利用しやすいと言っても、早くお金を用立てなければならないという自分の目的に沿った商品でなければ、満足できる取引にはならないからです。
「したく」の場合、融資までに最短でも10日、平均しても2週間以上はかかりますので、特に借入を急いでいるという方にとってこの点はデメリットとなるでしょう。
ローンカードは到着してもすぐには利用できない!?
申し込みから融資までのスピードの他、特にお急ぎの方に知っておいていただきたい点が、ローンカードは到着しても、すぐに利用できるわけではないということです。ローン利用を開始するためには、カードを受け取った後、カード送付台紙に記載されている電話番号へ連絡する必要があります。
この手続きを踏むことによって、やっと利用開始となりますので、こちらも把握しておいたほうが良さそうです。
絶対に即日融資を受けたい場合
ゆうちょ銀行のカードローン「したく」は、スルガ銀行およびスルガ銀行所定の保証会社の審査があるため、融資までに時間が掛かってしまう可能性があります。また、審査承認後に契約書類が郵送され、返送後に契約完了、カード発行(郵送)が契約までの流れのため、即日融資は不可能です。
そして、確実に郵送が発生する仕組みのため、家族にばれないように借入したいと考えている方には不向きなカードローンとなります。
その日の内に確実にお金を借りたい! ということであれば、即日融資が可能なカードローン・キャッシングを利用する方が確実です。
家族にバレずに借りたい!ということなら、【郵送物一切なし】家族にバレないカードローンで郵送のないカードローンやキャッシングを紹介しています。
仮審査時に在籍確認がある!?
勤務先に電話が入るとあって、気にかける方が多い在籍確認ですが、多くの場合、本審査時にかかってくるというのが定番です。ただ、「したく」の場合、仮審査時にも電話がかかってくる可能性もあるということは留意しておくべきでしょう。
どのような申込者に在籍確認をするのかといった点については、非公開となっていますので、詳しく知ることはできません。
ただ、この時の電話では、銀行名は名乗らず担当者の個人名で電話がかかってくるようですので、その点は安心できるでしょう。
在籍確認の電話は、申込者全員にかかってくるというわけではありませんが、勤務先が個人宛の電話にうるさいといった風潮があるなど、気になる方は、事前にコールセンターや窓口などを利用して直接相談してみるのもいいでしょう。
大手か?ゆうちょか?10項目徹底比較!!果たして「したく」はよい商品なのか?
ここからはしたくの商品詳細について順を追って解説していきます。
他の銀行カードローンと比較することで商品選択の参考にしてみてください。
1.申し込みから審査、融資までの流れ
まずは、申し込みから借入が可能になるまでの手順をstep1から簡単にチェックしておきましょう。
窓口、インターネット、電話、郵送とその方法によって若干手順が変わることもありますが、基本的な流れは全て同じです。
Step1 申し込み
申し込みフォームに必要事項を記載し、返送します。
インターネットでの申し込みの場合は、申込書を取りに行く手間や送られてくるまでの時間を気にすることなく、都合のいい時に必要事項を入力し返送すればいいので便利です。
Step2 仮審査
申込書の内容に基づいて仮審査が行われます。
仮審査は、スルガ銀行独自の基準によるチェックと保証会社によるものがあります。
上に記したように、この時、電話で申し込みをした場合は、最短即日で仮審査の結果を知ることができます。
その他の方法で申し込みをされた場合は、もう少し時間がかかりますが、電話または郵送で審査結果の連絡が入ります。
Step3 申込書・必要書類発送
仮審査で承認を得ることができた場合、申込書が勤務先、または、自宅に郵送されてきますので、必要事項を記入し、指定された必要書類を添えて返送します。
なお、上記の通り申込書は、勤務先、または自宅に郵送されてきますが、この郵送先については、Step1の申し込みフォーム記入時に申込者本人が指定するもので、ゆうちょ銀行側が勝手に判断して、どちらかに郵送するようなことはありませんのでご安心ください。
Step4 本審査
申込書が銀行側に到着すると、次は、いよいよ本審査です。
ここでは、仮審査でのデータを含め、新たに提出した申込書と必要書類を基に貸し付けを行っても大丈夫な人物かといった最終的な判断が下されます。
さらに、本審査の最終段階で勤務先への在籍確認があります。
勤め先にカードローンの申し込み先から電話がかかってくる在籍確認を嫌がる利用者は、大勢います。
ただ、電話での確認は、「したく」に限ったことではなく、現在では、在籍確認がないローン会社の方が珍しいくらいですので、カードローンを利用するからには必ず通らなければならない道だと覚悟しておいた方がよさそうです。
Step5 カード受け取り・利用開始
本審査に通過すると、カードが自宅に郵送されてきます。
ただ、この段階ですぐにATMに行っても借り入れはできません。
これは、カード郵送中の事故防止のために行っているもので、受け取り確認をした後、利用開始できるようセキュリティ上重要な手続きとなっています。
ローンカードは、「したく」利用開始専用電話に連絡を入れ、手続き完了となって初めて利用できるようになりますので、忘れず連絡するようにしましょう。
「したく」の審査は、以上の流れになっています。
金融機関の中でも消費者金融など即日融資が得意な貸金業者を除いて、特に銀行は、上記の流れと大差はありません。
ただ、「したく」の手続きには、最低3回郵送を利用します。
一度目は、Step2仮審査後の申込書の受け取り、2度目は、その申込書の発送、3度目は、Step5でのカード受け取りです。
このように郵送を経由しますので、時間がかかるのはやむを得ないと言えるでしょう
振り込みによる即日融資のようにスピードと利用者の希望を追い求める金融機関が出てくる中で、こちらの「したく」に限らず、大手行でも、WEB完結申し込みを売りにしながら、最後のカード受け取りは、郵送にし、受け取りを最終的な本人確認として、安全とセキュリティ強化に取り組む金融機関もあります。
申込書の提出方法、ローンカード発行の有無、カード受け取りの方法等については、各行さまざまで、選択によって、手順や融資の受け取り方法などが変わってくる場合があります。
特に、カードローンに求めるサービスが、何をおいてもスピードという場合、まず、郵送を経由する金融機関は、速さについては得意ではありませんので、自分の目的や希望に合った取引をするためにも、これらの確認はきちんとしておくべきでしょう。
2.金利と限度額
「したく」の金利は、年7.0%-14.9%の固定金利、限度額は、10万円-500万円(ただし、初回の利用限度額は、300万円まで)となっています。
金利については、先にも取り上げましたが、限度額について考えてみると、消費者金融で500万円を借りることができる方は、総量規制による規定だけを前提に計算しても年収1,500万円以上の方です。
初回の300万円という限度額を考えても、貸金業者からの借入れであれば、900万円の年収が必要です。
それを考えれば、「したく」の限度額500万円という設定は、十分と言えるのではないでしょうか。
ただ、消費者金融での例だけでは、決め手に欠けますので、ここでは、このゆうちょ銀行の「したく」と大手銀行のカードローン商品について、金利・限度額に、どのような差があるのかを比較してみます。
まず、各行それぞれの金利・限度額を以下に見てみます。
金利 | 限度額 | 固定・変動 | |
---|---|---|---|
三井住友銀行 | 年1.5~14.5% | 10~800万円 | 変動 |
みずほ銀行 | 年2.0~14.0%※ | 800万円 | 変動 |
※住宅ローンの利用で年0.5%引き下げがあり、適用後の金利は年1.5~13.5%です。
これらを単純に比較すると、限度額が一番高いのは800万円、下限金利が一番低いのは、三井住友銀行の年1.5%となります。
ただし、金利比較で注意しておきたいことは、まず、申込者とその審査によって、個々に変わってくるということです。
加えて、下限金利が適用される可能性が高いのは、申込者の属性や信用力など審査のスコアリングが高いこと、さらに、限度額上限、あるいはそれに近い数字、ここでは800万円ほど借入する利用者に適用される可能性があるいうことです。
ですから例えば、どの銀行からも10万円を借り入れする場合を比較してみるとどの銀行の金利がお得かが分かるでしょう。
以下は、それぞれ10万円を借りた時の金利を出しています。
金利 | |
---|---|
ゆうちょ銀行 | 年14.9% |
三井住友銀行 | 年12.0~14.5% |
みずほ銀行 | 年14.0%※ |
※住宅ローンの利用で年0.5%引き下げがあり、適用後の金利は年13.5%です。
このように、借入金額を変えて計算をしてみると、金利も変わることが分かります。
仮に10万円を借りる場合、金利で一番お得な銀行は、三井住友銀行 カードローン、その他は、ほぼ変わりなく年14%台ということになるでしょう。
また、上記5行の金利に関する大きな違いは、固定金利か、変動金利かという点です。
上記からお分かりいただけるように、ゆうちょ銀行以外は、すべて変動金利を採用しています。
変動金利は、定期的な金利の見直しがあり、金融情勢によって金利が上下する可能性があります。
金利が下がる分には、問題ありませんが、金利が上がってしまうという可能性もありますので、金利変動によるリスクについて、特に返済が長期間に渡るという場合には、このような点からの見通しも必要になるでしょう。
3.利用方法
ゆうちょ銀行の「したく」の場合、専用のローンカードが発行され、気軽に全国の提携ATMやCDで利用することができます。
また、他の金融機関のカードローンと同様に、利用限度額内であれば、何度でも繰り返し借り入れができるシステムです。
前項で説明した通り、「したく」では、他の金融機関のように口座開設をする手間がない代わりに、このローンカードの発行だけは借入のために必要になります。
このように「したく」の口座開設をする必要がないという点は、忙しい方にとってはありがたいポイントですが、ネットを利用して金融取引をしたいという方にとって、この利点は、大した魅力にはならないということを覚えておいたほうがいいでしょう。
ほとんどの大手銀行が、導入しているインターネットバンキングは、ネット上で借入や返済ができるという方法です。
ですから、日頃からネットに親しみ、パソコンやモバイルを活用したローンの利用法をお考えの方には「したく」では、利便性に欠けると感じるかもしれません。
ただ、「したく」の利用方法は、基本的に専用カードを利用してお金を借り、そして、同様の方法で返済するという非常にシンプルなものですので、ネットなどに抵抗がある高齢者にとっては、利用しやすいシステムです。
4.資金使途
事業性資金には、利用することができませんが、その他については原則自由です。
これについては、大手行も変わりはありません。
5.年齢制限
「したく」に申込が出来る年齢は、申し込み時の年齢が満20歳以上満70歳以下で、安定した収入のある方とされています。
この年齢制限で間違いやすいのは、上限年齢と利用期限の違いについてです。
ここで上限年齢が満70歳と設定されていたとしても、最終的に利用できるのが70歳以下までという訳ではありません。
ゆうちょの説明によれば、満76歳に達した後、最初に到来する契約更新時以降は、新規利用はできません。
ですから、利用期間は、申込可能な年齢よりも長いということになりますので、上限年齢に近いということであれば、この点は、よく理解しておく必要があります。
また、この上限年齢を大手行と比較すると「したく」がいかに年金受給者層に利用しやすい設定になっているかがわかります。
下記に、それぞれの上限年齢を挙げてみます。
- 三菱UFJ銀行「バンクイック」:65歳未満
- 三井住友銀行 カードローン:満69歳以下
- みずほ銀行カードローン:66歳未満
このように「したく」は他行と比べても幅広い年齢層に利用できる商品となっています。
ですから、上限年齢でお悩みの方は、窓口やコールセンターで相談に乗ってくれますし、利用方法や返済計画を含めて一度最寄りのゆうちょ銀行を訪ねるのもオススメです
6.申込方法
申込方法は、「ネット・電話・郵送・窓口」の4つで、他行とほぼ変わりません。
ただ、もう一つ覚えておきたい方法として、QRコードを利用したものも最後に説明を加えていますので、参考にしてみてください。
1)インターネットからの申し込み
「したく」HPの申し込み説明にあるバナーをクリックするとフォームに遷移します。
続いて、個人情報の利用に関する同意書・カードローン契約規定及び保証委託約款への同意をします。
必要事項(本人情報・勤務先情報・アンケート)を入力して、返送すれば申し込みは完了です。
ネットでの申し込みは、24時間365日、いつでも自分の都合のいい時間に申し込みをすることができるので便利です。
2)電話での申し込み
スルガ銀行ゆうちょローンサービスセンターのフリーダイヤルに電話をして口頭で申し込みをする方法です。
ただし、申込受付時間は、平日月曜日から金曜日の9:00-19:00と決められていますので急ぎの場合には、受付終了時間前に連絡を終えられるよう注意しなければなりません。
3)メールオーダーでの申し込み
郵送での申し込みの場合、まず、カードローン取り扱い店舗で申込書を受け取る、または、申込書類を請求するところから始まります。
資料到着後、申し込みフォームに記入をし、本人確認資料を添付した上で、専用の返信用封筒を利用して、返送します。
この方法の場合、申込後、自宅に資料が届くまでの時間、返信した書類がゆうちょ銀行に届くまでの時間も考えなくてはなりませんので、他の方法に比べて、明らかに手続きの時間が遅くなるということは把握しておくべきでしょう。
4)店舗窓口での申し込み
こちらは、「したく」の取り扱い店舗で申し込みをする方法です。
商品を取り扱う店舗の雰囲気や対応などを含め、相手の顔が見える申込方法になりますので、特にカードローンが初めてという方や相談したいことがあるという方はこちらの方法がおすすめです。
QRコードを利用する場合
さらに、他行の公式HPではあまり見かけることがありませんが、モバイルからQRコードを読み取る方法も用意されています。
これによって、便利に「したく」の資料請求や申し込みができますので、携帯電話からのコード読み取りが一番便利という方は、こちらもおすすめです。
QRコード読み取りを利用した場合の手順
手順は、まず、モバイルからQRコードを読み取ります。
次に、移行したページでキャリアの選択がありますので、スマートフォン、iモード等を選択します。
その後、スルガ銀行のゆうちょ専用支店のページに移りますのでそこから手続きを開始します。
手続き画面で「1.カードローンお申し込み」を選択すると、インターネットまたは、電話からの手続きができるようになっていますので、いずれかの方法を選んで申し込みをすることになります。
先に書いたように、大手行の申込方法もほぼ変わりはありませんが、数で言えば、三井住友銀行が一番多いかもしれません。
ちなみに三井住友銀行 カードローンの申し込み方法は、
- 1.パソコン・スマートフォン
- 2.インターネットバンキング(SMBCダイレクト)
- 3.電話
- 4.ローン契約機(ACM)
- 5.窓口(※)店内のローン契約機
の6つです。
近年のローン申込方法の主流は、したくが設定しているような「ネット・電話・窓口(※)店内のローン契約機」です。
しかし、消費者の中には、インターネットバンキングやローン契約機などを利用して、「できる限り人と会ったり、コミュニケーションをせずに気楽に手続きがしたい」という方や自分の都合で手続きができて、尚且つスピーディーな手続きができるのであれば、それに越したことはないという方もいらっしゃいます。
そういった希望をお持ちの方は、申込方法の多い銀行を選択すると、時間や郵送などの煩わしさから解放されることで精神的な負担も軽減されます。
さらに、満足度も上がりますので、申込方法など大したことはないなどと軽く見ることなく、自分の利用しやすい方法を取り入れている金融機関を選択するといいでしょう。
7.取扱店舗数
世代によっては「ネットや電話は、苦手」という方や「ローンのことは、対面で取引を行いたい」という方は意外と多いものです。
店舗に直接足を運び、商品をよく理解した上で、申し込みや契約ができ、何より安心して取引ができるという点で、インターネットがフルに利用される現在においても、店舗窓口での契約はまだまだ利用者が多い人気の方法です。
さらに、特にお金を用立てることを急いでいるわけではないという方の中には、対面での申し込みの安心感の他、商品について何でも相談することができることから、十分に納得した上で申し込みができるということも大きなポイントになっているようです。
店舗での申し込みを利用する場合、やはり気になるのは、自分の生活圏内に窓口があるかという利便性についてです。
では、ゆうちょ銀行でローン申し込みをする場合、店舗数はどのくらいになるのでしょう?
