PB(プライベートブランド)ZOZOの現状と過剰なZOZO叩きへの疑問
こんにちは、ろんどん君です。
先日、「ZOZO、下方修正へ…今までの施策を簡単に振り返って原因を探ってみよう。」という記事を書きました。
そこで最終的に出た結論を最初に述べてしまいますが(細かい考察など興味がおありでしたらぜひご一読ください)、下方修正に至った経緯として
- 社長のSNSなどでの振る舞い
- ZOZOSUITの失敗とPBの誤算
- ZOZOARIGATOという施策の、ユーザーへのメリットよりも話題になってしまった大手アパレルの「ZOZO離れ」
などが複合的に重なった結果であると結論付けました。
その前回の記事の締めに「プライベートブランドの業績予想と実際の利益の大きなへだたりについて」はあまり触れていなかったので後編で…というわけで、今回はその点について触れていきたいと思います。
この記事の前編はこちら
そもそもPB(プライベートブランド)ZOZOの業績予想はどれくらいだったのか?
まず、本年度にZOZOは一体どれくらいの売り上げ予想を立てていたのかを見てみましょう。
年度売上高目標200億円としていたPBですが、実績は3通期で30億円にも満たない見通しとなっており、今期は125億円もの赤字が見込まれると発表されています。
やはりZOZOSUITの配送遅延、サイズがそもそも合わない、などのネガティブなニュースはネタとしてSNSで拡散されやすく、プラス前澤社長のメディアでの成金的な扱われ方、女優との恋愛、特殊な結婚観などによる世間からのやっかみもあり…今ではまるで魔女狩りかのような様相を呈しています。
こういったマイナスの面白おかしい記事がチラホラ見受けられました↓
ZOZOSUITの計測データでZOZOの2Bスーツをオーダーしたらとんでもないものが届いた件(本田雅一) - Engadget 日本版 https://t.co/z8uXkiB060 https://t.co/52AT7UzyND
— はてなブックマーク::Hotentry (@hatebu) 2018年9月11日
ですが、おそらくこれくらいのマイナス想定はZOZOも当然ながら持っていたはずだと思います。
それよりもろんどん君的には、メディアの掌の返しようが不気味に感じてなりません。
社長、社長と持ち上げるだけ持ち上げTV番組や取材に引っ張りだこにしたあげく、業績が落ちたとなると一斉に叩く始末。
メディアに露出し知名度が高くなった経営者は「ロックスターCEO」などと呼ばれ一挙一動が株価や業績に顕著に表れるそうです。
前澤社長本人もそれを意識していたとみられるツイート↓
米国では、個人としての知名度が高く、企業の看板としてけん引するタイプの経営トップを「ロックスターCEO」と呼ぶんだって。ただ、それが経営リスクらしい。笑 https://t.co/PNOAGw36ux
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2018年8月8日
このように、前澤社長はあえて多大な影響力を持ちたいと思い茨の道に進んだのかなと思うと、むしろここからが本当の勝負、今後の展開こそ注視すべきなのだと思います。
どことなく同じ印象の残る「先輩」からのエールとも取れる記事もありました。
堀江氏、ZOZO離れ報道に「叩くの好きだよねー」 https://t.co/d7ycZ0kek9
— ニッカンエンタメ・プレミアム (@nikkan_entame) 2019年3月1日
それにしても、メディアの掌返しは(2回目の言及)本当にいつ見ても腹立たしいものですね。
前澤社長がTwitterを休止してしまった今、正直以前より情報は入ってきにくい状況となってしまいました。
PBのZOZOからパーカが新登場したというニュースもさほど話題にはなっていません。
「ZOZO」から2種類のパーカが新登場。フードのシルエットを美しく保つ設計で仕上げた。価格は税込4,900円。https://t.co/LqC5Id3ktA pic.twitter.com/VuisWD1h35
— FASHIONSNAP.COM (@fashionsnap) 2019年2月26日
ZOZOSUITで得たビッグデータに基づいた体形予測エンジンにより、身長・体重・年代・性別などの項目を入力することで計測不要でありながら最適なサイズがはじき出され購入可能、という変更は吉と出るか凶と出るのか…。
過剰なZOZO叩きへの疑問
前回のコラムでも触れましたが、そもそもセールで売ることを前提とした値段設定にもかかわらず「安売りされてはブランド価値が下がる」と言い出したアパレル側の旧態依然な姿勢はよくないものだと思います。
良いときは30%の手数料を払っても採算がとれるからいままで出店し続けたにもかかわらず、報道が過熱してくると尻尾を巻いて逃げ出す有名ブランドたちに正直失望しました。
ZOZOTOWNの不義理はあったにせよ、今後これらのブランドがECサイトでどのように展開していくのかには注目…なのですが、よほど革新的な何かがない限りさほど話題にも売り上げにもつながらないでしょう。
消費者にとってはありがたい値段、いわゆる安売りを「ZOZOTOWN」でしていたブランドたちは「ZOZOARIGATO」などのサービスに反発し「ZOZO離れ」をしていきました。
それを皮切りに、その後「下方修正」というネタまで得たメディアの突如の手のひら返し。
あれだけもてはやしていたにも関わらず、「ブランドを大切にしていないし、そのくせ社長がチャラチャラとスーパーカーだの月旅行だの、女優と付き合って株価を上下させいいように私腹を肥やしている!今後どうするんだ!」とZOZOを叩く構図ははっきりいって理解が出来ません。
そしてそれを見たSNSのユーザーや視聴者たちが、普段はメディアはク〇だとか言っている割には、ネガティブな情報となると嬉々としてずいぶん簡単に情報に流されてしまうのが不思議です。
この種の同調圧力を心地よいと感じる人もいるでしょうし、そんなことすらもはや考えないような思考が停止したような人たちが……ハアハア…
あれ、なんだか記事の方向性が…。
まとめ
話を戻しますが、先ほど紹介したニュースで、堀江氏が”ZOZOは一流のファッション百貨店ってイメージからイオンモールになってしまった”という指摘は誰もが思うことで、ZOZOTOWNのイメージが以前とは変わってしまいPB(プライベートブランド)ZOZOに集中するしかないような状況が生まれたのは間違いなく事実です。
スタートして間もないサービスなので、今後の予測や結果はまだまだ未知数ですが、ろんどん君は今後もZOZOを追いかけていこうと思います。
カップルで計測したジャストサイズなものを注文して、お互いの服を交換してどのようなコーディネイトができるかみたいな企画があったら楽しいのだけれど。ジャストサイズを基盤として、”サイジングの面白さ”という遊び心あるファッションへ脱却するところまで導いてくれたら助かります。#ZOZO
— ろんどん君 (@visitIondon) 2019年3月1日
色々思うところがあったので、思いの丈をハッシュタグに乗せてみました。
そして、ZOZOSUITを発注し上司である金無和也さんに着せ、その計測結果からオーダー、どのようなサイジングのスーツが出来上がるか企画をそのうち必ず実現しようと思います。
ネタとして最高なので、どうか体に合わないスーツが来ますように…。
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
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※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
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