個人再生をした方の体験談集
実際に個人再生をした方から体験談を集めて紹介しています。
個人再生は借金を5分の1もしくは100万円のどちらか大きい方にまで減額できる債務整理方法です。
任意整理と比べるとやはり減額効果が大きいので、大きめの借金を個人再生で処理している人が多いという事がわかります。
ただ気をつけたいのが、個人再生は安定した収入がないとできないため、リストラ後の債務整理などには向かないので注意して下さい。
それでは個人再生の体験談を紹介していきます。
ギャンブルによる借金がもとで個人再生しました。
2012年の9月、私が32歳のときに債務整理をしました。
借金の総額は380万円で、借入件数は消費者金融4社からの借金でした。
借金がここまで大きくなってしまった原因は、私がギャンブルを止めることができなかったことです。借金をしてまでギャンブルに夢中になり、気づいた時には自分で返済することが不可能な金額まで達していたのです。
返済は毎月12万円ほどで、会社員として働いていた当時の収入が手取りで毎月20万円でしたので、収入の半分以上を借金の返済に充てる必要がありました。
年収も300万円ちょっとの収入だったこともあり、借金の返済は非常に大きな負担でした。
生活は借金の返済のために非常に苦しく、生活していくのが精一杯でした。
また、返済しても多くは利息分の返済に充当されるため、返済しても元金が減らないという状態でした。
そういった生活が7年間続き、長い間借金の返済が重く圧し掛かっていました。
私が債務整理をしようと思ったきっかけは、返済を滞納してしまったことが原因です。
7年間、滞ることなく返済していた借金の返済を、ついに出来なくなってしまったのです。
それまで勤務していた会社を辞めることになり、就職活動をしながらアルバイトで生計を立てていた頃のことです。
会社員時代には何とか返済できていましたが、仕事を辞めてアルバイトをするようになって収入が激減してしまったのです。
そのため、借金の返済が出来なくなってしまい、弁護士に相談して債務整理をすることにしました。
幸い就職先が決まり働き始めていた事もあり、弁護士からは個人再生を薦められました。
個人再生したことにより、毎月の返済額は3万円弱まで減ったので、生活は以前に比べて楽になりました。
個人再生をしたことによって、しばらくはクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりすることは出来なくなりました。
しかし、借金の返済に追われていた生活を思うと、個人再生をして正解だったと実感しています。
A・W 男性 会社員
個人再生のいいところは、借金をしてしまった理由が問われないことです。この方もギャンブルが原因の借金でしたが問題なく個人再生できています。
しかし、この方は一歩間違えると自己破産しかなかった可能性があります。
たまたま就職が決まっていたので個人再生できましたが、決まっていなかったら自己破産となったことでしょう。
仕事をしているしていないも債務整理における重要なポイントになっているんです。
クレジットカードを使いすぎて気付いたら多重債務状態で個人再生をしました。
私が債務整理を行ったのは、30歳のときでした。
学生のころからショッピングが趣味で買い物をするためにバイトするといったような生活スタイルでした。
社会人になりクレジットカードを持つようになり、更に仕事のストレスもあいまって、買い物癖は加速していってしまったのです。
最終的には3社から250万円ほどの借金をしてしまっていました。
年収も250万円弱で返すのも簡単ではなく、その大変さが分かるようになってクレカでの買い物をやめたのですが、返済だけで給料の半分以上はなくなっていました。
また、返しても返しても終わらないのです。
そんな生活が6年。
少しずつも減らない、いつ終わるのか分からない。
そんな時に友達に債務整理の事を聞いたのです。
友達も同じように借金があり、債務整理で借金がなくなったということでした。
その事を聞き、私も友達に紹介されて、債務整理する事にしたのです。
弁護士さんに相談しに行くと、任意整理では過払い金もなくメリットが少ない、自己破産だと浪費による借金は借金免除の決定が出ない場合がある・・・
そんな理由で個人再生が妥当な選択でしょうと言われ、お任せする事にしました。
個人再生により借金額は100万円まで減り、生活は安定する事ができました。
今回のことで、本当のお金の大切さを学ぶことができたような気がします。
また、クレジットカードが使えない生活が私の浪費癖も直してくれました。
Y・A 女性 会社員
クレジットカードの分割払いは金銭感覚を麻痺させる要因としてかなり大きなものです。
この方もショッピングをしているうちに借金がふくらんだパターンに見事にはまっています。
クレジットカードはとても便利なものですが、使い方を間違えると大火傷を負う良い事例ですね。
債務整理後はカードが持てないので嫌でも浪費癖は改善されます。
債務整理のデメリットは人生全体で見ればメリットにもなり得るということなんです。
個人再生のメリット・デメリットについてくわしくはこちら
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