「したく」の取り扱いをしている窓口は、全国で233カ所です。
ゆうちょの中でも取り扱いのない店舗もありますが、言うまでもなくゆうちょは、全国規模ですので、十分な利便性を備えています。
ちなみに「したく」を提供しているスルガ銀行の国内店舗数は、133店舗です。
また、その他の銀行と便利さを国内窓口数で比較してみると、主婦やファミリー層に人気の高いイオン銀行は、135店舗、地銀大手の千葉銀行で181店舗、静岡銀行で200店舗(出張所含)ですので、ゆうちょ銀行のローン取り扱い窓口が多いということがお分かりいただけるでしょう。
ただ、メガバンクと比較すると、三井住友銀行の国内本支店数は、440カ所、三菱UFJ銀行が、766カ所、みずほ銀行が、本支店だけで421カ所となります。
大手行と比較すると、ゆうちょの取扱店舗数は見劣りしてしまうように思えますが、大手銀行の支店が地方でも都市部に集中していることを考えれば、大差で利便性が劣っていると一概には言えません。
ですから、ローン取り扱い店舗数を他行と比較してみても、ゆうちょ銀行は、全国的に見て十分便利だと言えるでしょう。
8.必要書類
書類の提出は、郵送、または店頭窓口への提出の2パターンがありますが、本審査の際にチェックされる必要書類は、どのようなものを指すのか、確認しておきましょう。
申し込みの流れStep3で銀行に提出する必要書類は、次の通りです。
- カードローン「したく」申込書、保証委託申込書、保証委託契約書
- 本人確認書類
- 所得確認資料(申込み金額が50万円を超える場合)
●本人確認資料
1) 運転免許証
2) 顔写真付き住基ネットカード
3) 個人番号カード
4)パスポート
5)健康保険証
6)外国人登録証明書、在留カード、特別永住者証明書のうち1点
ただし、上記4~6の本人確認資料を提出する場合、「直近3カ月以内に発行された住所が確認できる公共料金の請求書や領収書、または国税・地方税の領収書」あるいは、「発行後3カ月以内の住民票、印鑑証明書、納税証明書」を添えて提出しなければなりませんので、申し込みが決まり次第、準備を始めておくとスムーズに事が運びます。
●所得確認資料
所得確認資料の提出は、申込額が50万円を超える場合に必ず必要になるものですので、必要な場合は、こちらも早めの準備をおすすめします。
申込金額が50万円を超える際は、以下のいずれかの所得確認資料が必要となります。
1) 源泉徴収票
2) 住民税決定通知書
3) 所得証明書
4) 給与明細書2カ月分
5) 確定申告書第1表、第2表
ご存知の通り、消費者金融では、収入証明書による年収の確認が貸金業法という法律によって義務付けられているため、50万円以上の借入れをする場合、提出は必須です。
一方、銀行は?と言えば、これまで所得確認書類は、金融機関それぞれの方針によって提出の要否が決められていました。
一時期、銀行カードローンの広告では、「収入証明書提出不要!」などの文字が目立っていることがありました。
ただ、最近では、所得確認に関する取り決めが、徐々に厳しく変化し、ほとんどの銀行がそのような広告を打つことは無くなりました。
ほんの一時期の、この手のひらを反すような状況は、もとをただせば改正貸金業法の導入や厳しさを増す金融市場、長引く経済不安が引き金となったものでした。
総量規制の導入によって、一気にカードローンの売り上げを落とした消費者金融を追って、銀行が個人融資事業に本格的に参入したことによって、銀行のカードローン収入が勢いを増しました。
それによって、銀行間での顧客争奪戦が始まり、金利を下げ、限度額を上げ、消費者が利用しやすい商品を打ち出していったのです。
しかし、過熱する低金利と限度額競争によって、金融庁、その他関係各所から、多重債務問題再燃かと警告を受け、銀行側も多重債務問題に配慮した商品と業務内容を展開せざるを得なくなったという訳です。
このようなことから、現在は、どの銀行でも50万円など一定ラインを超える場合には、必ず、所得証明書を提出するようルールが変わってきています。
ですから、どの銀行であっても目安として、50万円以上の借入を考えている場合には、所得証明書類は準備しておくべきでしょう。
ただし、この点が不安で申し込みを躊躇しているようであれば、まずは、窓口やコールセンターなどに相談してみるといいでしょう。
9.申し込みから利用開始までの期間
先にも挙げたように、「したく」での即日融資は、不可能と考えておいた方が良いでしょう。
ゆうちょ銀行では、「したく」の利用開始までの期間を最短で10日と回答しています。
ただし、申し込みをしてから利用開始までの時間は、申込方法、連絡状況、郵便事情によっても若干の違いも出てきますので、余裕をもって2~3週間程度を目安としておくと良いでしょう。
融資を受け取るまでの時間を大手行と比較すると、申し込み手順に郵送を経由する分、スピードはかなり劣ります。
ただし、これらは、あくまで条件を揃えた場合の話で、新規に口座を開設しなければならず、WEB申し込みは苦手なので、他の方法で申し込みをするなど条件から外れてしまえば、やはり、時間はかかります。
その場合の他行のスピードについてですが、ゆうちょ銀行よりも若干早い、あるいは同レベルの2-3週間は、どの金融機関もかかると考えておいて間違いないでしょう。
ただ、即日融資に関してはアコム、プロミス、アイフルなどの大手消費者金融には銀行はかないません。
※ 審査時間や融資時間に関しては、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
そもそも銀行では即日融資は不可能です。
10.返済について
以下では、「返済方法」「返済日」「月々の返済金額」について、ゆうちょ銀行と大手行を比較しながら見ています。
1)返済方法
・ゆうちょ銀行「したく」 返済方法は1つ。
専用ローンカードを利用してATMから返済する方法のみです。
利用できるATMは、ゆうちょ銀行、スルガ銀行、セブン銀行・イーネットのATM・タウンネットワークサービスのATM・イオン銀行のATMと多く、銀行が営業していなくても、近くにコンビニがあれば、24時間いつでも返済できる便利な方法を採用しています。
しかし、選択肢がないのはデメリットでしかありませんね。
・三井住友銀行 カードローン 返済方法3つ。
①口座振替による方法
カードローンの返済用貯金口座から自動引き落としで返済する方法です。
②ATMから返済する方法
この方法は、ローン専用カードを利用する方法と普通預金キャッシュカードでの返済いずれかを利用します。
ローン専用カードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、ゆうちょATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、ファミリーマートなどに設置されたイーネットATMです。
普通預金キャッシュカードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATMです。
③振り込みによる返済
インターネットバンキング(SMBCダイレクト)を利用して、カードローン口座に振込をする方法です。
ただし、振込手数料は、負担しなければなりませんので、どのくらいの費用になるのかチェックしておくと良いでしょう。
みずほ銀行 返済方法1つ。
みずほ銀行カードローンでは、口座振替による返済のみとなります。
ただし、月々の返済の他随時返済をしたいという場合には、同行ATM、ゆうちょ銀行ATM、コンビニATM(イーネット、ローソン、セブン銀行)から返済をすることができます。
2)返済日
・ゆうちょ銀行「したく」
毎月1日までに返済(20日から翌月1日までの期間中に返済)。
・三井住友銀行
「5日、15日、25日、月末」の4日のうち、自分の都合の良い日から1日を選択することができます。
・みずほ銀行
毎月 10 日に口座から引き落としされます。
3)返済金額
返済額について、検索をすると、利用残高に関係なく「○○カードローン 最小返済額2000円」といった情報があり、いくら借りても2000円から返済ができると誤解をされている方が少なくないようです。
しかし、約定返済額(ミニマムペイメント)は、利用残高に応じて決定するものですので、利用開始後に困らないよう、この点はきちんと把握しておくべきです。
以下では、例として、利用額10万円、50万円、100万円の場合の月々の返済額を上げておきます。
ゆうちょ銀行「したく」
- 10万円以下:3000円以上
- 50万円超2万円以上
- 100万円超3万円以上
三井住友銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…11,000円
- 100万円超110万円以下…16,000円
みずほ銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…12,000円
- 100万円超110万円以下…22,000円
なお、上記は、限度額が200万円未満の場合です。
限度額200万円以上になると、上記とは金額が変わりますので、注意してください。
このように、返済だけを比較しただけでも、銀行によってさまざまであることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
「返済方法」や「返済日」が、シンプルに1つと決まっている銀行や複数から便利に選択できるカードローン、また「月々の返済金額」では、例えば10万円以下の同じ金額を借入しても返済額は、1000円から1万円までと随分と開きがあることが分かります。
利用者の中には、月々2万円も3万円も返すことはできないという方もいらっしゃるでしょうし、返済日を自分の都合に合わせて指定できた方が返済しやすいという方もいるでしょう。
例えば、「したく」の最少返済額が3000円からという情報だけを見て、安心して、100万円利用したけれど、実は、100万円超は3万円以上で返済が難しくなってしまったといった事態にならないためにも、しっかりと理解した上で申し込みをしなければなりません。
カードローンは、審査に通過して希望する金額を手にすれば、それで成功したと思われる方が多いのですが、実際には、完済してはじめて上手な使い方ができたと言えるものです。
そのことを忘れず、自分の家計に合わせて、無理のないカードローン利用をするためにも、返済については、十分に比較するべきです。
ゆうちょ銀行カードローン「したく」の上手な使い方
金利設定が同じくらいの金融機関何社かで、申込先を悩んでいるのなら、決め手は、やはり信頼性と自分の希望する利便性を備えているかということになるでしょう。
例え、他の金融機関と比較すると格段に金利が低い金融機関を見つけたとしても、信頼していい金融機関なのか、利用しながら戸惑い続けるようでは、精神的にも疲れ、長続きしないからです。
また、金利は高いが、即日融資のサービスは優れているという金融機関は、借入を急いでいる申込者には利便性が高いと言えますが、スピードは気にしないけれど、とにかく安全性と低金利が重要という申込者にとっては、自分に合った取引きができるとは考えられません。
これはカードローン全般に言えることですが、満足した使い方ができるかどうかは、自分の目的に合った商品選びができるかにかかってきますので、申し込み前の商品チェックは、納得できるまでされることをおすすめします。
上の説明からもお分かりの通り、ゆうちょ銀行「したく」では、即日融資は叶いません。
また、借入希望額は500万円以上必要、自宅に郵便物が送られてくるのは絶対にイヤ!という方にとっても郵送でのやり取りが多い「したく」は、ベストな商品とは言えないでしょう。
逆に特に「したく」を上手に、しかも、満足して活用できる方は、年齢制限ではじかれてしまったというような年金収入の方、その他、職業が主婦やアルバイト、パートで他行では申し込みを、受け入れてはもらえないという方、普段からゆうちょ銀行が身近にあり安心できるという方です。
このようにカードローンを上手に活用できるかどうかの境界線は、自分が、どのような状況で何を目的にどのようにお金を使いたいのかが、きちんと整理できているか否か、そして、そのことを前提に、的を絞った商品選びができているかどうかにあります。
カードローン商品を比較選択する際には、上記のポイントに留意し、現在の収入を考え、無理なく完済できる範囲で利用するよう心がけましょう。
ゆうちょ銀行の安心感、カードローン「したく」の登場とその背景とは?
ここからはゆうちょ銀行のカードローンが登場してきたその背景や歴史などについて考えてみたいと思います。
ゆうちょ銀行、その人気の秘密とは?
これまでの郵便事業が、日本郵政株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険へと民営化して、既に10年経過しようとしているとは言っても、「お金は、郵便貯金」「郵便局なら安心」と国営の名残りが色濃く染み付いている方は、まだまだ、多いようです。
それもそのはずで、100年以上に渡って、国主導の公共性の高い経営を行ってきたという歴史は、多くの人の生活との関わりの中で深く根付いてきたのです。
その郵便局が、日本政府によって郵政民営化されたのは、2007年10月のことです。
小泉政権下で2005年に公布された「郵政民営化法」によって、それまで日本郵政公社の事業として行ってきた郵便貯金は「ゆうちょ銀行」としてスタートしました。
その時点で、既に国内最大の貯金残高を保有し、競合他社にとっても大変恐ろしい存在の金融機関として出発したことは間違いありません。
さらに、ゆうちょ銀行が、国営の名残り以上に、特に年配者を惹き付けたのには、理由がありました。
全国銀行協会による消費者動向調査によれば、消費者が、金融機関を選択する際に最も重要なポイントとして挙げているのが、「ATMが多く、身近な場所にある」「店舗が多く、身近にある」ことです。
言うまでもなく、ゆうちょ銀行は、日本全国あらゆる地域に支店があります。
そして、このポイントは、ゆうちょ銀行にとって最大の強みです。
また、さらには、消費者にとっても、大きなポイントなのです。
少子高齢化によって生活の利便性も失われがちな地方や過疎地域であっても、「郵便局」は、生活圏内にあります。
大きな銀行に行くには、街まで出なければならないけれど、郵便局なら徒歩圏内にあるというところも、特に地方には多いのではないでしょうか。
都市部のように便利な交通手段がない地方では、遠出するのが難しいという方は、意外と多くいらっしゃるものです。
それが、ひとり暮らしのご年配の方ともなると特にそのような環境の中にいる方は多いでしょう。
ですから、気軽に利用できる近さは、なんと言っても利用者の魅力になるという訳です。
さらに、先ほども申し上げたように、一家代々利用しているという安心感も人気の秘密です。
郵便に関する用事はもちろん、貯金、保険と多くの人が、さまざまな目的で足を運ぶ機会があり、気軽に利用しやすい環境になっているのです。
窓口に行けば、幼いころから知っている人が働いているというのも特に地方の郵便局にはよく見られる光景で、そこには顔見知りだからという信頼と安心感があるのです。
このように、ゆうちょ銀行は、国営時代からの長い歴史と信頼、利用者にとっての利便性と親しみやすさという点で、新たにカードローン事業に参入するという段階にあっても、他行に一歩リードをおいていました。
「郵便局」でお金を借りる方法とは?
ちなみに、郵便局でお金を借りる方法は、ここで取り上げているカードローン「したく」だけではありません。
実際のところ、ゆうちょ銀行でお金を借りる方法は、主に6つ、下記のようなものがあります。
- 1)カードローン「したく」
- 2)ホームローン「夢舞台」
- 3)フリーローン「夢航路」
- 4)財産形成貯金担保貸付け
- 5)貯金担保自動貸付け
- 6)国債等担保自動貸付け
商品ひとつひとつ、利用方法が違いますので、参考までに「したく」以外の商品を以下、簡単に説明しておきます。
・ホームローン「夢舞台」
こちらは、その名の通り、住宅購入を目的としたローン商品です。
「夢舞台」の特徴は、新たに家を購入するファミリー層のためのローンだけではなく、さまざまな年齢や境遇にある方にあう商品を用意している点です。
夢舞台は、基本プランを中心に、個人事業主や働く独身女性、中小企業オーナーやアクティブシニア、別荘を購入したいと考えている方や最長50年のゆとり返済で若手ビジネスマンの住宅購入を応援するプランなどそれぞれにあった商品が選択できるよう全部で15のプランが準備されています。
また、「子育て応援特典制度」などが設けられ、ローン期間中に子供が一人誕生すると出産祝いとして利用中の住宅ローンの金利を優遇してくれるという子育て世代には嬉しいサービスも用意されています。
・パーソナルローン「夢航路」
「夢航路」には、親孝行型と目的型の大きく二つの商品が用意されています。
親孝行型は、両親の介護、福祉施設への入居資金、実家のバリアフリー化などの資金に利用できる商品です。
一方の目的型は、スキルアップのための「自己投資プラン」、子供の入学進学等に合わせた「教育プラン」、車の購入等に利用する「オートプラン」、結婚・出産費用のための「ハッピープラン」、太陽光発電システム導入など環境保護に役立つ資金の「エコプラン」、自宅等の「リフォームプラン」、土地・建物購入のための「不動産プラン」、事業資金以外のさまざまな目的に利用できる「フリープラン」と8つのプランが、目的別に用意されています。
親孝行型、目的型のいずれも年齢に関する利用条件は、「20歳以上70歳以下の個人」となっている点など、他の金融機関と比較すると若干上限年齢が高く設定されていますので、年齢制限でお悩みの方は、相談されるといいでしょう。
・財産形成貯金担保貸付け
こちらは、ゆうちょ銀行の貯金商品である財形定額貯金(給料やボーナスから天引きで積み立てる貯金)、財形年金定額貯金(老後の貯えのための年金貯金)、財形住宅定額貯金(住宅の購入資金を貯めるための積み立て貯金)のいずれかを担保にして、お金を借りる方法です。
・貯金担保自動貸付け
こちらもゆうちょ銀行の貯金商品を担保利用した借り入れです。
担保となるのは、定額貯金(預入の日から起算して6カ月は引出不可の貯金)、定期貯金(預入期間を設定して預入れをする貯金)です。
・国債等担保自動貸付け
ゆうちょ銀行、郵便局の貯金窓口で購入した個人向け国債を担保として、額面金額に相当するお金を借り入れることができるというものです。
上記6つのゆうちょの商品を目的を度外視して比較してみると、商品が大きく2つのグループに分けられていることに気が付きます。
1つは、4~6の商品には、ゆうちょ銀行で購入した国債や貯金など、ゆうちょを利用して得た担保が必要になるということ。
また、もう1点は、1~3の商品は、ゆうちょ銀行で取り扱いをしているものの契約は、スルガ銀行と行うという点です。
ゆうちょ銀行のしたくは、スルガ銀行が融資をしている!?それはなぜ?
それではなぜゆうちょ銀行のローン商品はスルガ銀行なのかを解説していきたいと思います。
ゆうちょ銀行が、スルガ銀行の代理店?
「したく」の商品説明を見ていくと、例えば、「スルガ銀行とご契約いただきます」あるいは、金利についても「スルガ銀行が決定させていただきます」といった記載があるなど、重要な部分にスルガ銀行が立ち入ってくるなと思われた方もいらっしゃるでしょう。
また、ホームページでカードローンの詳細を調べようとすると、「スルガ銀行ゆうちょ専用支店」「スルガ銀行ゆうちょローンサービスセンター カードローンデスク」など、ゆうちょ銀行とスルガ銀行の名前が仲良く並んでいることを不思議に感じた方もいらっしゃるかもしれません。
では、なぜ、そのようなしくみになっているのでしょうか?
実際に、ゆうちょ銀行が取り扱っている「したく」は、ゆうちょ独自の商品ではなく、スルガ銀行の商品です。
そのスルガ銀行の商品である「したく」を扱う代理店として、ゆうちょは商品を提供しているのです。
郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がないのはなぜ?
