ACマスターカードの審査傾向と在籍確認について
アコムのクレジットカードである「ACマスターカード」の審査傾向について解説します。
ポイントとなるのは、クレジットカードだからといってアコムのメインサービスであるカードローンと比べて審査傾向が大幅に変わるわけではないという点でしょう。
ACマスターカードがクレジットカードといえども、本業と同じ審査傾向を持っているのです。
この記事でACマスターカードの審査傾向を事前に確認して、しっかりと準備した上で申し込むようにしましょう!
どんな人が落ちる?ACマスターカードの審査傾向とは
ACマスターカードが審査で参考にする情報とは?
ACマスターカードでは年収、他社借入額、勤務先、勤続歴、他社ローンのブラック情報などを審査時に使います。
これらはACマスターカードに限らず、他のクレジットカードやローンでも重視される情報です。
1つ1つの審査基準を確認しておきましょう。
年収
年収は多ければ多いほど審査に通りやすくなります。
クレジットカードやローンでは毎月しっかりとお金を返せるかどうかの「返済能力」が重要です。
返済能力に直結する年収はクレジットカード・ローン審査に通るかどうかの大部分を占めるでしょう。
ただしいくら年収が高くても、次に解説する他社借入額が多ければ評価は下がります。
他社借入額
他社借入額とは他のクレジットカードやローンで借りている金額の合計のことです。
他社借入額が多いほど他社への返済額が増えてしまうため、ACマスターカードへの返済分が少なくなると判断されて審査での評価は下がります。
他社借入額は単純に金額が多いか少ないかではなく、年収とのバランスが重視される点がポイントです。
年収 | 他社借入額 | 借入額の年収に対する割合 | |
---|---|---|---|
Aさん | 300万円 | 30万円 | 10% |
Bさん | 100万円 | 30万円 | 30% |
上記のA、Bさんのは他社借入額は同じ30万円ですが、年収にかなり開きがあり、それに伴い他社借入額の年収に対する割合にも大きな差が生じています。
Bさんの他社借入額は非常に危険な水域に達しており、ACマスターカードに限らず他のクレジットカードやカードローン審査も通りづらいでしょう。
このように金融機関は他社借入額を年収とのバランス(割合)で見る審査傾向を持っています。
勤務先
公務員や、大手企業に勤めている人はACマスターカードに通りやすい審査傾向になっています。
逆に小規模企業や自営業の人は審査でマイナスの評価を受けるでしょう。
公務員や大企業のように勤務先が安定していないため、倒産・リストラで収入が途絶えてしまう可能性が高いと見なされるからです。
勤務形態
勤務形態とは正社員、派遣社員、パート・アルバイトといった区分のことです。
正社員の方が安定していると見なされ審査ではプラスになり、派遣社員・パート・アルバイトなどはマイナスの評価を受けるでしょう。
ただしACマスターカードを運営しているアコムは、審査傾向として派遣社員・パート・アルバイトでもそれなりにきちんと評価してくれる傾向にあります。
銀行系クレジットカードなどに比べて、勤務形態で落とされる可能性は低くなるでしょう。
勤続歴
勤続歴が長いほど今後もその会社に長く勤務する可能性が高いと見なされるため、ACマスターカードの審査にプラスにはたらきます。
正社員の場合は勤続歴が短めでもそこまで審査に影響しませんが、パート・アルバイトはそれなりに長い勤続歴でないと落ちやすくなる審査傾向にあります。
家族や配偶者の有無
同居家族・配偶者の人数が多いと、ACマスターカードの審査にはマイナスになります。
独身に比べて配偶者や子供の食費・学費・医療費などが多くかかってしまい、自分の収入からACマスターカードへ返済できる金額が減ってしまうと見なされるためです。
他社ローンのブラック情報
他社ローンやクレジットカードで長期延滞などがある人は、いわゆるブラックリストに掲載されてしまっており、ACマスターカードの審査傾向ではほぼ通りません。
この点は後で詳しく解説します。
その他の審査基準
持ち家/借家…自宅のローンや家賃支払い額などが高ければ審査にはマイナスになります。
審査に通る基準はコチラで徹底解説!
どんな人がACマスターカードに落ちやすい?
ACマスターカードに落ちやすい人の特徴を確認しておきましょう。
他社で年収の3分の1近く借りている
総量規制によって審査落ちの可能性が極めて高くなります。
無職、専業主婦
何らかの収入が無いとACマスターカードの審査には絶対に通りません。
すでにアコムのカードローンを持っている
アコムの通常のカードローンを持っている人が新規にACマスターカードへ申し込むことはできません。
アコムの総合カードローンデスク(0120-629-215)へ電話して「ACマスターカードへの切り替え」手続きを行ってください。
他社ローン、クレジットカードへ同時に申し込み中
他社ローンへの申し込み情報は、信用情報機関を通してほぼリアルタイムでアコムが把握できます。
他社へ同時に申し込んでいる人は審査に通りづらくなるでしょう。
信用情報についてもう少し詳しい情報を知りたい方はこちら!
