みずほ銀行とソフトバンクが消費者金融を設立!低金利を実現する仕組みとは?
みずほ銀行とソフトバンクが設立する消費者金融の特徴とは?
2016年9月15日、ソフトバンクとみずほ銀行は、合弁会社を設立すると発表しました。
その発表が驚きをもって報道されたのは、資本金50億円を両社で折半し、消費者金融を立ち上げるという内容だったからです。
ソフトバンクとみずほ銀行の合弁会社の特徴は、スマートフォン専用アプリで事前の予備審査を行い、設定金利と利用限度額という結果を伝えるシステムを用いることです。
予備審査の後スマホ経由で融資を申し込むと、30分以内に銀行口座に振り込んでもらえるといいます。
申し込みから審査、融資実行までをスマホ一つで完了できるので無店舗営業が可能になり、人員やインフラを最小限にする分低金利での融資を目指すのだそうです。
フィンテックでの失敗で、孫社長が学んだこととは?
ソフトバンクはそもそも、携帯端末を販売する際に割賦販売を導入した、第1号の会社です。
当時、金融とITが融合した「フィンテック」は話題になりましたが、割賦販売導入により500~600億円の損をしたことは有名です。
ですが、その後に出資したアメリカのフィンテック会社SoFiは、同じ仕組みで3年で1兆円の貸し付けを行った実績があります。
驚きなのが、その貸倒率が1%を下回っていることです。
そうした実績を考慮して、日本でも低リスクな消費者金融が実現できるのではないかと、孫社長は考えたようです。
銀行内では失笑があがっているとも!プライドを捨てたみずほ銀行の先に何があるのか
3大メガバンクグループのみずほ銀行は、唯一大手消費者金融を傘下におさめていません。
みずほ銀行カードローンという商品はありますが、スマホを活用するのは若年層であることが想定されるので本業と競合することはないとしています。
ですが、今回の合弁会社設立にあたってみずほ銀行内部では好意的な捉え方をしている人ばかりではないようです。
日本興業銀行の流れをくみ、グループの持ち株会社であるみずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長は、これまでにも「うちは日本案業を支える金融機関。消費者金融には手を出さない」と、折に触れて強調してきました。
マイナス金利の影響もあり、銀行業界全体が融資で利ザヤを稼ぐのが難しいのは事実ですが、業界関係者からは冷ややかな視線が送られているようです。
消費者金融が得意とする回収のノウハウがみずほ銀行にはないことが、どんな影響を与えるのか今後の動きに着目したいところです。
追記
2017年9月25日にこの合弁会社は株式会社J.Score(ジェイスコア)として設立され、従来の消費者金融とは違う新しいFinTechサービスとして金融商品の提供をスタートさせました。
AI技術(AIスコア・レンディング)を駆使し、スピーディな審査が可能となります。
そして、店舗を持たず全てをネットで完結させるためローコストな運用が実現し、最高でも年12.0%という金利での提供となるJ.Score(ジェイスコア)。
今後も要注目です。
J.Score(ジェイスコア)の申込み・審査・返済までの流れはコチラ♪
AIスコアについて詳しく知りたい方はこちら!
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
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