2015年、日本郵政傘下のかんぽ生命、ゆうちょ銀行3社が、東京証券取引所1部にそろって上場したニュースを更なる金融市場競争の激化とみた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのような勢いの中にあってもゆうちょ銀行には、個人向け融資の独自の商品が無かったのです。
郵政民営化以降の2012年にゆうちょ銀行は、法人向け融資や住宅ローン、カードローンへの新規事業参入のため許可申請を金融庁、及び総務省に提出しました。
この時点で、政府の郵政民営化委員会は、条件付きで申請を受け入れる構えでいましたが、金融庁は、ゆうちょ銀行の審査能力など融資業務を行う体制について疑問視したのです。
このような状況の中で、ゆうちょ銀行は、長きにわたって申請に対しての許可、不許可の判断が得られないまま、新規事業への参入も適わず足踏み状態を続けてきたのです。
しかし、両省庁が、ゆうちょ銀行の新規業務参入への判断に時間を要したのには、ゆうちょが独自のローン商品を取り扱うことによって業績を圧迫される可能性の高い民間の金融機関からの批判も大きな理由になっていたことは間違いありません。
このような事情を背景に、政府による郵政民営化の動きと共に業務提携の協議を行ってきたゆうちょ銀行とスルガ銀行は、個人ローンにおける業務内容に合意、スルガが融資をし、ゆうちょが仲介をするというかたちで2008年5月に商品発売を開始したのです。
このように、政府による融資業務認可を得ることができないゆうちょ銀行は、独自のローン商品ではなく、スルガ銀行の商品を利用し、消費者のニーズにどうにか答えてきたという経緯があるのです。
そして、政府による業務許可が下りないことこそが、郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がない最大の理由と言えるでしょう。
しかし、郵政民営化をしたにもかかわらず政府の方針によって抑え込まれてきたかに見えた個人向け無担保融資に関する一件も、最近、やっと大きな動きを見せました。
2017年に入り、ゆうちょ銀行は、融資業務許可を得るため、金融庁および総務省に再申請しました。
低金利と競争激化で十分な収益を見込むことができないと判断した住宅ローンや企業融資については申請を取りやめ、個人向け無担保融資のみの申請を行ったのです。
これによって、ゆうちょ銀行は、2017年6月に許可を取得。
商品は、無担保融資で、通帳残高が無くなっても、限度額まではキャッシュカードを利用して借り入れができるというものです。
ただ、ゆうちょ銀行側は、あくまで口座保有者向けであるという点でカードローンとは違うと強調していますが、利用方法等はカードローンと変わりなく利便性の高い商品となることが予想されます。
同商品の金利は、10%前半として検討され、限度額は低いものの競合他社にとっては痛手になることは間違いありません。
また、疑問視されてきた融資審査能力についてもスルガ銀行系の保証会社へ出資することで、当面はクリアしていくと示されているようです。
同行では、今後、システムを構築・整備し、早ければ2018年、遅くとも2019年頃には事業を始めたいという意向です。
さらに、同時期に金融市場の多様化に対応するため、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の運用業務認可も取得するなど、ゆうちょ銀行は、民間としての立場で一層勢いを増しているという印象を受ける方も多いでしょう。
民営銀行としてローン商品も出せる状態になったゆうちょ銀行。
今後のサービス展開に注目ですね!
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
※ まさに「はじめてのアコム」!アコムは初めての方が借りやすく、審査通過率が高くなっています。
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申込方法は、「ネット・電話・郵送・窓口」の4つで、他行とほぼ変わりません。
ただ、もう一つ覚えておきたい方法として、QRコードを利用したものも最後に説明を加えていますので、参考にしてみてください。
1)インターネットからの申し込み
「したく」HPの申し込み説明にあるバナーをクリックするとフォームに遷移します。
続いて、個人情報の利用に関する同意書・カードローン契約規定及び保証委託約款への同意をします。
必要事項(本人情報・勤務先情報・アンケート)を入力して、返送すれば申し込みは完了です。
ネットでの申し込みは、24時間365日、いつでも自分の都合のいい時間に申し込みをすることができるので便利です。
2)電話での申し込み
スルガ銀行ゆうちょローンサービスセンターのフリーダイヤルに電話をして口頭で申し込みをする方法です。
ただし、申込受付時間は、平日月曜日から金曜日の9:00-19:00と決められていますので急ぎの場合には、受付終了時間前に連絡を終えられるよう注意しなければなりません。
3)メールオーダーでの申し込み
郵送での申し込みの場合、まず、カードローン取り扱い店舗で申込書を受け取る、または、申込書類を請求するところから始まります。
資料到着後、申し込みフォームに記入をし、本人確認資料を添付した上で、専用の返信用封筒を利用して、返送します。
この方法の場合、申込後、自宅に資料が届くまでの時間、返信した書類がゆうちょ銀行に届くまでの時間も考えなくてはなりませんので、他の方法に比べて、明らかに手続きの時間が遅くなるということは把握しておくべきでしょう。
4)店舗窓口での申し込み
こちらは、「したく」の取り扱い店舗で申し込みをする方法です。
商品を取り扱う店舗の雰囲気や対応などを含め、相手の顔が見える申込方法になりますので、特にカードローンが初めてという方や相談したいことがあるという方はこちらの方法がおすすめです。
QRコードを利用する場合
さらに、他行の公式HPではあまり見かけることがありませんが、モバイルからQRコードを読み取る方法も用意されています。
これによって、便利に「したく」の資料請求や申し込みができますので、携帯電話からのコード読み取りが一番便利という方は、こちらもおすすめです。
QRコード読み取りを利用した場合の手順
手順は、まず、モバイルからQRコードを読み取ります。
次に、移行したページでキャリアの選択がありますので、スマートフォン、iモード等を選択します。
その後、スルガ銀行のゆうちょ専用支店のページに移りますのでそこから手続きを開始します。
手続き画面で「1.カードローンお申し込み」を選択すると、インターネットまたは、電話からの手続きができるようになっていますので、いずれかの方法を選んで申し込みをすることになります。
先に書いたように、大手行の申込方法もほぼ変わりはありませんが、数で言えば、三井住友銀行が一番多いかもしれません。
ちなみに三井住友銀行 カードローンの申し込み方法は、
- 1.パソコン・スマートフォン
- 2.インターネットバンキング(SMBCダイレクト)
- 3.電話
- 4.ローン契約機(ACM)
- 5.窓口(※)店内のローン契約機
の6つです。
近年のローン申込方法の主流は、したくが設定しているような「ネット・電話・窓口(※)店内のローン契約機」です。
しかし、消費者の中には、インターネットバンキングやローン契約機などを利用して、「できる限り人と会ったり、コミュニケーションをせずに気楽に手続きがしたい」という方や自分の都合で手続きができて、尚且つスピーディーな手続きができるのであれば、それに越したことはないという方もいらっしゃいます。
そういった希望をお持ちの方は、申込方法の多い銀行を選択すると、時間や郵送などの煩わしさから解放されることで精神的な負担も軽減されます。
さらに、満足度も上がりますので、申込方法など大したことはないなどと軽く見ることなく、自分の利用しやすい方法を取り入れている金融機関を選択するといいでしょう。
7.取扱店舗数
世代によっては「ネットや電話は、苦手」という方や「ローンのことは、対面で取引を行いたい」という方は意外と多いものです。
店舗に直接足を運び、商品をよく理解した上で、申し込みや契約ができ、何より安心して取引ができるという点で、インターネットがフルに利用される現在においても、店舗窓口での契約はまだまだ利用者が多い人気の方法です。
さらに、特にお金を用立てることを急いでいるわけではないという方の中には、対面での申し込みの安心感の他、商品について何でも相談することができることから、十分に納得した上で申し込みができるということも大きなポイントになっているようです。
店舗での申し込みを利用する場合、やはり気になるのは、自分の生活圏内に窓口があるかという利便性についてです。
では、ゆうちょ銀行でローン申し込みをする場合、店舗数はどのくらいになるのでしょう?
「したく」の取り扱いをしている窓口は、全国で233カ所です。
ゆうちょの中でも取り扱いのない店舗もありますが、言うまでもなくゆうちょは、全国規模ですので、十分な利便性を備えています。
ちなみに「したく」を提供しているスルガ銀行の国内店舗数は、133店舗です。
また、その他の銀行と便利さを国内窓口数で比較してみると、主婦やファミリー層に人気の高いイオン銀行は、135店舗、地銀大手の千葉銀行で181店舗、静岡銀行で200店舗(出張所含)ですので、ゆうちょ銀行のローン取り扱い窓口が多いということがお分かりいただけるでしょう。
ただ、メガバンクと比較すると、三井住友銀行の国内本支店数は、440カ所、三菱UFJ銀行が、766カ所、みずほ銀行が、本支店だけで421カ所となります。
大手行と比較すると、ゆうちょの取扱店舗数は見劣りしてしまうように思えますが、大手銀行の支店が地方でも都市部に集中していることを考えれば、大差で利便性が劣っていると一概には言えません。
ですから、ローン取り扱い店舗数を他行と比較してみても、ゆうちょ銀行は、全国的に見て十分便利だと言えるでしょう。
8.必要書類
書類の提出は、郵送、または店頭窓口への提出の2パターンがありますが、本審査の際にチェックされる必要書類は、どのようなものを指すのか、確認しておきましょう。
申し込みの流れStep3で銀行に提出する必要書類は、次の通りです。
- カードローン「したく」申込書、保証委託申込書、保証委託契約書
- 本人確認書類
- 所得確認資料(申込み金額が50万円を超える場合)
●本人確認資料
1) 運転免許証
2) 顔写真付き住基ネットカード
3) 個人番号カード
4)パスポート
5)健康保険証
6)外国人登録証明書、在留カード、特別永住者証明書のうち1点
ただし、上記4~6の本人確認資料を提出する場合、「直近3カ月以内に発行された住所が確認できる公共料金の請求書や領収書、または国税・地方税の領収書」あるいは、「発行後3カ月以内の住民票、印鑑証明書、納税証明書」を添えて提出しなければなりませんので、申し込みが決まり次第、準備を始めておくとスムーズに事が運びます。
●所得確認資料
所得確認資料の提出は、申込額が50万円を超える場合に必ず必要になるものですので、必要な場合は、こちらも早めの準備をおすすめします。
申込金額が50万円を超える際は、以下のいずれかの所得確認資料が必要となります。
1) 源泉徴収票
2) 住民税決定通知書
3) 所得証明書
4) 給与明細書2カ月分
5) 確定申告書第1表、第2表
ご存知の通り、消費者金融では、収入証明書による年収の確認が貸金業法という法律によって義務付けられているため、50万円以上の借入れをする場合、提出は必須です。
一方、銀行は?と言えば、これまで所得確認書類は、金融機関それぞれの方針によって提出の要否が決められていました。
一時期、銀行カードローンの広告では、「収入証明書提出不要!」などの文字が目立っていることがありました。
ただ、最近では、所得確認に関する取り決めが、徐々に厳しく変化し、ほとんどの銀行がそのような広告を打つことは無くなりました。
ほんの一時期の、この手のひらを反すような状況は、もとをただせば改正貸金業法の導入や厳しさを増す金融市場、長引く経済不安が引き金となったものでした。
総量規制の導入によって、一気にカードローンの売り上げを落とした消費者金融を追って、銀行が個人融資事業に本格的に参入したことによって、銀行のカードローン収入が勢いを増しました。
それによって、銀行間での顧客争奪戦が始まり、金利を下げ、限度額を上げ、消費者が利用しやすい商品を打ち出していったのです。
しかし、過熱する低金利と限度額競争によって、金融庁、その他関係各所から、多重債務問題再燃かと警告を受け、銀行側も多重債務問題に配慮した商品と業務内容を展開せざるを得なくなったという訳です。
このようなことから、現在は、どの銀行でも50万円など一定ラインを超える場合には、必ず、所得証明書を提出するようルールが変わってきています。
ですから、どの銀行であっても目安として、50万円以上の借入を考えている場合には、所得証明書類は準備しておくべきでしょう。
ただし、この点が不安で申し込みを躊躇しているようであれば、まずは、窓口やコールセンターなどに相談してみるといいでしょう。
9.申し込みから利用開始までの期間
先にも挙げたように、「したく」での即日融資は、不可能と考えておいた方が良いでしょう。
ゆうちょ銀行では、「したく」の利用開始までの期間を最短で10日と回答しています。
ただし、申し込みをしてから利用開始までの時間は、申込方法、連絡状況、郵便事情によっても若干の違いも出てきますので、余裕をもって2~3週間程度を目安としておくと良いでしょう。
融資を受け取るまでの時間を大手行と比較すると、申し込み手順に郵送を経由する分、スピードはかなり劣ります。
ただし、これらは、あくまで条件を揃えた場合の話で、新規に口座を開設しなければならず、WEB申し込みは苦手なので、他の方法で申し込みをするなど条件から外れてしまえば、やはり、時間はかかります。
その場合の他行のスピードについてですが、ゆうちょ銀行よりも若干早い、あるいは同レベルの2-3週間は、どの金融機関もかかると考えておいて間違いないでしょう。
ただ、即日融資に関してはアコム、プロミス、アイフルなどの大手消費者金融には銀行はかないません。
※ 審査時間や融資時間に関しては、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
そもそも銀行では即日融資は不可能です。
10.返済について
以下では、「返済方法」「返済日」「月々の返済金額」について、ゆうちょ銀行と大手行を比較しながら見ています。
1)返済方法
・ゆうちょ銀行「したく」 返済方法は1つ。
専用ローンカードを利用してATMから返済する方法のみです。
利用できるATMは、ゆうちょ銀行、スルガ銀行、セブン銀行・イーネットのATM・タウンネットワークサービスのATM・イオン銀行のATMと多く、銀行が営業していなくても、近くにコンビニがあれば、24時間いつでも返済できる便利な方法を採用しています。
しかし、選択肢がないのはデメリットでしかありませんね。
・三井住友銀行 カードローン 返済方法3つ。
①口座振替による方法
カードローンの返済用貯金口座から自動引き落としで返済する方法です。
②ATMから返済する方法
この方法は、ローン専用カードを利用する方法と普通預金キャッシュカードでの返済いずれかを利用します。
ローン専用カードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、ゆうちょATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、ファミリーマートなどに設置されたイーネットATMです。
普通預金キャッシュカードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATMです。
③振り込みによる返済
インターネットバンキング(SMBCダイレクト)を利用して、カードローン口座に振込をする方法です。
ただし、振込手数料は、負担しなければなりませんので、どのくらいの費用になるのかチェックしておくと良いでしょう。
みずほ銀行 返済方法1つ。
みずほ銀行カードローンでは、口座振替による返済のみとなります。
ただし、月々の返済の他随時返済をしたいという場合には、同行ATM、ゆうちょ銀行ATM、コンビニATM(イーネット、ローソン、セブン銀行)から返済をすることができます。
2)返済日
・ゆうちょ銀行「したく」
毎月1日までに返済(20日から翌月1日までの期間中に返済)。
・三井住友銀行
「5日、15日、25日、月末」の4日のうち、自分の都合の良い日から1日を選択することができます。
・みずほ銀行
毎月 10 日に口座から引き落としされます。
3)返済金額
返済額について、検索をすると、利用残高に関係なく「○○カードローン 最小返済額2000円」といった情報があり、いくら借りても2000円から返済ができると誤解をされている方が少なくないようです。
しかし、約定返済額(ミニマムペイメント)は、利用残高に応じて決定するものですので、利用開始後に困らないよう、この点はきちんと把握しておくべきです。
以下では、例として、利用額10万円、50万円、100万円の場合の月々の返済額を上げておきます。
ゆうちょ銀行「したく」
- 10万円以下:3000円以上
- 50万円超2万円以上
- 100万円超3万円以上
三井住友銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…11,000円
- 100万円超110万円以下…16,000円
みずほ銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…12,000円
- 100万円超110万円以下…22,000円
なお、上記は、限度額が200万円未満の場合です。
限度額200万円以上になると、上記とは金額が変わりますので、注意してください。
このように、返済だけを比較しただけでも、銀行によってさまざまであることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
「返済方法」や「返済日」が、シンプルに1つと決まっている銀行や複数から便利に選択できるカードローン、また「月々の返済金額」では、例えば10万円以下の同じ金額を借入しても返済額は、1000円から1万円までと随分と開きがあることが分かります。
利用者の中には、月々2万円も3万円も返すことはできないという方もいらっしゃるでしょうし、返済日を自分の都合に合わせて指定できた方が返済しやすいという方もいるでしょう。
例えば、「したく」の最少返済額が3000円からという情報だけを見て、安心して、100万円利用したけれど、実は、100万円超は3万円以上で返済が難しくなってしまったといった事態にならないためにも、しっかりと理解した上で申し込みをしなければなりません。
カードローンは、審査に通過して希望する金額を手にすれば、それで成功したと思われる方が多いのですが、実際には、完済してはじめて上手な使い方ができたと言えるものです。
そのことを忘れず、自分の家計に合わせて、無理のないカードローン利用をするためにも、返済については、十分に比較するべきです。
ゆうちょ銀行カードローン「したく」の上手な使い方
金利設定が同じくらいの金融機関何社かで、申込先を悩んでいるのなら、決め手は、やはり信頼性と自分の希望する利便性を備えているかということになるでしょう。
例え、他の金融機関と比較すると格段に金利が低い金融機関を見つけたとしても、信頼していい金融機関なのか、利用しながら戸惑い続けるようでは、精神的にも疲れ、長続きしないからです。
また、金利は高いが、即日融資のサービスは優れているという金融機関は、借入を急いでいる申込者には利便性が高いと言えますが、スピードは気にしないけれど、とにかく安全性と低金利が重要という申込者にとっては、自分に合った取引きができるとは考えられません。
これはカードローン全般に言えることですが、満足した使い方ができるかどうかは、自分の目的に合った商品選びができるかにかかってきますので、申し込み前の商品チェックは、納得できるまでされることをおすすめします。
上の説明からもお分かりの通り、ゆうちょ銀行「したく」では、即日融資は叶いません。
また、借入希望額は500万円以上必要、自宅に郵便物が送られてくるのは絶対にイヤ!という方にとっても郵送でのやり取りが多い「したく」は、ベストな商品とは言えないでしょう。
逆に特に「したく」を上手に、しかも、満足して活用できる方は、年齢制限ではじかれてしまったというような年金収入の方、その他、職業が主婦やアルバイト、パートで他行では申し込みを、受け入れてはもらえないという方、普段からゆうちょ銀行が身近にあり安心できるという方です。
このようにカードローンを上手に活用できるかどうかの境界線は、自分が、どのような状況で何を目的にどのようにお金を使いたいのかが、きちんと整理できているか否か、そして、そのことを前提に、的を絞った商品選びができているかどうかにあります。
カードローン商品を比較選択する際には、上記のポイントに留意し、現在の収入を考え、無理なく完済できる範囲で利用するよう心がけましょう。
ゆうちょ銀行の安心感、カードローン「したく」の登場とその背景とは?
