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同じ金利なのに!カードローンの返済方式によって利息が変わる?

カードローンの返済方式には色々種類があるということは知っていても、カードローンを利用する時に返済方式まで意識することはあまりないのではないでしょうか?

 

しかし、同じ金利でも返済方式が異なれば支払う利息金額も変わってきます。

 

カードローンを選ぶときには、返済方式にも目を向けてみてください。

 

 

知っていますか?カードローンの返済方式にはさまざまな種類がある!

カードローンの商品概要欄には、そのカードローンの返済方式が記載されています。

 

でも、「残高スライドリボルビング方式」とか「残高スライド元利定額返済方式」と言われても今一つピンと来ませんよね。

 

きちんと知っておいた方がいいのかもしれないと思いつつ、結局パッと見てわかりやすい金利ばかりに目が向いてはいませんか?

 

カードローンの返済方式の分類を覚えてしまおう

カードローンの返済方式は名称が長いのでいかにも難しそうな感じがしますが、返済方式の分類を覚えてしまえば後はそれを組み合わせるだけ。

  • 「元利方式」と「元金方式」
  • 「定額方式」と「定率方式」
  • 「リボ払い」と「リボ払いでない」
  • 「残高スライド方式」と「借入時残高スライド方式」

返済方式の分類は大きく分けて4種類。

 

この返済方式の分類について一緒に見ていきましょう。

 

「元利方式」と「元金方式」

元利方式と元金方式では、「カードローン返済時の利息の取り扱い方法」が異なります。

 

  • 元利方式…返済金額に利息を含める返済方式
  • 元金方式…返済金額に利息を含めない返済方式

 

例えば10,000円を返済する場合の利息が1,000円だったとしましょう。

 

カードローンは毎月「元金と利息」を返済していきますので、

元金 利息 返済額
元利方式 9000円 1000円 10000円
元金方式 10000円 1000円 11000円

 

元利方式は返済金額の中に利息を含みますから、利息の1000円も含めて10,000円を返済します。

 

一方、元金方式は返済金額の中には利息を含めませんので、返済金額の10,000円に利息1,000円を足した11,000円を返済することになります

 

 

同じ10,000円を返済する場合でも、元金方式は元利方式よりも返済する元金が多いので、その分早く元金が減り、カードローンの返済が速く進みます。

 

「定額方式」と「定率方式」

定額方式と定率方式では「カードローン返済金額の決定方法」が異なります。

 

  • 定額方式…毎月の返済金額は〇〇円、といった具合に「金額」で決定される
  • 定率方式…毎月の返済金額は借入残高の○○%、といった具合に「パーセント=率」で決定される

 

「リボルビング方式」と「リボルビング方式以外」

リボ払いとは、返済回数は特に決めず、月々一定金額または借入残高に対して一定の割合の金額を支払う返済方式を指します

 

カードローンやクレジットカードなどのように繰り返し利用することで借入残高が変化していく金融商品でよく利用される返済方式です。

 

カードローンで繰り返し借入して残高が増えた場合でも、返済金額は毎月一定のままで増額することはない代わりに返済回数が多くなるという特徴があります。

 

リボルビング方式以外の返済方式には、

  • 分割払い
  • 元利均等方式
  • 元金均等方式

などがありますが、ほとんどのカードローンの返済方式はリボルビング方式(リボ払い)を採用しています。

 

「残高スライド方式」と「借入時残高スライド方式」
  • 残高スライド方式…カードローン会社が指定した日の借入残高に応じて次回の返済金額が決定する
  • 借入時残高スライド方式… 借入をした時の残高に応じて返済金額が決定する

 

残高スライド方式は、基準日の借入残高に応じて自動的に次回の返済金額が決定するので、カードローンの返済が進むにつれて毎月の返済金額が徐々に少なくなっていきます。

 

一方、借入時残高スライド方式では、借入をした時に決定した返済金額は次に借り入れをするまでずっと変わることがありません

 

つまり、最初に借り入れをした後に追加で借り入れをしなければ、最初に決定した返済金額で最後までカードローンの返済を続けていくことになります。

 

しかし、途中で追加借入をした場合は、追加の借り入れをした時点の借入残高に応じて新たな返済金額が決定されます。

 

追加で借り入れをしないのであれば、返済金額が一定のまま返済が進んでいきますから、借入時残高スライド方式の方が残高スライド方式より早く完済できることが分かりますよね。

 

 

カードローンの返済方式は複雑?基本さえ理解できれば難しくありません!