ACマスターカードは通常のクレカよりも年収・他社借入額を重視する審査傾向
ACマスターカードならではの審査傾向として、他のクレジットカードよりも年収と他社借入額のバランスを特に重視するかもしれません。
なぜなら消費者金融であるアコムは総量規制によって、年収の3分の1以上は貸し出せないからです。
ACマスターカードはクレジットカードですが、キャッシング枠が比較的多めになる特徴があります。
クレジットカードのキャッシング枠も総量規制によって制限対象になるため、年収と他社借入額のバランスに敏感にならざるをえないのです。
例えば年収300万円の人が他社ですでに80万円借りているとしましょう。
総量規制の関係上、年収300万円の人にアコムは100万円までしか貸しだせないため、キャッシング枠は最大20万円しか設定できません。
これではアコムも審査に通しづらいでしょう。
普通のクレジットカードよりもキャッシング枠が多めになるACマスターカードでは、総量規制の関係で年収と他社借入額が重視される審査傾向にあるのはこのような理由からです。
ACマスターカードの審査傾向はそこまで厳しくないけど信用ブラックには要注意
信用ブラックとは金融機関が連携して運営している「信用情報機関」に、以下の情報が記録されてしまっている状態です。
- 長期延滞…2~3ヶ月以上の延滞
- 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)…借金を減額、あるいは完全に0にすること
- 強制解約…延滞が続いて強制的にローンなどが解約された状態
信用情報機関には日本のローン・クレジットカードの利用歴が全て記録されており、ACマスターカードの審査をするアコムも当然利用しています。
つまり他社で長期延滞をしてしまっていたら、アコムに全てバレてしまうというわけです。
アコムのカードローンは、信用ブラックだけはなかなか審査には通りません。
ACマスターカードもカードローンと同じ審査傾向です。
過去に長期延滞や債務整理歴がある人は、自分の信用ブラック情報が信用情報機関に記録されていないかどうか確認してみてください。
ブラックリスト入りすると目安として5年間ほど記録は残り続けます。
具体的にどのようなブラック情報があり、どの程度記録が残るかどうか詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてください。
信用情報についてもう少し詳しい情報をお望みならこちら
ACマスターカードは勤務先への在籍確認は必須!
ACマスターカードは勤務先へ電話での在籍確認を行います。
クレジットカードの審査だからといって、在籍確認が省略されることはありません。
勤務先は申し込み時に自己申告しますが、審査に通りやすくするために嘘をついて大企業に勤めていると申告する人が割合的にはごく少数ですが、存在します。
そのような人の嘘を見抜くために、ACマスターカードの審査では勤務先に電話をかけて在籍しているかどうか確認します。
「ACマスターカード」や「アコム」といった名前は一切出さずに、担当者の個人名で電話をかけるので職場にバレることはありません。
職業・勤務先によっては電話での在籍確認がどうしても取れないケースもあります。
その場合は給与明細書や社員証、保険証などで在籍確認を代用する事もありますが、原則としてACマスターカードは電話での在籍確認を行います。
あくまで電話での在籍確認がどうしても成功しなかった場合のみ、書類での在籍確認になる可能性があることを覚えておきましょう。
在籍確認についてもう少し詳しい情報を知りたい方はこちら!
クレカもカードローンと審査傾向はさほど変わらない!しっかり準備して申し込もう
以上、アコムのACマスターカードの審査傾向について詳しく解説してきました。
アコムのカードローンとACマスターカードで、審査傾向はほとんど同じです。
クレジットカードだからといって何か特殊な審査をしているわけではなく、金融機関ならどこも重視する「年収」「他社借入額」「勤務先」「信用ブラック」を参考にして審査をしています。
「クレジット機能付きのローンカード」に魅力を感じる方は、申し込み前にしっかりと準備をしておきましょう。
アコムの申込み・審査・返済までの流れはコチラ♪
・他社借入額を少しでも減らしておく(特に年収3分の1近く借りている人)
・他社へ同時に申し込まない
・過去に信用ブラックになった人は信用情報から記録が消えるまで待つ
この3点を心がけておけば、ACマスターカードにも通りやすくなるでしょう!
あわせて読みたい関連記事はコチラ♪
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
※ まさに「はじめてのアコム」!アコムは初めての方が借りやすく、審査通過率が高くなっています。
ツイート