ここからはゆうちょ銀行のカードローンが登場してきたその背景や歴史などについて考えてみたいと思います。
ゆうちょ銀行、その人気の秘密とは?
これまでの郵便事業が、日本郵政株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険へと民営化して、既に10年経過しようとしているとは言っても、「お金は、郵便貯金」「郵便局なら安心」と国営の名残りが色濃く染み付いている方は、まだまだ、多いようです。
それもそのはずで、100年以上に渡って、国主導の公共性の高い経営を行ってきたという歴史は、多くの人の生活との関わりの中で深く根付いてきたのです。
その郵便局が、日本政府によって郵政民営化されたのは、2007年10月のことです。
小泉政権下で2005年に公布された「郵政民営化法」によって、それまで日本郵政公社の事業として行ってきた郵便貯金は「ゆうちょ銀行」としてスタートしました。
その時点で、既に国内最大の貯金残高を保有し、競合他社にとっても大変恐ろしい存在の金融機関として出発したことは間違いありません。
さらに、ゆうちょ銀行が、国営の名残り以上に、特に年配者を惹き付けたのには、理由がありました。
全国銀行協会による消費者動向調査によれば、消費者が、金融機関を選択する際に最も重要なポイントとして挙げているのが、「ATMが多く、身近な場所にある」「店舗が多く、身近にある」ことです。
言うまでもなく、ゆうちょ銀行は、日本全国あらゆる地域に支店があります。
そして、このポイントは、ゆうちょ銀行にとって最大の強みです。
また、さらには、消費者にとっても、大きなポイントなのです。
少子高齢化によって生活の利便性も失われがちな地方や過疎地域であっても、「郵便局」は、生活圏内にあります。
大きな銀行に行くには、街まで出なければならないけれど、郵便局なら徒歩圏内にあるというところも、特に地方には多いのではないでしょうか。
都市部のように便利な交通手段がない地方では、遠出するのが難しいという方は、意外と多くいらっしゃるものです。
それが、ひとり暮らしのご年配の方ともなると特にそのような環境の中にいる方は多いでしょう。
ですから、気軽に利用できる近さは、なんと言っても利用者の魅力になるという訳です。
さらに、先ほども申し上げたように、一家代々利用しているという安心感も人気の秘密です。
郵便に関する用事はもちろん、貯金、保険と多くの人が、さまざまな目的で足を運ぶ機会があり、気軽に利用しやすい環境になっているのです。
窓口に行けば、幼いころから知っている人が働いているというのも特に地方の郵便局にはよく見られる光景で、そこには顔見知りだからという信頼と安心感があるのです。
このように、ゆうちょ銀行は、国営時代からの長い歴史と信頼、利用者にとっての利便性と親しみやすさという点で、新たにカードローン事業に参入するという段階にあっても、他行に一歩リードをおいていました。
「郵便局」でお金を借りる方法とは?
ちなみに、郵便局でお金を借りる方法は、ここで取り上げているカードローン「したく」だけではありません。
実際のところ、ゆうちょ銀行でお金を借りる方法は、主に6つ、下記のようなものがあります。
- 1)カードローン「したく」
- 2)ホームローン「夢舞台」
- 3)フリーローン「夢航路」
- 4)財産形成貯金担保貸付け
- 5)貯金担保自動貸付け
- 6)国債等担保自動貸付け
商品ひとつひとつ、利用方法が違いますので、参考までに「したく」以外の商品を以下、簡単に説明しておきます。
・ホームローン「夢舞台」
こちらは、その名の通り、住宅購入を目的としたローン商品です。
「夢舞台」の特徴は、新たに家を購入するファミリー層のためのローンだけではなく、さまざまな年齢や境遇にある方にあう商品を用意している点です。
夢舞台は、基本プランを中心に、個人事業主や働く独身女性、中小企業オーナーやアクティブシニア、別荘を購入したいと考えている方や最長50年のゆとり返済で若手ビジネスマンの住宅購入を応援するプランなどそれぞれにあった商品が選択できるよう全部で15のプランが準備されています。
また、「子育て応援特典制度」などが設けられ、ローン期間中に子供が一人誕生すると出産祝いとして利用中の住宅ローンの金利を優遇してくれるという子育て世代には嬉しいサービスも用意されています。
・パーソナルローン「夢航路」
「夢航路」には、親孝行型と目的型の大きく二つの商品が用意されています。
親孝行型は、両親の介護、福祉施設への入居資金、実家のバリアフリー化などの資金に利用できる商品です。
一方の目的型は、スキルアップのための「自己投資プラン」、子供の入学進学等に合わせた「教育プラン」、車の購入等に利用する「オートプラン」、結婚・出産費用のための「ハッピープラン」、太陽光発電システム導入など環境保護に役立つ資金の「エコプラン」、自宅等の「リフォームプラン」、土地・建物購入のための「不動産プラン」、事業資金以外のさまざまな目的に利用できる「フリープラン」と8つのプランが、目的別に用意されています。
親孝行型、目的型のいずれも年齢に関する利用条件は、「20歳以上70歳以下の個人」となっている点など、他の金融機関と比較すると若干上限年齢が高く設定されていますので、年齢制限でお悩みの方は、相談されるといいでしょう。
・財産形成貯金担保貸付け
こちらは、ゆうちょ銀行の貯金商品である財形定額貯金(給料やボーナスから天引きで積み立てる貯金)、財形年金定額貯金(老後の貯えのための年金貯金)、財形住宅定額貯金(住宅の購入資金を貯めるための積み立て貯金)のいずれかを担保にして、お金を借りる方法です。
・貯金担保自動貸付け
こちらもゆうちょ銀行の貯金商品を担保利用した借り入れです。
担保となるのは、定額貯金(預入の日から起算して6カ月は引出不可の貯金)、定期貯金(預入期間を設定して預入れをする貯金)です。
・国債等担保自動貸付け
ゆうちょ銀行、郵便局の貯金窓口で購入した個人向け国債を担保として、額面金額に相当するお金を借り入れることができるというものです。
上記6つのゆうちょの商品を目的を度外視して比較してみると、商品が大きく2つのグループに分けられていることに気が付きます。
1つは、4~6の商品には、ゆうちょ銀行で購入した国債や貯金など、ゆうちょを利用して得た担保が必要になるということ。
また、もう1点は、1~3の商品は、ゆうちょ銀行で取り扱いをしているものの契約は、スルガ銀行と行うという点です。
ゆうちょ銀行のしたくは、スルガ銀行が融資をしている!?それはなぜ?
それではなぜゆうちょ銀行のローン商品はスルガ銀行なのかを解説していきたいと思います。
ゆうちょ銀行が、スルガ銀行の代理店?
「したく」の商品説明を見ていくと、例えば、「スルガ銀行とご契約いただきます」あるいは、金利についても「スルガ銀行が決定させていただきます」といった記載があるなど、重要な部分にスルガ銀行が立ち入ってくるなと思われた方もいらっしゃるでしょう。
また、ホームページでカードローンの詳細を調べようとすると、「スルガ銀行ゆうちょ専用支店」「スルガ銀行ゆうちょローンサービスセンター カードローンデスク」など、ゆうちょ銀行とスルガ銀行の名前が仲良く並んでいることを不思議に感じた方もいらっしゃるかもしれません。
では、なぜ、そのようなしくみになっているのでしょうか?
実際に、ゆうちょ銀行が取り扱っている「したく」は、ゆうちょ独自の商品ではなく、スルガ銀行の商品です。
そのスルガ銀行の商品である「したく」を扱う代理店として、ゆうちょは商品を提供しているのです。
郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がないのはなぜ?
2015年、日本郵政傘下のかんぽ生命、ゆうちょ銀行3社が、東京証券取引所1部にそろって上場したニュースを更なる金融市場競争の激化とみた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのような勢いの中にあってもゆうちょ銀行には、個人向け融資の独自の商品が無かったのです。
郵政民営化以降の2012年にゆうちょ銀行は、法人向け融資や住宅ローン、カードローンへの新規事業参入のため許可申請を金融庁、及び総務省に提出しました。
この時点で、政府の郵政民営化委員会は、条件付きで申請を受け入れる構えでいましたが、金融庁は、ゆうちょ銀行の審査能力など融資業務を行う体制について疑問視したのです。
このような状況の中で、ゆうちょ銀行は、長きにわたって申請に対しての許可、不許可の判断が得られないまま、新規事業への参入も適わず足踏み状態を続けてきたのです。
しかし、両省庁が、ゆうちょ銀行の新規業務参入への判断に時間を要したのには、ゆうちょが独自のローン商品を取り扱うことによって業績を圧迫される可能性の高い民間の金融機関からの批判も大きな理由になっていたことは間違いありません。
このような事情を背景に、政府による郵政民営化の動きと共に業務提携の協議を行ってきたゆうちょ銀行とスルガ銀行は、個人ローンにおける業務内容に合意、スルガが融資をし、ゆうちょが仲介をするというかたちで2008年5月に商品発売を開始したのです。
このように、政府による融資業務認可を得ることができないゆうちょ銀行は、独自のローン商品ではなく、スルガ銀行の商品を利用し、消費者のニーズにどうにか答えてきたという経緯があるのです。
そして、政府による業務許可が下りないことこそが、郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がない最大の理由と言えるでしょう。
しかし、郵政民営化をしたにもかかわらず政府の方針によって抑え込まれてきたかに見えた個人向け無担保融資に関する一件も、最近、やっと大きな動きを見せました。
2017年に入り、ゆうちょ銀行は、融資業務許可を得るため、金融庁および総務省に再申請しました。
低金利と競争激化で十分な収益を見込むことができないと判断した住宅ローンや企業融資については申請を取りやめ、個人向け無担保融資のみの申請を行ったのです。
これによって、ゆうちょ銀行は、2017年6月に許可を取得。
商品は、無担保融資で、通帳残高が無くなっても、限度額まではキャッシュカードを利用して借り入れができるというものです。
ただ、ゆうちょ銀行側は、あくまで口座保有者向けであるという点でカードローンとは違うと強調していますが、利用方法等はカードローンと変わりなく利便性の高い商品となることが予想されます。
同商品の金利は、10%前半として検討され、限度額は低いものの競合他社にとっては痛手になることは間違いありません。
また、疑問視されてきた融資審査能力についてもスルガ銀行系の保証会社へ出資することで、当面はクリアしていくと示されているようです。
同行では、今後、システムを構築・整備し、早ければ2018年、遅くとも2019年頃には事業を始めたいという意向です。
さらに、同時期に金融市場の多様化に対応するため、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の運用業務認可も取得するなど、ゆうちょ銀行は、民間としての立場で一層勢いを増しているという印象を受ける方も多いでしょう。
民営銀行としてローン商品も出せる状態になったゆうちょ銀行。
今後のサービス展開に注目ですね!
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
※ まさに「はじめてのアコム」!アコムは初めての方が借りやすく、審査通過率が高くなっています。
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店舗に直接足を運び、商品をよく理解した上で、申し込みや契約ができ、何より安心して取引ができるという点で、インターネットがフルに利用される現在においても、店舗窓口での契約はまだまだ利用者が多い人気の方法です。
さらに、特にお金を用立てることを急いでいるわけではないという方の中には、対面での申し込みの安心感の他、商品について何でも相談することができることから、十分に納得した上で申し込みができるということも大きなポイントになっているようです。
店舗での申し込みを利用する場合、やはり気になるのは、自分の生活圏内に窓口があるかという利便性についてです。
では、ゆうちょ銀行でローン申し込みをする場合、店舗数はどのくらいになるのでしょう?
「したく」の取り扱いをしている窓口は、全国で233カ所です。
ゆうちょの中でも取り扱いのない店舗もありますが、言うまでもなくゆうちょは、全国規模ですので、十分な利便性を備えています。
ちなみに「したく」を提供しているスルガ銀行の国内店舗数は、133店舗です。
また、その他の銀行と便利さを国内窓口数で比較してみると、主婦やファミリー層に人気の高いイオン銀行は、135店舗、地銀大手の千葉銀行で181店舗、静岡銀行で200店舗(出張所含)ですので、ゆうちょ銀行のローン取り扱い窓口が多いということがお分かりいただけるでしょう。
ただ、メガバンクと比較すると、三井住友銀行の国内本支店数は、440カ所、三菱UFJ銀行が、766カ所、みずほ銀行が、本支店だけで421カ所となります。
大手行と比較すると、ゆうちょの取扱店舗数は見劣りしてしまうように思えますが、大手銀行の支店が地方でも都市部に集中していることを考えれば、大差で利便性が劣っていると一概には言えません。
ですから、ローン取り扱い店舗数を他行と比較してみても、ゆうちょ銀行は、全国的に見て十分便利だと言えるでしょう。
8.必要書類
書類の提出は、郵送、または店頭窓口への提出の2パターンがありますが、本審査の際にチェックされる必要書類は、どのようなものを指すのか、確認しておきましょう。
申し込みの流れStep3で銀行に提出する必要書類は、次の通りです。
- カードローン「したく」申込書、保証委託申込書、保証委託契約書
- 本人確認書類
- 所得確認資料(申込み金額が50万円を超える場合)
●本人確認資料
1) 運転免許証
2) 顔写真付き住基ネットカード
3) 個人番号カード
4)パスポート
5)健康保険証
6)外国人登録証明書、在留カード、特別永住者証明書のうち1点
ただし、上記4~6の本人確認資料を提出する場合、「直近3カ月以内に発行された住所が確認できる公共料金の請求書や領収書、または国税・地方税の領収書」あるいは、「発行後3カ月以内の住民票、印鑑証明書、納税証明書」を添えて提出しなければなりませんので、申し込みが決まり次第、準備を始めておくとスムーズに事が運びます。
●所得確認資料
所得確認資料の提出は、申込額が50万円を超える場合に必ず必要になるものですので、必要な場合は、こちらも早めの準備をおすすめします。
申込金額が50万円を超える際は、以下のいずれかの所得確認資料が必要となります。
1) 源泉徴収票
2) 住民税決定通知書
3) 所得証明書
4) 給与明細書2カ月分
5) 確定申告書第1表、第2表
ご存知の通り、消費者金融では、収入証明書による年収の確認が貸金業法という法律によって義務付けられているため、50万円以上の借入れをする場合、提出は必須です。
一方、銀行は?と言えば、これまで所得確認書類は、金融機関それぞれの方針によって提出の要否が決められていました。
一時期、銀行カードローンの広告では、「収入証明書提出不要!」などの文字が目立っていることがありました。
ただ、最近では、所得確認に関する取り決めが、徐々に厳しく変化し、ほとんどの銀行がそのような広告を打つことは無くなりました。
ほんの一時期の、この手のひらを反すような状況は、もとをただせば改正貸金業法の導入や厳しさを増す金融市場、長引く経済不安が引き金となったものでした。
総量規制の導入によって、一気にカードローンの売り上げを落とした消費者金融を追って、銀行が個人融資事業に本格的に参入したことによって、銀行のカードローン収入が勢いを増しました。
それによって、銀行間での顧客争奪戦が始まり、金利を下げ、限度額を上げ、消費者が利用しやすい商品を打ち出していったのです。
しかし、過熱する低金利と限度額競争によって、金融庁、その他関係各所から、多重債務問題再燃かと警告を受け、銀行側も多重債務問題に配慮した商品と業務内容を展開せざるを得なくなったという訳です。
このようなことから、現在は、どの銀行でも50万円など一定ラインを超える場合には、必ず、所得証明書を提出するようルールが変わってきています。
ですから、どの銀行であっても目安として、50万円以上の借入を考えている場合には、所得証明書類は準備しておくべきでしょう。
ただし、この点が不安で申し込みを躊躇しているようであれば、まずは、窓口やコールセンターなどに相談してみるといいでしょう。
9.申し込みから利用開始までの期間
先にも挙げたように、「したく」での即日融資は、不可能と考えておいた方が良いでしょう。
ゆうちょ銀行では、「したく」の利用開始までの期間を最短で10日と回答しています。
ただし、申し込みをしてから利用開始までの時間は、申込方法、連絡状況、郵便事情によっても若干の違いも出てきますので、余裕をもって2~3週間程度を目安としておくと良いでしょう。
融資を受け取るまでの時間を大手行と比較すると、申し込み手順に郵送を経由する分、スピードはかなり劣ります。
ただし、これらは、あくまで条件を揃えた場合の話で、新規に口座を開設しなければならず、WEB申し込みは苦手なので、他の方法で申し込みをするなど条件から外れてしまえば、やはり、時間はかかります。
その場合の他行のスピードについてですが、ゆうちょ銀行よりも若干早い、あるいは同レベルの2-3週間は、どの金融機関もかかると考えておいて間違いないでしょう。
ただ、即日融資に関してはアコム、プロミス、アイフルなどの大手消費者金融には銀行はかないません。
※ 審査時間や融資時間に関しては、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
そもそも銀行では即日融資は不可能です。
10.返済について
以下では、「返済方法」「返済日」「月々の返済金額」について、ゆうちょ銀行と大手行を比較しながら見ています。
1)返済方法
・ゆうちょ銀行「したく」 返済方法は1つ。
専用ローンカードを利用してATMから返済する方法のみです。
利用できるATMは、ゆうちょ銀行、スルガ銀行、セブン銀行・イーネットのATM・タウンネットワークサービスのATM・イオン銀行のATMと多く、銀行が営業していなくても、近くにコンビニがあれば、24時間いつでも返済できる便利な方法を採用しています。
しかし、選択肢がないのはデメリットでしかありませんね。
・三井住友銀行 カードローン 返済方法3つ。
①口座振替による方法
カードローンの返済用貯金口座から自動引き落としで返済する方法です。
②ATMから返済する方法
この方法は、ローン専用カードを利用する方法と普通預金キャッシュカードでの返済いずれかを利用します。
ローン専用カードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、ゆうちょATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、ファミリーマートなどに設置されたイーネットATMです。
普通預金キャッシュカードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATMです。
③振り込みによる返済
インターネットバンキング(SMBCダイレクト)を利用して、カードローン口座に振込をする方法です。
ただし、振込手数料は、負担しなければなりませんので、どのくらいの費用になるのかチェックしておくと良いでしょう。
みずほ銀行 返済方法1つ。
みずほ銀行カードローンでは、口座振替による返済のみとなります。
ただし、月々の返済の他随時返済をしたいという場合には、同行ATM、ゆうちょ銀行ATM、コンビニATM(イーネット、ローソン、セブン銀行)から返済をすることができます。
2)返済日
・ゆうちょ銀行「したく」
毎月1日までに返済(20日から翌月1日までの期間中に返済)。
・三井住友銀行
「5日、15日、25日、月末」の4日のうち、自分の都合の良い日から1日を選択することができます。
・みずほ銀行
毎月 10 日に口座から引き落としされます。
3)返済金額
返済額について、検索をすると、利用残高に関係なく「○○カードローン 最小返済額2000円」といった情報があり、いくら借りても2000円から返済ができると誤解をされている方が少なくないようです。
しかし、約定返済額(ミニマムペイメント)は、利用残高に応じて決定するものですので、利用開始後に困らないよう、この点はきちんと把握しておくべきです。
以下では、例として、利用額10万円、50万円、100万円の場合の月々の返済額を上げておきます。
ゆうちょ銀行「したく」
- 10万円以下:3000円以上
- 50万円超2万円以上
- 100万円超3万円以上
三井住友銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…11,000円
- 100万円超110万円以下…16,000円
みずほ銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…12,000円
- 100万円超110万円以下…22,000円
なお、上記は、限度額が200万円未満の場合です。
限度額200万円以上になると、上記とは金額が変わりますので、注意してください。
このように、返済だけを比較しただけでも、銀行によってさまざまであることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
「返済方法」や「返済日」が、シンプルに1つと決まっている銀行や複数から便利に選択できるカードローン、また「月々の返済金額」では、例えば10万円以下の同じ金額を借入しても返済額は、1000円から1万円までと随分と開きがあることが分かります。
利用者の中には、月々2万円も3万円も返すことはできないという方もいらっしゃるでしょうし、返済日を自分の都合に合わせて指定できた方が返済しやすいという方もいるでしょう。
例えば、「したく」の最少返済額が3000円からという情報だけを見て、安心して、100万円利用したけれど、実は、100万円超は3万円以上で返済が難しくなってしまったといった事態にならないためにも、しっかりと理解した上で申し込みをしなければなりません。
カードローンは、審査に通過して希望する金額を手にすれば、それで成功したと思われる方が多いのですが、実際には、完済してはじめて上手な使い方ができたと言えるものです。
そのことを忘れず、自分の家計に合わせて、無理のないカードローン利用をするためにも、返済については、十分に比較するべきです。
ゆうちょ銀行カードローン「したく」の上手な使い方
金利設定が同じくらいの金融機関何社かで、申込先を悩んでいるのなら、決め手は、やはり信頼性と自分の希望する利便性を備えているかということになるでしょう。
例え、他の金融機関と比較すると格段に金利が低い金融機関を見つけたとしても、信頼していい金融機関なのか、利用しながら戸惑い続けるようでは、精神的にも疲れ、長続きしないからです。
また、金利は高いが、即日融資のサービスは優れているという金融機関は、借入を急いでいる申込者には利便性が高いと言えますが、スピードは気にしないけれど、とにかく安全性と低金利が重要という申込者にとっては、自分に合った取引きができるとは考えられません。
これはカードローン全般に言えることですが、満足した使い方ができるかどうかは、自分の目的に合った商品選びができるかにかかってきますので、申し込み前の商品チェックは、納得できるまでされることをおすすめします。
上の説明からもお分かりの通り、ゆうちょ銀行「したく」では、即日融資は叶いません。
また、借入希望額は500万円以上必要、自宅に郵便物が送られてくるのは絶対にイヤ!という方にとっても郵送でのやり取りが多い「したく」は、ベストな商品とは言えないでしょう。
逆に特に「したく」を上手に、しかも、満足して活用できる方は、年齢制限ではじかれてしまったというような年金収入の方、その他、職業が主婦やアルバイト、パートで他行では申し込みを、受け入れてはもらえないという方、普段からゆうちょ銀行が身近にあり安心できるという方です。
このようにカードローンを上手に活用できるかどうかの境界線は、自分が、どのような状況で何を目的にどのようにお金を使いたいのかが、きちんと整理できているか否か、そして、そのことを前提に、的を絞った商品選びができているかどうかにあります。
カードローン商品を比較選択する際には、上記のポイントに留意し、現在の収入を考え、無理なく完済できる範囲で利用するよう心がけましょう。
ゆうちょ銀行の安心感、カードローン「したく」の登場とその背景とは?