前章で、4つの返済方式の分類を覚えればカードローンの返済方式は理解できるとご紹介しましたが、リボルビング方式は現在ほとんどのカードローンで採用されていますので、実質的にはそれ以外の3つの返済方式の組み合わせで返済方式が決定します。

 

カードローンの返済方式を表にしてみると以下の通りです。

 

左から右へ方式の分類を1つずつ選択していくとカードローンの返済方式ができ上がります。

元利 定額 リボルビング方式
定率
元金 定額
定率

プラス 残高スライド方式or借入時残高スライド方式

 

現在、カードローンの返済方式で最も多いのが、残高スライド元利定額リボルビング方式です。

 

返済がわかってきたら、信用情報についても知っておこう!

 

金利が同じカードローンでも返済方式が異なれば利息額は異なる!

それぞれの返済方式の分類ごとに、どちらがより多く利息がかかるかを見てみると、

元利方式>元金方式
定率方式>定額方式
残高スライド方式>借入時残高スライド方式

となります。

 

あとは、定率、定額の部分の数字次第で、同じ金利でも支払う利息が大きく変わってくることも理解しておきましょう。

 

残高スライド元利定額リボルビング方式の場合

低金利で評判のオリックス銀行カードローンで借入をした場合、利息や返済期間はどうなるかシミュレーションしてみました。

返済方式 残高スライド元利定額リボルビング方式
条件

借入金額:50万円
金利:12.0%
返済金額
10万円以下:3,000円
30万円超50万円以下:9,000円

オリックス銀行カードローンの返済方式は残高スライド元利定額リボルビング方式です。

 

50万円を借り入れした場合、最初のうちは毎月9,000円ずつ返済しますが、残高スライド方式のため借入残高が10万円以下になった時点で返済金額は3,000円に減額されます。

 

この条件で同社の公式ホームページ上でシミュレーションしてみた結果、

返済回数:133回(約11年)
返済総額:796,022円
利息:296,022円

となりました。
※シミュレーションの計算結果はあくまで目安ですので、実際の返済内容と異なる場合があります。

借入時残高スライド元利定額リボルビング方式の場合

では、同じ借入金額、同じ金利でも返済方式が変わると利息はどうなるでしょうか?

 

追加借入をしない限り、返済金額が一定のままの借入時残高スライド元利定額リボルビング方式を想定してシミュレーションしてみました。

返済方式 借入時残高スライド元利定額リボルビング方式
条件

借入金額:50万円
金利:12.0%
返済金額:9,000円

借入金額50万円、金利12.0%は同じですが、毎月の返済金額がずっと9,000円である点だけが異なります。

 

シミュレーションの結果は、

返済回数:82回(6年10ヶ月)
返済総額:733,431円
利息:233,431円

となりました。
※シミュレーションの計算結果はあくまで目安ですので、実際の返済内容と異なる場合があります。

 

同じ借入額、同じ金利でも返済方式が異なるだけで返済回数は20回、支払利息は34,855円も違ってくるのですから、これは大きいです。

 

利息について理解したら、次は審査について!詳しく知りたい方はこちら!

 

 

カードローンを選ぶときには金利だけでなく返済方式にも注目したい

カードローンの返済方式で主流なのは

  • 残高スライド元利定額リボルビング方式
  • 借入時残高スライド元利定額リボルビング方式

の2つです。

 

一度借りるだけで追加の借り入れはしないという場合なら、借入時残高スライド元利定額リボルビング方式の商品を選ぶ方が利息負担は少なく済みます。

 

できるだけ利息負担が少ないカードローンを利用したいと考える場合、金利の低いカードローンを探す人が多いですが、返済方式の違いでも利息負担を減らせることを知っておくとより選択肢が広がりますね。

 

これからカードローンを利用する予定のある人は、金利だけではなくぜひ返済方式にも注目してみてください。

 

返済方法、金利について理解したうえでカードローンを利用する方はこちら!

 

プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。

アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
※ まさに「はじめてのアコム」!アコムは初めての方が借りやすく、審査通過率が高くなっています。

 

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