そもそも「保証会社」とは?銀行カードローンの審査に必ず関わる理由
銀行カードローンで融資を受ける際、詳細の「ご利用いただける方」の項目に「当行が指定する保証会社の保証を受けることができる方」という一文があるのは、ご存知ですか?
この「保証会社」とはいったい何か?という疑問についてお答えします。
銀行のカードローンにおける「保証会社」とは、
・利用者が借り入れ可能かどうかを審査する
・利用者の返済が滞った場合、代わりに返済する(代位弁済)
という二つの役割を担っています。
主に消費者金融や信販会社がこの業務を請け負っているのです。
銀行の融資の際に必要となる担保や保証人の代わりに「保証会社」を利用するということになりますね。
「保証会社」はなぜ消費者金融や信販会社なのか?
銀行は企業への担保ありでの融資などが主な収入源だったのですが、バブル崩壊を機に企業への融資が減少し、代わりに個人向けローンが増えていった経緯があります。
当時、グレーゾーン金利の問題や過払い請求の返還で売り上げを落としていったものの、審査における専門的なノウハウを持つ消費者金融を子会社に迎え保証会社とする、などして関係を築いていったのです。
銀行は貸し倒れを防ぐために保証会社の審査ノウハウを求め、保証会社は手数料を得るという、互いの利害が一致した結果といえるでしょう。
銀行カードローンについて詳しく知りたい方は
銀行ごとに保証会社は違う!一覧にして紹介
各銀行のカードローンがどの保証会社を使っているのか、そしてその保証会社の属性を横に併記した一覧をご覧ください。
【メガバンク】
商品名 | 金利 | 保証会社 | 属性 |
---|---|---|---|
三井住友銀行 カードローン | 1.5%~14.5% | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 | 消費者金融(プロミス) |
みずほ銀行カードローン | 年2.0%~年14.0%※ | 株式会社オリエントコーポレーション | 信販会社(オリコ) |
※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
【その他銀行】
商品名 | 金利 | 保証会社 |
属性 |
---|---|---|---|
横浜銀行カードローン | 年1.5~14.6%(変動金利) | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 | 消費者金融(プロミス) |
オリックス銀行カードローン | 1.7%~14.8% | オリックス・クレジット株式会社 新生フィナンシャル株式会社 |
信販会社 消費者金融(レイク) |
住信SBIネット銀行 「ミスターカードローン」 |
0.99%~14.79% | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 住信SBI銀カード株式会社 |
消費者金融(プロミス) 信販会社 |
イオン銀行カードローン | 3.8%~13.8% | イオンクレジットサービス株式会社 オリックス・クレジット株式会社 |
信販会社 |
ソニー銀行カードローン | 2.5%~13.8% | アコム株式会社 | 消費者金融(アコム) |
PayPay銀行カードローン(旧ジャパンネット銀行) | 2.5%~18.0% | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 | 消費者金融(プロミス) |
りそな銀行プレミアムカードローン | 3.0%~12.475% | オリックス・クレジット株式会社 | 信販会社 |
以上の一覧から、主要な銀行カードローンの保証会社が消費者金融と信販会社で成り立っていることがおわかりいただけたと思います。
保証会社が間に入るメリット、デメリット
メリットを語るには少し弱いかもしれませんが、保証会社の存在があることにより銀行のカードローンが担保や保証人なしの無担保で融資を受けることができる、ということになりますね。
そのおかげで消費者金融よりも低金利で借り入れができるのです。
デメリットは審査に時間がかかり、クリアするのが消費者金融よりも厳しいといったところでしょうか。
また、以前は総量規制の対象外ということで年収の3分の1を気にすることなく借り入れることができましたが、現在は銀行の自主規制により総量規制以上の融資はせず、即日融資も不可能になりました。
即日融資は消費者金融のカードローンのみ可能!
おわりに
銀行カードローンも消費者金融のカードローンも、メリットとデメリットはそれぞれ一長一短です。
特性をしっかり見極め、自分の収入と支出のバランス、返済のスケジュールをしっかり組み立てよりよい豊かな暮らしを送るために上手に利用することが大切です。
過去に債務整理などをした経験があり、銀行カードローンに申し込もうと考えているなら保証会社がどこなのかを調べ、以前に借り入れていた会社は避けるなど審査に通りやすいところを選ぶことをおすすめします。
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
※ まさに「はじめてのアコム」!アコムは初めての方が借りやすく、審査通過率が高くなっています。
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