ここからはゆうちょ銀行のカードローンが登場してきたその背景や歴史などについて考えてみたいと思います。
ゆうちょ銀行、その人気の秘密とは?
これまでの郵便事業が、日本郵政株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険へと民営化して、既に10年経過しようとしているとは言っても、「お金は、郵便貯金」「郵便局なら安心」と国営の名残りが色濃く染み付いている方は、まだまだ、多いようです。
それもそのはずで、100年以上に渡って、国主導の公共性の高い経営を行ってきたという歴史は、多くの人の生活との関わりの中で深く根付いてきたのです。
その郵便局が、日本政府によって郵政民営化されたのは、2007年10月のことです。
小泉政権下で2005年に公布された「郵政民営化法」によって、それまで日本郵政公社の事業として行ってきた郵便貯金は「ゆうちょ銀行」としてスタートしました。
その時点で、既に国内最大の貯金残高を保有し、競合他社にとっても大変恐ろしい存在の金融機関として出発したことは間違いありません。
さらに、ゆうちょ銀行が、国営の名残り以上に、特に年配者を惹き付けたのには、理由がありました。
全国銀行協会による消費者動向調査によれば、消費者が、金融機関を選択する際に最も重要なポイントとして挙げているのが、「ATMが多く、身近な場所にある」「店舗が多く、身近にある」ことです。
言うまでもなく、ゆうちょ銀行は、日本全国あらゆる地域に支店があります。
そして、このポイントは、ゆうちょ銀行にとって最大の強みです。
また、さらには、消費者にとっても、大きなポイントなのです。
少子高齢化によって生活の利便性も失われがちな地方や過疎地域であっても、「郵便局」は、生活圏内にあります。
大きな銀行に行くには、街まで出なければならないけれど、郵便局なら徒歩圏内にあるというところも、特に地方には多いのではないでしょうか。
都市部のように便利な交通手段がない地方では、遠出するのが難しいという方は、意外と多くいらっしゃるものです。
それが、ひとり暮らしのご年配の方ともなると特にそのような環境の中にいる方は多いでしょう。
ですから、気軽に利用できる近さは、なんと言っても利用者の魅力になるという訳です。
さらに、先ほども申し上げたように、一家代々利用しているという安心感も人気の秘密です。
郵便に関する用事はもちろん、貯金、保険と多くの人が、さまざまな目的で足を運ぶ機会があり、気軽に利用しやすい環境になっているのです。
窓口に行けば、幼いころから知っている人が働いているというのも特に地方の郵便局にはよく見られる光景で、そこには顔見知りだからという信頼と安心感があるのです。
このように、ゆうちょ銀行は、国営時代からの長い歴史と信頼、利用者にとっての利便性と親しみやすさという点で、新たにカードローン事業に参入するという段階にあっても、他行に一歩リードをおいていました。
「郵便局」でお金を借りる方法とは?
ちなみに、郵便局でお金を借りる方法は、ここで取り上げているカードローン「したく」だけではありません。
実際のところ、ゆうちょ銀行でお金を借りる方法は、主に6つ、下記のようなものがあります。
- 1)カードローン「したく」
- 2)ホームローン「夢舞台」
- 3)フリーローン「夢航路」
- 4)財産形成貯金担保貸付け
- 5)貯金担保自動貸付け
- 6)国債等担保自動貸付け
商品ひとつひとつ、利用方法が違いますので、参考までに「したく」以外の商品を以下、簡単に説明しておきます。
・ホームローン「夢舞台」
こちらは、その名の通り、住宅購入を目的としたローン商品です。
「夢舞台」の特徴は、新たに家を購入するファミリー層のためのローンだけではなく、さまざまな年齢や境遇にある方にあう商品を用意している点です。
夢舞台は、基本プランを中心に、個人事業主や働く独身女性、中小企業オーナーやアクティブシニア、別荘を購入したいと考えている方や最長50年のゆとり返済で若手ビジネスマンの住宅購入を応援するプランなどそれぞれにあった商品が選択できるよう全部で15のプランが準備されています。
また、「子育て応援特典制度」などが設けられ、ローン期間中に子供が一人誕生すると出産祝いとして利用中の住宅ローンの金利を優遇してくれるという子育て世代には嬉しいサービスも用意されています。
・パーソナルローン「夢航路」
「夢航路」には、親孝行型と目的型の大きく二つの商品が用意されています。
親孝行型は、両親の介護、福祉施設への入居資金、実家のバリアフリー化などの資金に利用できる商品です。
一方の目的型は、スキルアップのための「自己投資プラン」、子供の入学進学等に合わせた「教育プラン」、車の購入等に利用する「オートプラン」、結婚・出産費用のための「ハッピープラン」、太陽光発電システム導入など環境保護に役立つ資金の「エコプラン」、自宅等の「リフォームプラン」、土地・建物購入のための「不動産プラン」、事業資金以外のさまざまな目的に利用できる「フリープラン」と8つのプランが、目的別に用意されています。
親孝行型、目的型のいずれも年齢に関する利用条件は、「20歳以上70歳以下の個人」となっている点など、他の金融機関と比較すると若干上限年齢が高く設定されていますので、年齢制限でお悩みの方は、相談されるといいでしょう。
・財産形成貯金担保貸付け
こちらは、ゆうちょ銀行の貯金商品である財形定額貯金(給料やボーナスから天引きで積み立てる貯金)、財形年金定額貯金(老後の貯えのための年金貯金)、財形住宅定額貯金(住宅の購入資金を貯めるための積み立て貯金)のいずれかを担保にして、お金を借りる方法です。
・貯金担保自動貸付け
こちらもゆうちょ銀行の貯金商品を担保利用した借り入れです。
担保となるのは、定額貯金(預入の日から起算して6カ月は引出不可の貯金)、定期貯金(預入期間を設定して預入れをする貯金)です。
・国債等担保自動貸付け
ゆうちょ銀行、郵便局の貯金窓口で購入した個人向け国債を担保として、額面金額に相当するお金を借り入れることができるというものです。
上記6つのゆうちょの商品を目的を度外視して比較してみると、商品が大きく2つのグループに分けられていることに気が付きます。
1つは、4~6の商品には、ゆうちょ銀行で購入した国債や貯金など、ゆうちょを利用して得た担保が必要になるということ。
また、もう1点は、1~3の商品は、ゆうちょ銀行で取り扱いをしているものの契約は、スルガ銀行と行うという点です。
ゆうちょ銀行のしたくは、スルガ銀行が融資をしている!?それはなぜ?
それではなぜゆうちょ銀行のローン商品はスルガ銀行なのかを解説していきたいと思います。
ゆうちょ銀行が、スルガ銀行の代理店?
「したく」の商品説明を見ていくと、例えば、「スルガ銀行とご契約いただきます」あるいは、金利についても「スルガ銀行が決定させていただきます」といった記載があるなど、重要な部分にスルガ銀行が立ち入ってくるなと思われた方もいらっしゃるでしょう。
また、ホームページでカードローンの詳細を調べようとすると、「スルガ銀行ゆうちょ専用支店」「スルガ銀行ゆうちょローンサービスセンター カードローンデスク」など、ゆうちょ銀行とスルガ銀行の名前が仲良く並んでいることを不思議に感じた方もいらっしゃるかもしれません。
では、なぜ、そのようなしくみになっているのでしょうか?
実際に、ゆうちょ銀行が取り扱っている「したく」は、ゆうちょ独自の商品ではなく、スルガ銀行の商品です。
そのスルガ銀行の商品である「したく」を扱う代理店として、ゆうちょは商品を提供しているのです。
郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がないのはなぜ?
2015年、日本郵政傘下のかんぽ生命、ゆうちょ銀行3社が、東京証券取引所1部にそろって上場したニュースを更なる金融市場競争の激化とみた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのような勢いの中にあってもゆうちょ銀行には、個人向け融資の独自の商品が無かったのです。
郵政民営化以降の2012年にゆうちょ銀行は、法人向け融資や住宅ローン、カードローンへの新規事業参入のため許可申請を金融庁、及び総務省に提出しました。
この時点で、政府の郵政民営化委員会は、条件付きで申請を受け入れる構えでいましたが、金融庁は、ゆうちょ銀行の審査能力など融資業務を行う体制について疑問視したのです。
このような状況の中で、ゆうちょ銀行は、長きにわたって申請に対しての許可、不許可の判断が得られないまま、新規事業への参入も適わず足踏み状態を続けてきたのです。
しかし、両省庁が、ゆうちょ銀行の新規業務参入への判断に時間を要したのには、ゆうちょが独自のローン商品を取り扱うことによって業績を圧迫される可能性の高い民間の金融機関からの批判も大きな理由になっていたことは間違いありません。
このような事情を背景に、政府による郵政民営化の動きと共に業務提携の協議を行ってきたゆうちょ銀行とスルガ銀行は、個人ローンにおける業務内容に合意、スルガが融資をし、ゆうちょが仲介をするというかたちで2008年5月に商品発売を開始したのです。
このように、政府による融資業務認可を得ることができないゆうちょ銀行は、独自のローン商品ではなく、スルガ銀行の商品を利用し、消費者のニーズにどうにか答えてきたという経緯があるのです。
そして、政府による業務許可が下りないことこそが、郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がない最大の理由と言えるでしょう。
しかし、郵政民営化をしたにもかかわらず政府の方針によって抑え込まれてきたかに見えた個人向け無担保融資に関する一件も、最近、やっと大きな動きを見せました。
2017年に入り、ゆうちょ銀行は、融資業務許可を得るため、金融庁および総務省に再申請しました。
低金利と競争激化で十分な収益を見込むことができないと判断した住宅ローンや企業融資については申請を取りやめ、個人向け無担保融資のみの申請を行ったのです。
これによって、ゆうちょ銀行は、2017年6月に許可を取得。
商品は、無担保融資で、通帳残高が無くなっても、限度額まではキャッシュカードを利用して借り入れができるというものです。
ただ、ゆうちょ銀行側は、あくまで口座保有者向けであるという点でカードローンとは違うと強調していますが、利用方法等はカードローンと変わりなく利便性の高い商品となることが予想されます。
同商品の金利は、10%前半として検討され、限度額は低いものの競合他社にとっては痛手になることは間違いありません。
また、疑問視されてきた融資審査能力についてもスルガ銀行系の保証会社へ出資することで、当面はクリアしていくと示されているようです。
同行では、今後、システムを構築・整備し、早ければ2018年、遅くとも2019年頃には事業を始めたいという意向です。
さらに、同時期に金融市場の多様化に対応するため、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の運用業務認可も取得するなど、ゆうちょ銀行は、民間としての立場で一層勢いを増しているという印象を受ける方も多いでしょう。
民営銀行としてローン商品も出せる状態になったゆうちょ銀行。
今後のサービス展開に注目ですね!
