債務整理用語集-た行
多重債務
複数のクレジット会社や貸金業者から借金をし、返済が困難となっている状態のこと。借金を借金で返すことにより、利息の支払いがかさんでくることによるものが多い。支払い能力を超えていることがほとんどなので、債務整理や自己破産をすることになることが多い。
着手金
司法書士や弁護士に債務整理の依頼をするときに債務整理に取り掛かってもらうために支払うもの。成功するかしないかにかかわらず支払うお金で、戻ってこないのが普通。難易度により支払う着手金は変わってくる。費用の一部を支払う前金とは別のものである。
取引履歴開示
貸付年月日、貸付金額、返済年月日、返済額などの過去の取引状態を記載している書類を公表してもらうこと。本人が請求することもできるが、債務整理の依頼を受けた司法書士や弁護士から依頼をすることもできる。過払い金請求できるかどうかの計算をするには必ず必要となる書類。
取り立て
借金の返済が滞っている場合に債権者が第3者に頼んで債務者に借金の返済を迫ること。改正貸金業法では威圧的、暴力的な取り立ては禁止されている。債務整理を司法書士や弁護士に依頼した債務者に対しても取り立ては行ってはいけない。
同時廃止
自己破産を申し立てた債務者に換金するほどの財産がないことが明らかなときに、破産手続き開始決定と同時に破産管財人を選出せずに破産手続きを終了してしまうこと。破産管財人の負担や費用を軽くし、破産者の負担を軽くするための制度。
滞納
返済すべきお金を期日までに返済しないこと。遅延して支払う場合、利息とは別に遅延損害金を支払わなければならない。1日でも返済が遅れると信用情報機関に記載がされる。延滞の事実が記載されるとクレジットやローンの審査が通りにくくなる。