即日融資の窓口って知ってる?親近感溢れるネーミングに隠された悪質な融資詐欺
あなたは即日融資の窓口という、貸金業者をご存知ですか?
「お金がなくなったら…」、「支払いができなくなったら…」最後の砦として思わず駆け込みたくなるそのネーミング。
しかしこの即日融資の窓口、いわゆる疑惑の総合商社、つまるところ怪しい匂いでプンプンの貸金業者だったんです!
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企業の名に似せた巧妙な闇金の正体!即日融資の窓口とは?その実態に迫る!
グーグル、ヤフーの検索窓に即日融資と打つと、予測検索の一つとして出現するのが、即日融資の窓口なる検索ワード。
その文字から考えると、即日融資に対応した消費者金融と想像できますが、実際これは貸金業法に則った消費者金融ではなく、実は闇金だったのです!
即日融資の窓口ってなに?新手の消費者金融、それとも相談機関?
即日融資の窓口は、正規の登録貸金業者を装った闇金で、WEBページを制作し、そこからジワリジワリとその知名度を上げていきました。
たった1ページの簡素なHP、そこにはキャッチーな宣伝文句が並び、今すぐお金を借りたい消費者の心をガッチリと掴んだわけですね!
闇金は星の数ほど点在していますが、なぜ即日融資の窓口が伝説的に語り継がれ、何がそんなに注目を浴びたのかというと、前述のとおり有名な保険代理店を真似た、その手法にありました。
高速ローン、賢い融資、そしてお客様の「今すぐにガッチリ応える頼もしい味方」という極めつけのスローガン……
大手消費者金融でもこのようなココロをくすぐる宣伝文句は目立ちますが、あまり消費者金融に精通していない人から見れば、あたかも通常の貸金業者なのかな?と勘違いしてしまいそう!
しかし実際の融資事業に関しては、携帯電話の代理購入や銀行口座を売却するなどの典型的闇金業者の手法で詐欺行為を働き、2016~2017年の間だけ事業を展開し、現在は跡形もなく廃業しています。
即日融資の窓口のような闇金業者はセミの命と同様に短命ですが、廃業しても名前を変えて新しく闇金を営業するパターンが多いので、今もどこかで旧即日融資の窓口陣営が悪さをしている可能性は決して否定できません。
どこかで聞いたことがある会社かも!闇金か否かを見極める方法はコレだ!
即日融資の窓口、正直この闇金業者をネーミングだけで判断することは難しかったはず。
しかし実際そのお粗末なHPを覗いてみれば、一種の違和感を覚える方も多かったといいます。
つまり闇金業者は正規の貸金業者とは異なり、どこかにボロを出しており、いくつかの判断ポイントをしっかり押さえれば、闇金か否かを判断することは難しくありません。
例えその怪しげな業者が企業のネーミングに似ていても、どこかその関連会社のような印象を与えたとしても、闇金は闇金のやり方、宣伝広告に忠実なため、以下の要素をしっかり頭に入れれば闇金被害にあうことを事前に防ぐことが可能なのです。
闇金がウリにしたがる宣伝文句!これを見かけたら要注意
当たり前のことですが闇金業者は大変悪質で、お金に困っている消費者の人生を狂わすといっても過言ではありません。
しかし非合法の闇金業者が発信するその宣伝広告は、とてもダイレクトに私たちの心を惑わし、そして少しくらいなら……というその気にさせてしまう、ある種の錯乱効果も持ち合わせているのです。
正規の登録貸金業者の場合、宣伝に利用できる美味しい文句には制限がかけられており、言葉選びに慎重な印象がありますが、闇金に関しては貸金業法の制限なんかお構いなし!
HPに電話ボックス、電柱、そしてティッシュの宣伝広告、それらを見てみると、まさにこんな夢のようなスローガンがズラリ!
「今すぐ即日融資!」
「審査なしで年齢関係なく融資OK」
「金融ブラック、破産者でも借入可能」
「業界一の低金利、ゆとりと安心のまごころ金融」
「無職、専業主婦、風俗関係者もOK!」
「保証人、無担保で最高100万円まで無審査」
「お金のことならまずはお電話を!秘密厳守」
などなど、かゆいところにも手が届くどころか、まるで孫の手で心地よく背中をかいているような安心感、そして頼もしい文言の数々ですね!