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
※ まさに「はじめてのアコム」!アコムは初めての方が借りやすく、審査通過率が高くなっています。
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書類の提出は、郵送、または店頭窓口への提出の2パターンがありますが、本審査の際にチェックされる必要書類は、どのようなものを指すのか、確認しておきましょう。
申し込みの流れStep3で銀行に提出する必要書類は、次の通りです。
- カードローン「したく」申込書、保証委託申込書、保証委託契約書
- 本人確認書類
- 所得確認資料(申込み金額が50万円を超える場合)
●本人確認資料
1) 運転免許証
2) 顔写真付き住基ネットカード
3) 個人番号カード
4)パスポート
5)健康保険証
6)外国人登録証明書、在留カード、特別永住者証明書のうち1点
ただし、上記4~6の本人確認資料を提出する場合、「直近3カ月以内に発行された住所が確認できる公共料金の請求書や領収書、または国税・地方税の領収書」あるいは、「発行後3カ月以内の住民票、印鑑証明書、納税証明書」を添えて提出しなければなりませんので、申し込みが決まり次第、準備を始めておくとスムーズに事が運びます。
●所得確認資料
所得確認資料の提出は、申込額が50万円を超える場合に必ず必要になるものですので、必要な場合は、こちらも早めの準備をおすすめします。
申込金額が50万円を超える際は、以下のいずれかの所得確認資料が必要となります。
1) 源泉徴収票
2) 住民税決定通知書
3) 所得証明書
4) 給与明細書2カ月分
5) 確定申告書第1表、第2表
ご存知の通り、消費者金融では、収入証明書による年収の確認が貸金業法という法律によって義務付けられているため、50万円以上の借入れをする場合、提出は必須です。
一方、銀行は?と言えば、これまで所得確認書類は、金融機関それぞれの方針によって提出の要否が決められていました。
一時期、銀行カードローンの広告では、「収入証明書提出不要!」などの文字が目立っていることがありました。
ただ、最近では、所得確認に関する取り決めが、徐々に厳しく変化し、ほとんどの銀行がそのような広告を打つことは無くなりました。
ほんの一時期の、この手のひらを反すような状況は、もとをただせば改正貸金業法の導入や厳しさを増す金融市場、長引く経済不安が引き金となったものでした。
総量規制の導入によって、一気にカードローンの売り上げを落とした消費者金融を追って、銀行が個人融資事業に本格的に参入したことによって、銀行のカードローン収入が勢いを増しました。
それによって、銀行間での顧客争奪戦が始まり、金利を下げ、限度額を上げ、消費者が利用しやすい商品を打ち出していったのです。
しかし、過熱する低金利と限度額競争によって、金融庁、その他関係各所から、多重債務問題再燃かと警告を受け、銀行側も多重債務問題に配慮した商品と業務内容を展開せざるを得なくなったという訳です。
このようなことから、現在は、どの銀行でも50万円など一定ラインを超える場合には、必ず、所得証明書を提出するようルールが変わってきています。
ですから、どの銀行であっても目安として、50万円以上の借入を考えている場合には、所得証明書類は準備しておくべきでしょう。
ただし、この点が不安で申し込みを躊躇しているようであれば、まずは、窓口やコールセンターなどに相談してみるといいでしょう。
9.申し込みから利用開始までの期間
先にも挙げたように、「したく」での即日融資は、不可能と考えておいた方が良いでしょう。
ゆうちょ銀行では、「したく」の利用開始までの期間を最短で10日と回答しています。
ただし、申し込みをしてから利用開始までの時間は、申込方法、連絡状況、郵便事情によっても若干の違いも出てきますので、余裕をもって2~3週間程度を目安としておくと良いでしょう。
融資を受け取るまでの時間を大手行と比較すると、申し込み手順に郵送を経由する分、スピードはかなり劣ります。
ただし、これらは、あくまで条件を揃えた場合の話で、新規に口座を開設しなければならず、WEB申し込みは苦手なので、他の方法で申し込みをするなど条件から外れてしまえば、やはり、時間はかかります。
その場合の他行のスピードについてですが、ゆうちょ銀行よりも若干早い、あるいは同レベルの2-3週間は、どの金融機関もかかると考えておいて間違いないでしょう。
ただ、即日融資に関してはアコム、プロミス、アイフルなどの大手消費者金融には銀行はかないません。
※ 審査時間や融資時間に関しては、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
そもそも銀行では即日融資は不可能です。
10.返済について
以下では、「返済方法」「返済日」「月々の返済金額」について、ゆうちょ銀行と大手行を比較しながら見ています。
1)返済方法
・ゆうちょ銀行「したく」 返済方法は1つ。
専用ローンカードを利用してATMから返済する方法のみです。
利用できるATMは、ゆうちょ銀行、スルガ銀行、セブン銀行・イーネットのATM・タウンネットワークサービスのATM・イオン銀行のATMと多く、銀行が営業していなくても、近くにコンビニがあれば、24時間いつでも返済できる便利な方法を採用しています。
しかし、選択肢がないのはデメリットでしかありませんね。
・三井住友銀行 カードローン 返済方法3つ。
①口座振替による方法
カードローンの返済用貯金口座から自動引き落としで返済する方法です。
②ATMから返済する方法
この方法は、ローン専用カードを利用する方法と普通預金キャッシュカードでの返済いずれかを利用します。
ローン専用カードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、ゆうちょATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、ファミリーマートなどに設置されたイーネットATMです。
普通預金キャッシュカードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATMです。
③振り込みによる返済
インターネットバンキング(SMBCダイレクト)を利用して、カードローン口座に振込をする方法です。
ただし、振込手数料は、負担しなければなりませんので、どのくらいの費用になるのかチェックしておくと良いでしょう。
みずほ銀行 返済方法1つ。
みずほ銀行カードローンでは、口座振替による返済のみとなります。
ただし、月々の返済の他随時返済をしたいという場合には、同行ATM、ゆうちょ銀行ATM、コンビニATM(イーネット、ローソン、セブン銀行)から返済をすることができます。
2)返済日
・ゆうちょ銀行「したく」
毎月1日までに返済(20日から翌月1日までの期間中に返済)。
・三井住友銀行
「5日、15日、25日、月末」の4日のうち、自分の都合の良い日から1日を選択することができます。
・みずほ銀行
毎月 10 日に口座から引き落としされます。
3)返済金額
返済額について、検索をすると、利用残高に関係なく「○○カードローン 最小返済額2000円」といった情報があり、いくら借りても2000円から返済ができると誤解をされている方が少なくないようです。
しかし、約定返済額(ミニマムペイメント)は、利用残高に応じて決定するものですので、利用開始後に困らないよう、この点はきちんと把握しておくべきです。
以下では、例として、利用額10万円、50万円、100万円の場合の月々の返済額を上げておきます。
ゆうちょ銀行「したく」
- 10万円以下:3000円以上
- 50万円超2万円以上
- 100万円超3万円以上
三井住友銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…11,000円
- 100万円超110万円以下…16,000円
みずほ銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…12,000円
- 100万円超110万円以下…22,000円
なお、上記は、限度額が200万円未満の場合です。
限度額200万円以上になると、上記とは金額が変わりますので、注意してください。
このように、返済だけを比較しただけでも、銀行によってさまざまであることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
「返済方法」や「返済日」が、シンプルに1つと決まっている銀行や複数から便利に選択できるカードローン、また「月々の返済金額」では、例えば10万円以下の同じ金額を借入しても返済額は、1000円から1万円までと随分と開きがあることが分かります。
利用者の中には、月々2万円も3万円も返すことはできないという方もいらっしゃるでしょうし、返済日を自分の都合に合わせて指定できた方が返済しやすいという方もいるでしょう。
例えば、「したく」の最少返済額が3000円からという情報だけを見て、安心して、100万円利用したけれど、実は、100万円超は3万円以上で返済が難しくなってしまったといった事態にならないためにも、しっかりと理解した上で申し込みをしなければなりません。
カードローンは、審査に通過して希望する金額を手にすれば、それで成功したと思われる方が多いのですが、実際には、完済してはじめて上手な使い方ができたと言えるものです。
そのことを忘れず、自分の家計に合わせて、無理のないカードローン利用をするためにも、返済については、十分に比較するべきです。
ゆうちょ銀行カードローン「したく」の上手な使い方
金利設定が同じくらいの金融機関何社かで、申込先を悩んでいるのなら、決め手は、やはり信頼性と自分の希望する利便性を備えているかということになるでしょう。
例え、他の金融機関と比較すると格段に金利が低い金融機関を見つけたとしても、信頼していい金融機関なのか、利用しながら戸惑い続けるようでは、精神的にも疲れ、長続きしないからです。
また、金利は高いが、即日融資のサービスは優れているという金融機関は、借入を急いでいる申込者には利便性が高いと言えますが、スピードは気にしないけれど、とにかく安全性と低金利が重要という申込者にとっては、自分に合った取引きができるとは考えられません。
これはカードローン全般に言えることですが、満足した使い方ができるかどうかは、自分の目的に合った商品選びができるかにかかってきますので、申し込み前の商品チェックは、納得できるまでされることをおすすめします。
上の説明からもお分かりの通り、ゆうちょ銀行「したく」では、即日融資は叶いません。
また、借入希望額は500万円以上必要、自宅に郵便物が送られてくるのは絶対にイヤ!という方にとっても郵送でのやり取りが多い「したく」は、ベストな商品とは言えないでしょう。
逆に特に「したく」を上手に、しかも、満足して活用できる方は、年齢制限ではじかれてしまったというような年金収入の方、その他、職業が主婦やアルバイト、パートで他行では申し込みを、受け入れてはもらえないという方、普段からゆうちょ銀行が身近にあり安心できるという方です。
このようにカードローンを上手に活用できるかどうかの境界線は、自分が、どのような状況で何を目的にどのようにお金を使いたいのかが、きちんと整理できているか否か、そして、そのことを前提に、的を絞った商品選びができているかどうかにあります。
カードローン商品を比較選択する際には、上記のポイントに留意し、現在の収入を考え、無理なく完済できる範囲で利用するよう心がけましょう。
ゆうちょ銀行の安心感、カードローン「したく」の登場とその背景とは?
ここからはゆうちょ銀行のカードローンが登場してきたその背景や歴史などについて考えてみたいと思います。
ゆうちょ銀行、その人気の秘密とは?
これまでの郵便事業が、日本郵政株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険へと民営化して、既に10年経過しようとしているとは言っても、「お金は、郵便貯金」「郵便局なら安心」と国営の名残りが色濃く染み付いている方は、まだまだ、多いようです。
それもそのはずで、100年以上に渡って、国主導の公共性の高い経営を行ってきたという歴史は、多くの人の生活との関わりの中で深く根付いてきたのです。
その郵便局が、日本政府によって郵政民営化されたのは、2007年10月のことです。
小泉政権下で2005年に公布された「郵政民営化法」によって、それまで日本郵政公社の事業として行ってきた郵便貯金は「ゆうちょ銀行」としてスタートしました。
その時点で、既に国内最大の貯金残高を保有し、競合他社にとっても大変恐ろしい存在の金融機関として出発したことは間違いありません。
さらに、ゆうちょ銀行が、国営の名残り以上に、特に年配者を惹き付けたのには、理由がありました。
全国銀行協会による消費者動向調査によれば、消費者が、金融機関を選択する際に最も重要なポイントとして挙げているのが、「ATMが多く、身近な場所にある」「店舗が多く、身近にある」ことです。
言うまでもなく、ゆうちょ銀行は、日本全国あらゆる地域に支店があります。
そして、このポイントは、ゆうちょ銀行にとって最大の強みです。
また、さらには、消費者にとっても、大きなポイントなのです。
少子高齢化によって生活の利便性も失われがちな地方や過疎地域であっても、「郵便局」は、生活圏内にあります。
大きな銀行に行くには、街まで出なければならないけれど、郵便局なら徒歩圏内にあるというところも、特に地方には多いのではないでしょうか。
都市部のように便利な交通手段がない地方では、遠出するのが難しいという方は、意外と多くいらっしゃるものです。
それが、ひとり暮らしのご年配の方ともなると特にそのような環境の中にいる方は多いでしょう。
ですから、気軽に利用できる近さは、なんと言っても利用者の魅力になるという訳です。
さらに、先ほども申し上げたように、一家代々利用しているという安心感も人気の秘密です。
郵便に関する用事はもちろん、貯金、保険と多くの人が、さまざまな目的で足を運ぶ機会があり、気軽に利用しやすい環境になっているのです。
窓口に行けば、幼いころから知っている人が働いているというのも特に地方の郵便局にはよく見られる光景で、そこには顔見知りだからという信頼と安心感があるのです。
このように、ゆうちょ銀行は、国営時代からの長い歴史と信頼、利用者にとっての利便性と親しみやすさという点で、新たにカードローン事業に参入するという段階にあっても、他行に一歩リードをおいていました。
「郵便局」でお金を借りる方法とは?
ちなみに、郵便局でお金を借りる方法は、ここで取り上げているカードローン「したく」だけではありません。
実際のところ、ゆうちょ銀行でお金を借りる方法は、主に6つ、下記のようなものがあります。
- 1)カードローン「したく」
- 2)ホームローン「夢舞台」
- 3)フリーローン「夢航路」
- 4)財産形成貯金担保貸付け
- 5)貯金担保自動貸付け
- 6)国債等担保自動貸付け
商品ひとつひとつ、利用方法が違いますので、参考までに「したく」以外の商品を以下、簡単に説明しておきます。
・ホームローン「夢舞台」
こちらは、その名の通り、住宅購入を目的としたローン商品です。
「夢舞台」の特徴は、新たに家を購入するファミリー層のためのローンだけではなく、さまざまな年齢や境遇にある方にあう商品を用意している点です。
夢舞台は、基本プランを中心に、個人事業主や働く独身女性、中小企業オーナーやアクティブシニア、別荘を購入したいと考えている方や最長50年のゆとり返済で若手ビジネスマンの住宅購入を応援するプランなどそれぞれにあった商品が選択できるよう全部で15のプランが準備されています。
また、「子育て応援特典制度」などが設けられ、ローン期間中に子供が一人誕生すると出産祝いとして利用中の住宅ローンの金利を優遇してくれるという子育て世代には嬉しいサービスも用意されています。
・パーソナルローン「夢航路」
「夢航路」には、親孝行型と目的型の大きく二つの商品が用意されています。
親孝行型は、両親の介護、福祉施設への入居資金、実家のバリアフリー化などの資金に利用できる商品です。
一方の目的型は、スキルアップのための「自己投資プラン」、子供の入学進学等に合わせた「教育プラン」、車の購入等に利用する「オートプラン」、結婚・出産費用のための「ハッピープラン」、太陽光発電システム導入など環境保護に役立つ資金の「エコプラン」、自宅等の「リフォームプラン」、土地・建物購入のための「不動産プラン」、事業資金以外のさまざまな目的に利用できる「フリープラン」と8つのプランが、目的別に用意されています。
親孝行型、目的型のいずれも年齢に関する利用条件は、「20歳以上70歳以下の個人」となっている点など、他の金融機関と比較すると若干上限年齢が高く設定されていますので、年齢制限でお悩みの方は、相談されるといいでしょう。
・財産形成貯金担保貸付け
こちらは、ゆうちょ銀行の貯金商品である財形定額貯金(給料やボーナスから天引きで積み立てる貯金)、財形年金定額貯金(老後の貯えのための年金貯金)、財形住宅定額貯金(住宅の購入資金を貯めるための積み立て貯金)のいずれかを担保にして、お金を借りる方法です。
・貯金担保自動貸付け
こちらもゆうちょ銀行の貯金商品を担保利用した借り入れです。
担保となるのは、定額貯金(預入の日から起算して6カ月は引出不可の貯金)、定期貯金(預入期間を設定して預入れをする貯金)です。
・国債等担保自動貸付け
ゆうちょ銀行、郵便局の貯金窓口で購入した個人向け国債を担保として、額面金額に相当するお金を借り入れることができるというものです。
上記6つのゆうちょの商品を目的を度外視して比較してみると、商品が大きく2つのグループに分けられていることに気が付きます。
1つは、4~6の商品には、ゆうちょ銀行で購入した国債や貯金など、ゆうちょを利用して得た担保が必要になるということ。
また、もう1点は、1~3の商品は、ゆうちょ銀行で取り扱いをしているものの契約は、スルガ銀行と行うという点です。
ゆうちょ銀行のしたくは、スルガ銀行が融資をしている!?それはなぜ?
それではなぜゆうちょ銀行のローン商品はスルガ銀行なのかを解説していきたいと思います。
ゆうちょ銀行が、スルガ銀行の代理店?
「したく」の商品説明を見ていくと、例えば、「スルガ銀行とご契約いただきます」あるいは、金利についても「スルガ銀行が決定させていただきます」といった記載があるなど、重要な部分にスルガ銀行が立ち入ってくるなと思われた方もいらっしゃるでしょう。
また、ホームページでカードローンの詳細を調べようとすると、「スルガ銀行ゆうちょ専用支店」「スルガ銀行ゆうちょローンサービスセンター カードローンデスク」など、ゆうちょ銀行とスルガ銀行の名前が仲良く並んでいることを不思議に感じた方もいらっしゃるかもしれません。
では、なぜ、そのようなしくみになっているのでしょうか?
実際に、ゆうちょ銀行が取り扱っている「したく」は、ゆうちょ独自の商品ではなく、スルガ銀行の商品です。
そのスルガ銀行の商品である「したく」を扱う代理店として、ゆうちょは商品を提供しているのです。
郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がないのはなぜ?
2015年、日本郵政傘下のかんぽ生命、ゆうちょ銀行3社が、東京証券取引所1部にそろって上場したニュースを更なる金融市場競争の激化とみた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのような勢いの中にあってもゆうちょ銀行には、個人向け融資の独自の商品が無かったのです。
郵政民営化以降の2012年にゆうちょ銀行は、法人向け融資や住宅ローン、カードローンへの新規事業参入のため許可申請を金融庁、及び総務省に提出しました。
この時点で、政府の郵政民営化委員会は、条件付きで申請を受け入れる構えでいましたが、金融庁は、ゆうちょ銀行の審査能力など融資業務を行う体制について疑問視したのです。
このような状況の中で、ゆうちょ銀行は、長きにわたって申請に対しての許可、不許可の判断が得られないまま、新規事業への参入も適わず足踏み状態を続けてきたのです。
しかし、両省庁が、ゆうちょ銀行の新規業務参入への判断に時間を要したのには、ゆうちょが独自のローン商品を取り扱うことによって業績を圧迫される可能性の高い民間の金融機関からの批判も大きな理由になっていたことは間違いありません。
このような事情を背景に、政府による郵政民営化の動きと共に業務提携の協議を行ってきたゆうちょ銀行とスルガ銀行は、個人ローンにおける業務内容に合意、スルガが融資をし、ゆうちょが仲介をするというかたちで2008年5月に商品発売を開始したのです。
このように、政府による融資業務認可を得ることができないゆうちょ銀行は、独自のローン商品ではなく、スルガ銀行の商品を利用し、消費者のニーズにどうにか答えてきたという経緯があるのです。
そして、政府による業務許可が下りないことこそが、郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がない最大の理由と言えるでしょう。
しかし、郵政民営化をしたにもかかわらず政府の方針によって抑え込まれてきたかに見えた個人向け無担保融資に関する一件も、最近、やっと大きな動きを見せました。
2017年に入り、ゆうちょ銀行は、融資業務許可を得るため、金融庁および総務省に再申請しました。
低金利と競争激化で十分な収益を見込むことができないと判断した住宅ローンや企業融資については申請を取りやめ、個人向け無担保融資のみの申請を行ったのです。
これによって、ゆうちょ銀行は、2017年6月に許可を取得。
商品は、無担保融資で、通帳残高が無くなっても、限度額まではキャッシュカードを利用して借り入れができるというものです。
ただ、ゆうちょ銀行側は、あくまで口座保有者向けであるという点でカードローンとは違うと強調していますが、利用方法等はカードローンと変わりなく利便性の高い商品となることが予想されます。
同商品の金利は、10%前半として検討され、限度額は低いものの競合他社にとっては痛手になることは間違いありません。
また、疑問視されてきた融資審査能力についてもスルガ銀行系の保証会社へ出資することで、当面はクリアしていくと示されているようです。
同行では、今後、システムを構築・整備し、早ければ2018年、遅くとも2019年頃には事業を始めたいという意向です。
さらに、同時期に金融市場の多様化に対応するため、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の運用業務認可も取得するなど、ゆうちょ銀行は、民間としての立場で一層勢いを増しているという印象を受ける方も多いでしょう。
民営銀行としてローン商品も出せる状態になったゆうちょ銀行。
今後のサービス展開に注目ですね!
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
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※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
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先にも挙げたように、「したく」での即日融資は、不可能と考えておいた方が良いでしょう。
ゆうちょ銀行では、「したく」の利用開始までの期間を最短で10日と回答しています。
ただし、申し込みをしてから利用開始までの時間は、申込方法、連絡状況、郵便事情によっても若干の違いも出てきますので、余裕をもって2~3週間程度を目安としておくと良いでしょう。
融資を受け取るまでの時間を大手行と比較すると、申し込み手順に郵送を経由する分、スピードはかなり劣ります。
ただし、これらは、あくまで条件を揃えた場合の話で、新規に口座を開設しなければならず、WEB申し込みは苦手なので、他の方法で申し込みをするなど条件から外れてしまえば、やはり、時間はかかります。
その場合の他行のスピードについてですが、ゆうちょ銀行よりも若干早い、あるいは同レベルの2-3週間は、どの金融機関もかかると考えておいて間違いないでしょう。
ただ、即日融資に関してはアコム、プロミス、アイフルなどの大手消費者金融には銀行はかないません。
※ 審査時間や融資時間に関しては、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
そもそも銀行では即日融資は不可能です。
10.返済について
以下では、「返済方法」「返済日」「月々の返済金額」について、ゆうちょ銀行と大手行を比較しながら見ています。
1)返済方法
・ゆうちょ銀行「したく」 返済方法は1つ。
専用ローンカードを利用してATMから返済する方法のみです。
利用できるATMは、ゆうちょ銀行、スルガ銀行、セブン銀行・イーネットのATM・タウンネットワークサービスのATM・イオン銀行のATMと多く、銀行が営業していなくても、近くにコンビニがあれば、24時間いつでも返済できる便利な方法を採用しています。
しかし、選択肢がないのはデメリットでしかありませんね。
・三井住友銀行 カードローン 返済方法3つ。
①口座振替による方法
カードローンの返済用貯金口座から自動引き落としで返済する方法です。
②ATMから返済する方法
この方法は、ローン専用カードを利用する方法と普通預金キャッシュカードでの返済いずれかを利用します。
ローン専用カードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、ゆうちょATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、ファミリーマートなどに設置されたイーネットATMです。
普通預金キャッシュカードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATMです。
③振り込みによる返済
インターネットバンキング(SMBCダイレクト)を利用して、カードローン口座に振込をする方法です。
ただし、振込手数料は、負担しなければなりませんので、どのくらいの費用になるのかチェックしておくと良いでしょう。
みずほ銀行 返済方法1つ。
みずほ銀行カードローンでは、口座振替による返済のみとなります。
ただし、月々の返済の他随時返済をしたいという場合には、同行ATM、ゆうちょ銀行ATM、コンビニATM(イーネット、ローソン、セブン銀行)から返済をすることができます。
2)返済日
・ゆうちょ銀行「したく」
毎月1日までに返済(20日から翌月1日までの期間中に返済)。
・三井住友銀行
「5日、15日、25日、月末」の4日のうち、自分の都合の良い日から1日を選択することができます。
・みずほ銀行
毎月 10 日に口座から引き落としされます。
3)返済金額
返済額について、検索をすると、利用残高に関係なく「○○カードローン 最小返済額2000円」といった情報があり、いくら借りても2000円から返済ができると誤解をされている方が少なくないようです。
しかし、約定返済額(ミニマムペイメント)は、利用残高に応じて決定するものですので、利用開始後に困らないよう、この点はきちんと把握しておくべきです。
以下では、例として、利用額10万円、50万円、100万円の場合の月々の返済額を上げておきます。
ゆうちょ銀行「したく」
- 10万円以下:3000円以上
- 50万円超2万円以上
- 100万円超3万円以上
三井住友銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…11,000円
- 100万円超110万円以下…16,000円
みずほ銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…12,000円
- 100万円超110万円以下…22,000円
なお、上記は、限度額が200万円未満の場合です。
限度額200万円以上になると、上記とは金額が変わりますので、注意してください。
このように、返済だけを比較しただけでも、銀行によってさまざまであることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
「返済方法」や「返済日」が、シンプルに1つと決まっている銀行や複数から便利に選択できるカードローン、また「月々の返済金額」では、例えば10万円以下の同じ金額を借入しても返済額は、1000円から1万円までと随分と開きがあることが分かります。
利用者の中には、月々2万円も3万円も返すことはできないという方もいらっしゃるでしょうし、返済日を自分の都合に合わせて指定できた方が返済しやすいという方もいるでしょう。
例えば、「したく」の最少返済額が3000円からという情報だけを見て、安心して、100万円利用したけれど、実は、100万円超は3万円以上で返済が難しくなってしまったといった事態にならないためにも、しっかりと理解した上で申し込みをしなければなりません。
カードローンは、審査に通過して希望する金額を手にすれば、それで成功したと思われる方が多いのですが、実際には、完済してはじめて上手な使い方ができたと言えるものです。
そのことを忘れず、自分の家計に合わせて、無理のないカードローン利用をするためにも、返済については、十分に比較するべきです。
ゆうちょ銀行カードローン「したく」の上手な使い方
金利設定が同じくらいの金融機関何社かで、申込先を悩んでいるのなら、決め手は、やはり信頼性と自分の希望する利便性を備えているかということになるでしょう。
例え、他の金融機関と比較すると格段に金利が低い金融機関を見つけたとしても、信頼していい金融機関なのか、利用しながら戸惑い続けるようでは、精神的にも疲れ、長続きしないからです。
また、金利は高いが、即日融資のサービスは優れているという金融機関は、借入を急いでいる申込者には利便性が高いと言えますが、スピードは気にしないけれど、とにかく安全性と低金利が重要という申込者にとっては、自分に合った取引きができるとは考えられません。
これはカードローン全般に言えることですが、満足した使い方ができるかどうかは、自分の目的に合った商品選びができるかにかかってきますので、申し込み前の商品チェックは、納得できるまでされることをおすすめします。
上の説明からもお分かりの通り、ゆうちょ銀行「したく」では、即日融資は叶いません。
また、借入希望額は500万円以上必要、自宅に郵便物が送られてくるのは絶対にイヤ!という方にとっても郵送でのやり取りが多い「したく」は、ベストな商品とは言えないでしょう。
逆に特に「したく」を上手に、しかも、満足して活用できる方は、年齢制限ではじかれてしまったというような年金収入の方、その他、職業が主婦やアルバイト、パートで他行では申し込みを、受け入れてはもらえないという方、普段からゆうちょ銀行が身近にあり安心できるという方です。
このようにカードローンを上手に活用できるかどうかの境界線は、自分が、どのような状況で何を目的にどのようにお金を使いたいのかが、きちんと整理できているか否か、そして、そのことを前提に、的を絞った商品選びができているかどうかにあります。
カードローン商品を比較選択する際には、上記のポイントに留意し、現在の収入を考え、無理なく完済できる範囲で利用するよう心がけましょう。
ゆうちょ銀行の安心感、カードローン「したく」の登場とその背景とは?
ここからはゆうちょ銀行のカードローンが登場してきたその背景や歴史などについて考えてみたいと思います。
ゆうちょ銀行、その人気の秘密とは?
これまでの郵便事業が、日本郵政株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険へと民営化して、既に10年経過しようとしているとは言っても、「お金は、郵便貯金」「郵便局なら安心」と国営の名残りが色濃く染み付いている方は、まだまだ、多いようです。
それもそのはずで、100年以上に渡って、国主導の公共性の高い経営を行ってきたという歴史は、多くの人の生活との関わりの中で深く根付いてきたのです。
その郵便局が、日本政府によって郵政民営化されたのは、2007年10月のことです。
小泉政権下で2005年に公布された「郵政民営化法」によって、それまで日本郵政公社の事業として行ってきた郵便貯金は「ゆうちょ銀行」としてスタートしました。
その時点で、既に国内最大の貯金残高を保有し、競合他社にとっても大変恐ろしい存在の金融機関として出発したことは間違いありません。
さらに、ゆうちょ銀行が、国営の名残り以上に、特に年配者を惹き付けたのには、理由がありました。
全国銀行協会による消費者動向調査によれば、消費者が、金融機関を選択する際に最も重要なポイントとして挙げているのが、「ATMが多く、身近な場所にある」「店舗が多く、身近にある」ことです。
言うまでもなく、ゆうちょ銀行は、日本全国あらゆる地域に支店があります。
そして、このポイントは、ゆうちょ銀行にとって最大の強みです。
また、さらには、消費者にとっても、大きなポイントなのです。
少子高齢化によって生活の利便性も失われがちな地方や過疎地域であっても、「郵便局」は、生活圏内にあります。
大きな銀行に行くには、街まで出なければならないけれど、郵便局なら徒歩圏内にあるというところも、特に地方には多いのではないでしょうか。
都市部のように便利な交通手段がない地方では、遠出するのが難しいという方は、意外と多くいらっしゃるものです。
それが、ひとり暮らしのご年配の方ともなると特にそのような環境の中にいる方は多いでしょう。
ですから、気軽に利用できる近さは、なんと言っても利用者の魅力になるという訳です。
さらに、先ほども申し上げたように、一家代々利用しているという安心感も人気の秘密です。
郵便に関する用事はもちろん、貯金、保険と多くの人が、さまざまな目的で足を運ぶ機会があり、気軽に利用しやすい環境になっているのです。
窓口に行けば、幼いころから知っている人が働いているというのも特に地方の郵便局にはよく見られる光景で、そこには顔見知りだからという信頼と安心感があるのです。
このように、ゆうちょ銀行は、国営時代からの長い歴史と信頼、利用者にとっての利便性と親しみやすさという点で、新たにカードローン事業に参入するという段階にあっても、他行に一歩リードをおいていました。
「郵便局」でお金を借りる方法とは?
ちなみに、郵便局でお金を借りる方法は、ここで取り上げているカードローン「したく」だけではありません。
実際のところ、ゆうちょ銀行でお金を借りる方法は、主に6つ、下記のようなものがあります。
- 1)カードローン「したく」
- 2)ホームローン「夢舞台」
- 3)フリーローン「夢航路」
- 4)財産形成貯金担保貸付け
- 5)貯金担保自動貸付け
- 6)国債等担保自動貸付け
商品ひとつひとつ、利用方法が違いますので、参考までに「したく」以外の商品を以下、簡単に説明しておきます。
・ホームローン「夢舞台」
こちらは、その名の通り、住宅購入を目的としたローン商品です。
「夢舞台」の特徴は、新たに家を購入するファミリー層のためのローンだけではなく、さまざまな年齢や境遇にある方にあう商品を用意している点です。
夢舞台は、基本プランを中心に、個人事業主や働く独身女性、中小企業オーナーやアクティブシニア、別荘を購入したいと考えている方や最長50年のゆとり返済で若手ビジネスマンの住宅購入を応援するプランなどそれぞれにあった商品が選択できるよう全部で15のプランが準備されています。
また、「子育て応援特典制度」などが設けられ、ローン期間中に子供が一人誕生すると出産祝いとして利用中の住宅ローンの金利を優遇してくれるという子育て世代には嬉しいサービスも用意されています。
・パーソナルローン「夢航路」
「夢航路」には、親孝行型と目的型の大きく二つの商品が用意されています。
親孝行型は、両親の介護、福祉施設への入居資金、実家のバリアフリー化などの資金に利用できる商品です。
一方の目的型は、スキルアップのための「自己投資プラン」、子供の入学進学等に合わせた「教育プラン」、車の購入等に利用する「オートプラン」、結婚・出産費用のための「ハッピープラン」、太陽光発電システム導入など環境保護に役立つ資金の「エコプラン」、自宅等の「リフォームプラン」、土地・建物購入のための「不動産プラン」、事業資金以外のさまざまな目的に利用できる「フリープラン」と8つのプランが、目的別に用意されています。
親孝行型、目的型のいずれも年齢に関する利用条件は、「20歳以上70歳以下の個人」となっている点など、他の金融機関と比較すると若干上限年齢が高く設定されていますので、年齢制限でお悩みの方は、相談されるといいでしょう。
・財産形成貯金担保貸付け
こちらは、ゆうちょ銀行の貯金商品である財形定額貯金(給料やボーナスから天引きで積み立てる貯金)、財形年金定額貯金(老後の貯えのための年金貯金)、財形住宅定額貯金(住宅の購入資金を貯めるための積み立て貯金)のいずれかを担保にして、お金を借りる方法です。
・貯金担保自動貸付け
こちらもゆうちょ銀行の貯金商品を担保利用した借り入れです。
担保となるのは、定額貯金(預入の日から起算して6カ月は引出不可の貯金)、定期貯金(預入期間を設定して預入れをする貯金)です。
・国債等担保自動貸付け
ゆうちょ銀行、郵便局の貯金窓口で購入した個人向け国債を担保として、額面金額に相当するお金を借り入れることができるというものです。
上記6つのゆうちょの商品を目的を度外視して比較してみると、商品が大きく2つのグループに分けられていることに気が付きます。
1つは、4~6の商品には、ゆうちょ銀行で購入した国債や貯金など、ゆうちょを利用して得た担保が必要になるということ。
また、もう1点は、1~3の商品は、ゆうちょ銀行で取り扱いをしているものの契約は、スルガ銀行と行うという点です。
ゆうちょ銀行のしたくは、スルガ銀行が融資をしている!?それはなぜ?
それではなぜゆうちょ銀行のローン商品はスルガ銀行なのかを解説していきたいと思います。
ゆうちょ銀行が、スルガ銀行の代理店?
「したく」の商品説明を見ていくと、例えば、「スルガ銀行とご契約いただきます」あるいは、金利についても「スルガ銀行が決定させていただきます」といった記載があるなど、重要な部分にスルガ銀行が立ち入ってくるなと思われた方もいらっしゃるでしょう。
また、ホームページでカードローンの詳細を調べようとすると、「スルガ銀行ゆうちょ専用支店」「スルガ銀行ゆうちょローンサービスセンター カードローンデスク」など、ゆうちょ銀行とスルガ銀行の名前が仲良く並んでいることを不思議に感じた方もいらっしゃるかもしれません。
では、なぜ、そのようなしくみになっているのでしょうか?
実際に、ゆうちょ銀行が取り扱っている「したく」は、ゆうちょ独自の商品ではなく、スルガ銀行の商品です。
そのスルガ銀行の商品である「したく」を扱う代理店として、ゆうちょは商品を提供しているのです。
郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がないのはなぜ?