しかし実際その蓋を開けてみたら、ゆとりもまごころも一切感じさせない金利地獄が待っているのでした。
闇金か正規貸金業者か!?要になる見分けポイントまとめ
最近はオンラインに舞台を変えて堂々と営業をしている闇金も少なくありませんが、何の知識もない方がそのHPを見たら、正規の貸金業者と見間違えてしまうこともあるはず。
闇金か正規登録貸金業者かを見極めるコツ、それは警戒心を持ってお金の借入に慎重になる以外にも、闇金の知識が少しでもあるのかないのか、ということがキーポイントになっていきます。
前述のお金に困った消費者のツボを突く宣伝効果で、プンプンと怪しい臭いを察知することもできますが、実際正規の貸金業者も「即日融資可能!」などと謳っているので、それだけでは闇金か否かを判断することは100%ではありません。
それではここで簡潔に闇金かどうかを判断するポイントについても、いくつか触れておきたいと思います。
- 自社HPの作りが適当で、紹介ページと申込ページしか存在しない。
- SNSやメールなどの宣伝活動に力を入れている。
- 固定電話が用意されておらず、090または050から始まる電話番号が連絡先である。
- 番地まで住所が表示されておらず、どこか違和感を覚える所在地。
- 貸金業登録番号がない場合は闇金。(偽の番号を記載している業者もあるので、その場合は金融庁の貸金業登録番号検索サービスを利用して確認すること。)
- オンライン以外の広告媒体がギャンブル雑誌または、風俗関連などの大人の求人情報誌。
- 知名度の高い企業、銀行などのネーミングをモジったり、構成を似せたサイトで安心感を与えている。(即日融資の窓口がいい例ですね!)
などが挙げられます。
また、闇金は私たちのごくごく身近にあるもので、メールボックスにその手のメールを受信していたり、何気なく過ごす毎日でその広告を目にすることも多いはず。
自分は大丈夫と過信しがちになりますが、お金の貸し借りに危機管理能力は必須の要素、マネートラブルに陥った時こそ平常心で消費者金融選びをしましょうね。
もしあなたが闇金被害にあってしまったら……罰金、破産?気になるその結末は
闇金被害……、それがもたらす結末はドロドロとした昼ドラ以上にドラマティック、サディスティックそして悲惨なもの。
お金がないからこそ頼りたい貸金業者、それが非合法なものである、それだけで人生を棒にする方は決して少なくはありません。
ここでは闇金被害の声を参照しながら、その恐ろしさ、そしてその深い闇の部分にクローズアップしていきたいと思います。
闇金で借入した人の顛末……借金地獄で人生が空回りは当たり前!
闇金で働く人たちも人間、赤い血が流れた同じ同士のはず……。
しかし彼らの融資形態、そして取り立てに限度とか節度というものはありません。
通常の消費者金融で断られてしまうスペックの方でも、即日で利用可能という事実は否めませんが、借りたら最後、完済まで持ち込めるパターンは極々稀。
そもそも闇金に手を出す段階で相当の借金に苦しんでいるはずなので、その返済プランは火の車状態になることは目に見えているはず。
たかが数万、されどその年率は最低ラインのトイチで3000%を超える計算になります。
多くの闇金利用者は借入額の元金にまで手が回らず、利息だけの返済で済まし、そして一応返済をしたその実績を買われ、新たにお金を借りてしまう自転車操業にも似た蟻地獄に陥っていくのです。
そして、これは闇金だけにいえることではありませんが、返済が滞ると、自身の問題だけではなくなってくるはず。
ただでさえ血の気の多い闇金業者、債権者の恐怖心を煽るに煽って、時にはその家族、会社に多大な迷惑をかける。
最悪のケースでは、債権者本人に攻撃的な肉弾戦が仕掛けられることもあります。
また警察に駆け込んだとしても民事不介入のスタンスを崩さないため、頼りの綱の警察も結局当てにはできない……。
何度も言うように闇金のような組織ぐるみは、返済が長引き、借入を繰り返すことで被害の輪が広がっていきます。
しばし、自暴自棄のように闇金をはしごして借入を繰り返す方もいますが、まずは自分の置かれた状況を冷静に判断し、身バレ、一家離散など大きな問題になる前に、適切な対応を取ることが大切になってくるのです。
もしかしたらあなたも加害者に?闇金を利用してお縄頂戴!?
昨今の闇金は以前よりお金を貸したがらない、ということをご存知でしょうか?