2015年、日本郵政傘下のかんぽ生命、ゆうちょ銀行3社が、東京証券取引所1部にそろって上場したニュースを更なる金融市場競争の激化とみた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのような勢いの中にあってもゆうちょ銀行には、個人向け融資の独自の商品が無かったのです。
郵政民営化以降の2012年にゆうちょ銀行は、法人向け融資や住宅ローン、カードローンへの新規事業参入のため許可申請を金融庁、及び総務省に提出しました。
この時点で、政府の郵政民営化委員会は、条件付きで申請を受け入れる構えでいましたが、金融庁は、ゆうちょ銀行の審査能力など融資業務を行う体制について疑問視したのです。
このような状況の中で、ゆうちょ銀行は、長きにわたって申請に対しての許可、不許可の判断が得られないまま、新規事業への参入も適わず足踏み状態を続けてきたのです。
しかし、両省庁が、ゆうちょ銀行の新規業務参入への判断に時間を要したのには、ゆうちょが独自のローン商品を取り扱うことによって業績を圧迫される可能性の高い民間の金融機関からの批判も大きな理由になっていたことは間違いありません。
このような事情を背景に、政府による郵政民営化の動きと共に業務提携の協議を行ってきたゆうちょ銀行とスルガ銀行は、個人ローンにおける業務内容に合意、スルガが融資をし、ゆうちょが仲介をするというかたちで2008年5月に商品発売を開始したのです。
このように、政府による融資業務認可を得ることができないゆうちょ銀行は、独自のローン商品ではなく、スルガ銀行の商品を利用し、消費者のニーズにどうにか答えてきたという経緯があるのです。
そして、政府による業務許可が下りないことこそが、郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がない最大の理由と言えるでしょう。
しかし、郵政民営化をしたにもかかわらず政府の方針によって抑え込まれてきたかに見えた個人向け無担保融資に関する一件も、最近、やっと大きな動きを見せました。
2017年に入り、ゆうちょ銀行は、融資業務許可を得るため、金融庁および総務省に再申請しました。
低金利と競争激化で十分な収益を見込むことができないと判断した住宅ローンや企業融資については申請を取りやめ、個人向け無担保融資のみの申請を行ったのです。
これによって、ゆうちょ銀行は、2017年6月に許可を取得。
商品は、無担保融資で、通帳残高が無くなっても、限度額まではキャッシュカードを利用して借り入れができるというものです。
ただ、ゆうちょ銀行側は、あくまで口座保有者向けであるという点でカードローンとは違うと強調していますが、利用方法等はカードローンと変わりなく利便性の高い商品となることが予想されます。
同商品の金利は、10%前半として検討され、限度額は低いものの競合他社にとっては痛手になることは間違いありません。
また、疑問視されてきた融資審査能力についてもスルガ銀行系の保証会社へ出資することで、当面はクリアしていくと示されているようです。
同行では、今後、システムを構築・整備し、早ければ2018年、遅くとも2019年頃には事業を始めたいという意向です。
さらに、同時期に金融市場の多様化に対応するため、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の運用業務認可も取得するなど、ゆうちょ銀行は、民間としての立場で一層勢いを増しているという印象を受ける方も多いでしょう。
民営銀行としてローン商品も出せる状態になったゆうちょ銀行。
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※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
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以下では、「返済方法」「返済日」「月々の返済金額」について、ゆうちょ銀行と大手行を比較しながら見ています。
1)返済方法
・ゆうちょ銀行「したく」 返済方法は1つ。
専用ローンカードを利用してATMから返済する方法のみです。
利用できるATMは、ゆうちょ銀行、スルガ銀行、セブン銀行・イーネットのATM・タウンネットワークサービスのATM・イオン銀行のATMと多く、銀行が営業していなくても、近くにコンビニがあれば、24時間いつでも返済できる便利な方法を採用しています。
しかし、選択肢がないのはデメリットでしかありませんね。
・三井住友銀行 カードローン 返済方法3つ。
①口座振替による方法
カードローンの返済用貯金口座から自動引き落としで返済する方法です。
②ATMから返済する方法
この方法は、ローン専用カードを利用する方法と普通預金キャッシュカードでの返済いずれかを利用します。
ローン専用カードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、ゆうちょATM、セブン銀行ATM、ローソンATM、ファミリーマートなどに設置されたイーネットATMです。
普通預金キャッシュカードで返済する場合に利用できるATMは、同行ATMの他、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATMです。
③振り込みによる返済
インターネットバンキング(SMBCダイレクト)を利用して、カードローン口座に振込をする方法です。
ただし、振込手数料は、負担しなければなりませんので、どのくらいの費用になるのかチェックしておくと良いでしょう。
みずほ銀行 返済方法1つ。
みずほ銀行カードローンでは、口座振替による返済のみとなります。
ただし、月々の返済の他随時返済をしたいという場合には、同行ATM、ゆうちょ銀行ATM、コンビニATM(イーネット、ローソン、セブン銀行)から返済をすることができます。
2)返済日
・ゆうちょ銀行「したく」
毎月1日までに返済(20日から翌月1日までの期間中に返済)。
・三井住友銀行
「5日、15日、25日、月末」の4日のうち、自分の都合の良い日から1日を選択することができます。
・みずほ銀行
毎月 10 日に口座から引き落としされます。
3)返済金額
返済額について、検索をすると、利用残高に関係なく「○○カードローン 最小返済額2000円」といった情報があり、いくら借りても2000円から返済ができると誤解をされている方が少なくないようです。
しかし、約定返済額(ミニマムペイメント)は、利用残高に応じて決定するものですので、利用開始後に困らないよう、この点はきちんと把握しておくべきです。
以下では、例として、利用額10万円、50万円、100万円の場合の月々の返済額を上げておきます。
ゆうちょ銀行「したく」
- 10万円以下:3000円以上
- 50万円超2万円以上
- 100万円超3万円以上
三井住友銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…11,000円
- 100万円超110万円以下…16,000円
みずほ銀行
- 2,000円以上10万円以下…2,000円
- 50万円超60万円以下…12,000円
- 100万円超110万円以下…22,000円
なお、上記は、限度額が200万円未満の場合です。
限度額200万円以上になると、上記とは金額が変わりますので、注意してください。
このように、返済だけを比較しただけでも、銀行によってさまざまであることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
「返済方法」や「返済日」が、シンプルに1つと決まっている銀行や複数から便利に選択できるカードローン、また「月々の返済金額」では、例えば10万円以下の同じ金額を借入しても返済額は、1000円から1万円までと随分と開きがあることが分かります。
利用者の中には、月々2万円も3万円も返すことはできないという方もいらっしゃるでしょうし、返済日を自分の都合に合わせて指定できた方が返済しやすいという方もいるでしょう。
例えば、「したく」の最少返済額が3000円からという情報だけを見て、安心して、100万円利用したけれど、実は、100万円超は3万円以上で返済が難しくなってしまったといった事態にならないためにも、しっかりと理解した上で申し込みをしなければなりません。
カードローンは、審査に通過して希望する金額を手にすれば、それで成功したと思われる方が多いのですが、実際には、完済してはじめて上手な使い方ができたと言えるものです。
そのことを忘れず、自分の家計に合わせて、無理のないカードローン利用をするためにも、返済については、十分に比較するべきです。
金利設定が同じくらいの金融機関何社かで、申込先を悩んでいるのなら、決め手は、やはり信頼性と自分の希望する利便性を備えているかということになるでしょう。
例え、他の金融機関と比較すると格段に金利が低い金融機関を見つけたとしても、信頼していい金融機関なのか、利用しながら戸惑い続けるようでは、精神的にも疲れ、長続きしないからです。
また、金利は高いが、即日融資のサービスは優れているという金融機関は、借入を急いでいる申込者には利便性が高いと言えますが、スピードは気にしないけれど、とにかく安全性と低金利が重要という申込者にとっては、自分に合った取引きができるとは考えられません。
これはカードローン全般に言えることですが、満足した使い方ができるかどうかは、自分の目的に合った商品選びができるかにかかってきますので、申し込み前の商品チェックは、納得できるまでされることをおすすめします。
上の説明からもお分かりの通り、ゆうちょ銀行「したく」では、即日融資は叶いません。
また、借入希望額は500万円以上必要、自宅に郵便物が送られてくるのは絶対にイヤ!という方にとっても郵送でのやり取りが多い「したく」は、ベストな商品とは言えないでしょう。
逆に特に「したく」を上手に、しかも、満足して活用できる方は、年齢制限ではじかれてしまったというような年金収入の方、その他、職業が主婦やアルバイト、パートで他行では申し込みを、受け入れてはもらえないという方、普段からゆうちょ銀行が身近にあり安心できるという方です。
このようにカードローンを上手に活用できるかどうかの境界線は、自分が、どのような状況で何を目的にどのようにお金を使いたいのかが、きちんと整理できているか否か、そして、そのことを前提に、的を絞った商品選びができているかどうかにあります。
カードローン商品を比較選択する際には、上記のポイントに留意し、現在の収入を考え、無理なく完済できる範囲で利用するよう心がけましょう。
ここからはゆうちょ銀行のカードローンが登場してきたその背景や歴史などについて考えてみたいと思います。
ゆうちょ銀行、その人気の秘密とは?
これまでの郵便事業が、日本郵政株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険へと民営化して、既に10年経過しようとしているとは言っても、「お金は、郵便貯金」「郵便局なら安心」と国営の名残りが色濃く染み付いている方は、まだまだ、多いようです。
それもそのはずで、100年以上に渡って、国主導の公共性の高い経営を行ってきたという歴史は、多くの人の生活との関わりの中で深く根付いてきたのです。
その郵便局が、日本政府によって郵政民営化されたのは、2007年10月のことです。
小泉政権下で2005年に公布された「郵政民営化法」によって、それまで日本郵政公社の事業として行ってきた郵便貯金は「ゆうちょ銀行」としてスタートしました。
その時点で、既に国内最大の貯金残高を保有し、競合他社にとっても大変恐ろしい存在の金融機関として出発したことは間違いありません。
さらに、ゆうちょ銀行が、国営の名残り以上に、特に年配者を惹き付けたのには、理由がありました。
全国銀行協会による消費者動向調査によれば、消費者が、金融機関を選択する際に最も重要なポイントとして挙げているのが、「ATMが多く、身近な場所にある」「店舗が多く、身近にある」ことです。
言うまでもなく、ゆうちょ銀行は、日本全国あらゆる地域に支店があります。
そして、このポイントは、ゆうちょ銀行にとって最大の強みです。
また、さらには、消費者にとっても、大きなポイントなのです。
少子高齢化によって生活の利便性も失われがちな地方や過疎地域であっても、「郵便局」は、生活圏内にあります。
大きな銀行に行くには、街まで出なければならないけれど、郵便局なら徒歩圏内にあるというところも、特に地方には多いのではないでしょうか。
都市部のように便利な交通手段がない地方では、遠出するのが難しいという方は、意外と多くいらっしゃるものです。
それが、ひとり暮らしのご年配の方ともなると特にそのような環境の中にいる方は多いでしょう。
ですから、気軽に利用できる近さは、なんと言っても利用者の魅力になるという訳です。
さらに、先ほども申し上げたように、一家代々利用しているという安心感も人気の秘密です。
郵便に関する用事はもちろん、貯金、保険と多くの人が、さまざまな目的で足を運ぶ機会があり、気軽に利用しやすい環境になっているのです。
窓口に行けば、幼いころから知っている人が働いているというのも特に地方の郵便局にはよく見られる光景で、そこには顔見知りだからという信頼と安心感があるのです。
このように、ゆうちょ銀行は、国営時代からの長い歴史と信頼、利用者にとっての利便性と親しみやすさという点で、新たにカードローン事業に参入するという段階にあっても、他行に一歩リードをおいていました。
「郵便局」でお金を借りる方法とは?
ちなみに、郵便局でお金を借りる方法は、ここで取り上げているカードローン「したく」だけではありません。
実際のところ、ゆうちょ銀行でお金を借りる方法は、主に6つ、下記のようなものがあります。
- 1)カードローン「したく」
- 2)ホームローン「夢舞台」
- 3)フリーローン「夢航路」
- 4)財産形成貯金担保貸付け
- 5)貯金担保自動貸付け
- 6)国債等担保自動貸付け
商品ひとつひとつ、利用方法が違いますので、参考までに「したく」以外の商品を以下、簡単に説明しておきます。
・ホームローン「夢舞台」
こちらは、その名の通り、住宅購入を目的としたローン商品です。
「夢舞台」の特徴は、新たに家を購入するファミリー層のためのローンだけではなく、さまざまな年齢や境遇にある方にあう商品を用意している点です。
夢舞台は、基本プランを中心に、個人事業主や働く独身女性、中小企業オーナーやアクティブシニア、別荘を購入したいと考えている方や最長50年のゆとり返済で若手ビジネスマンの住宅購入を応援するプランなどそれぞれにあった商品が選択できるよう全部で15のプランが準備されています。
また、「子育て応援特典制度」などが設けられ、ローン期間中に子供が一人誕生すると出産祝いとして利用中の住宅ローンの金利を優遇してくれるという子育て世代には嬉しいサービスも用意されています。
・パーソナルローン「夢航路」
「夢航路」には、親孝行型と目的型の大きく二つの商品が用意されています。
親孝行型は、両親の介護、福祉施設への入居資金、実家のバリアフリー化などの資金に利用できる商品です。
一方の目的型は、スキルアップのための「自己投資プラン」、子供の入学進学等に合わせた「教育プラン」、車の購入等に利用する「オートプラン」、結婚・出産費用のための「ハッピープラン」、太陽光発電システム導入など環境保護に役立つ資金の「エコプラン」、自宅等の「リフォームプラン」、土地・建物購入のための「不動産プラン」、事業資金以外のさまざまな目的に利用できる「フリープラン」と8つのプランが、目的別に用意されています。
親孝行型、目的型のいずれも年齢に関する利用条件は、「20歳以上70歳以下の個人」となっている点など、他の金融機関と比較すると若干上限年齢が高く設定されていますので、年齢制限でお悩みの方は、相談されるといいでしょう。
・財産形成貯金担保貸付け
こちらは、ゆうちょ銀行の貯金商品である財形定額貯金(給料やボーナスから天引きで積み立てる貯金)、財形年金定額貯金(老後の貯えのための年金貯金)、財形住宅定額貯金(住宅の購入資金を貯めるための積み立て貯金)のいずれかを担保にして、お金を借りる方法です。
・貯金担保自動貸付け
こちらもゆうちょ銀行の貯金商品を担保利用した借り入れです。
担保となるのは、定額貯金(預入の日から起算して6カ月は引出不可の貯金)、定期貯金(預入期間を設定して預入れをする貯金)です。
・国債等担保自動貸付け
ゆうちょ銀行、郵便局の貯金窓口で購入した個人向け国債を担保として、額面金額に相当するお金を借り入れることができるというものです。
上記6つのゆうちょの商品を目的を度外視して比較してみると、商品が大きく2つのグループに分けられていることに気が付きます。
1つは、4~6の商品には、ゆうちょ銀行で購入した国債や貯金など、ゆうちょを利用して得た担保が必要になるということ。
また、もう1点は、1~3の商品は、ゆうちょ銀行で取り扱いをしているものの契約は、スルガ銀行と行うという点です。
ゆうちょ銀行のしたくは、スルガ銀行が融資をしている!?それはなぜ?
それではなぜゆうちょ銀行のローン商品はスルガ銀行なのかを解説していきたいと思います。
ゆうちょ銀行が、スルガ銀行の代理店?
「したく」の商品説明を見ていくと、例えば、「スルガ銀行とご契約いただきます」あるいは、金利についても「スルガ銀行が決定させていただきます」といった記載があるなど、重要な部分にスルガ銀行が立ち入ってくるなと思われた方もいらっしゃるでしょう。
また、ホームページでカードローンの詳細を調べようとすると、「スルガ銀行ゆうちょ専用支店」「スルガ銀行ゆうちょローンサービスセンター カードローンデスク」など、ゆうちょ銀行とスルガ銀行の名前が仲良く並んでいることを不思議に感じた方もいらっしゃるかもしれません。
では、なぜ、そのようなしくみになっているのでしょうか?
実際に、ゆうちょ銀行が取り扱っている「したく」は、ゆうちょ独自の商品ではなく、スルガ銀行の商品です。
そのスルガ銀行の商品である「したく」を扱う代理店として、ゆうちょは商品を提供しているのです。
郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がないのはなぜ?
2015年、日本郵政傘下のかんぽ生命、ゆうちょ銀行3社が、東京証券取引所1部にそろって上場したニュースを更なる金融市場競争の激化とみた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのような勢いの中にあってもゆうちょ銀行には、個人向け融資の独自の商品が無かったのです。
郵政民営化以降の2012年にゆうちょ銀行は、法人向け融資や住宅ローン、カードローンへの新規事業参入のため許可申請を金融庁、及び総務省に提出しました。
この時点で、政府の郵政民営化委員会は、条件付きで申請を受け入れる構えでいましたが、金融庁は、ゆうちょ銀行の審査能力など融資業務を行う体制について疑問視したのです。
このような状況の中で、ゆうちょ銀行は、長きにわたって申請に対しての許可、不許可の判断が得られないまま、新規事業への参入も適わず足踏み状態を続けてきたのです。
しかし、両省庁が、ゆうちょ銀行の新規業務参入への判断に時間を要したのには、ゆうちょが独自のローン商品を取り扱うことによって業績を圧迫される可能性の高い民間の金融機関からの批判も大きな理由になっていたことは間違いありません。
このような事情を背景に、政府による郵政民営化の動きと共に業務提携の協議を行ってきたゆうちょ銀行とスルガ銀行は、個人ローンにおける業務内容に合意、スルガが融資をし、ゆうちょが仲介をするというかたちで2008年5月に商品発売を開始したのです。
このように、政府による融資業務認可を得ることができないゆうちょ銀行は、独自のローン商品ではなく、スルガ銀行の商品を利用し、消費者のニーズにどうにか答えてきたという経緯があるのです。
そして、政府による業務許可が下りないことこそが、郵政民営化後のゆうちょに、独自のカードローン商品がない最大の理由と言えるでしょう。
しかし、郵政民営化をしたにもかかわらず政府の方針によって抑え込まれてきたかに見えた個人向け無担保融資に関する一件も、最近、やっと大きな動きを見せました。
2017年に入り、ゆうちょ銀行は、融資業務許可を得るため、金融庁および総務省に再申請しました。
低金利と競争激化で十分な収益を見込むことができないと判断した住宅ローンや企業融資については申請を取りやめ、個人向け無担保融資のみの申請を行ったのです。
これによって、ゆうちょ銀行は、2017年6月に許可を取得。
商品は、無担保融資で、通帳残高が無くなっても、限度額まではキャッシュカードを利用して借り入れができるというものです。
ただ、ゆうちょ銀行側は、あくまで口座保有者向けであるという点でカードローンとは違うと強調していますが、利用方法等はカードローンと変わりなく利便性の高い商品となることが予想されます。
同商品の金利は、10%前半として検討され、限度額は低いものの競合他社にとっては痛手になることは間違いありません。
また、疑問視されてきた融資審査能力についてもスルガ銀行系の保証会社へ出資することで、当面はクリアしていくと示されているようです。
同行では、今後、システムを構築・整備し、早ければ2018年、遅くとも2019年頃には事業を始めたいという意向です。
さらに、同時期に金融市場の多様化に対応するため、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の運用業務認可も取得するなど、ゆうちょ銀行は、民間としての立場で一層勢いを増しているという印象を受ける方も多いでしょう。
民営銀行としてローン商品も出せる状態になったゆうちょ銀行。
今後のサービス展開に注目ですね!
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
※ まさに「はじめてのアコム」!アコムは初めての方が借りやすく、審査通過率が高くなっています。
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