いくらあり得ない金利をけしかけても、その回収がショートしてしまうことを考えると、お金を貸すよりも別の方法を提案してくる場合もあります。
そのいい例が携帯電話を利用者名義で契約し、SIMカードを抜いた状態で闇金業者に渡す、俗にいう白ロム詐欺です。
なぜ闇金業者が携帯電話を欲しがるのかというと、振込め・オレオレ詐欺などに利用、または転売するため。
闇金業者はこの携帯電話を買い取る形でお金を融資するのですが、実際携帯電話を送付してもお金は支払われず……。
闇金業者は単体の携帯端末というよりは、複数の契約を取るように要求してくる場合も少なくありません。
いったん携帯電話を手渡してしまうと、その利用料金と携帯端末代金はもちろん契約した本人に課されるわけで、まんまと闇金の詐欺にはまってしまうというわけですね!
(もちろん闇金側は携帯電話料金と契約料は、自分たちが負担すると建前上は言いますが、支払われることはない、または最初の数か月のみ支払われドロンです。)
しかしこの一連の白ロム詐欺においては、闇金側が加害者、契約した者が被害者とは必ずしも言えず、契約者が逮捕または起訴される恐れも……。
というのも携帯電話は契約した本人または家族が利用するものであり、第三者に譲渡すること自体が、携帯電話不正利用防止法に違反するからです。
自分が被害者であることは明白なのに、知らず知らずのうちに自分も犯罪に加担してしまう恐ろしさ、それは闇金に携帯電話を渡してからハッと自覚するもの。
実際に起訴、逮捕される確率は高くはないものの、犯罪であることは言うまでもありません。
もし携帯電話を要求された場合はキッパリと突っぱねる、またすでに手渡してしまった場合に関しては、早急に弁護士、司法書士に今できる最大限の解決策を提示してもらうことが大切になります。
しかし専門家にすがっても、携帯端末、利用料金の支払いが帳消しになることはない、その事実は忘れずに覚えておいておきましょう!
因みに似たケースで自分名義の銀行口座を要求される場合もあり、このケースももちろん違法であり、当人が犯罪に加担していることは言うまでもありません。
闇金を利用してしまったら、迷わず弁護士・司法書士に駆け込もう
闇金を利用してしまった自分への落ち度、そしていつ家族、会社に取り立て、恐喝行為が行われるのかわからない果て亡き不安、そして信じがたい額に及ぶ金利地獄……。
数万円の借入が、永遠にも見える借金地獄につながっていく、それが闇金のリアルなんです。
しかし実際闇金の借入システムを再度紐解いてみると、もちろん落ち度は闇金業者にあり、金利20%を超えるトイチ、トニ、トサンなどの違法金利による貸付は明らかに法律違反。
つまり借りた側は、一切それらの違法金利による返済義務はないのです。
とはいっても、相手は泣く子も黙るような闇金業者……。
自分の個人情報が掴まれている事実、そして周囲に迷惑をかけるかもしれないという責任感に八方塞がりになりがちですが、こんな状況に陥ったらまずは弁護士、司法書士事務所に駆け込むこと!
ただし闇金関連の相談はどこの弁護士、司法書士事務所も対応しているわけではありませんし、相手が相手なので厄介な案件であることも考えて、多くの実績がある事務所の門を叩く必要があります。
闇金被害にも様々なケースが見られますが、白ロム、銀行口座売買などにも対応した事務所は、決して多くはないので、闇金に対応できる心強い事務所を探すことが大切です。
また闇金被害の返済をする必要こそありませんが、弁護士、司法書士に支払う費用は必須ですし、多重債務に陥っている方は債務整理や自己破産をする心構えを持つ必要もあるので、精神的にも金銭的にもある程度の覚悟が必要であることも忘れてはなりません。
即日融資の窓口は企業名に似せた悪質な闇金だった!怪しい会社を見つけたら、まずは金融庁で登録番号の確認を!
どこかで見かけたことがあるシンボルマーク、そしてそのネーミング。
最近の闇金業者は消費者の心を掴むため、あの手この手でお金を搾り取ろうと必死です。
今回ご紹介した即日融資の窓口は、非常にわかりやすい企業名を真似た闇金業者の典型例。
聞いたことのない貸金業者、でもどこかで見たことがある親近感、そんな奇妙な感覚を覚えたら、それは闇金のサインかもしれません。
自分が被害にあう前に、一度金融庁の登録貸金業者検索サービスを利用して、闇金か否かをチェックする、そんな自己防衛はどんな時も忘れないでくださいね。
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