ショッピングローンの審査は厳しい?カードローンと比較しながら審査に落ちる理由を解説
家電量販店や宝石店、高級腕時計店で買い物をするときに、ショッピングローンを利用して分割払いをしたいと考えている方も多いと思います。
十分な手持ちがないとき、一括払いをする余裕がないときにはとても便利ですが、必ず審査を受けて通過しなくてはいけません。
そのため、ショッピングローンでの支払いを希望すれば誰でも利用できるというものではないのです。
この記事では以下の内容について説明をしていきます。
これからショッピングローンを利用したいと思っている方、分割払いで買い物をしたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
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ショッピングローンは、ショッピングクレジットとも呼ばれています。
ショッピングローンを利用すると、商品の代金を信販会社が立て替えてくれるため、手持ちがない場合でも高額な商品を購入することが可能です。
その後は、お店ではなく、立て替えてくれた信販会社へと分割で支払いをしていくことになります。
ショッピングローンは分割する回数に応じて金利が決められており、その金利(手数料)が信販会社の利益になるのです。
クレジットカードを利用しても分割払いはできますが、持っていない方だとまずはカード発行が必要になりすぐに買い物はできません。
ですが、ショッピングローンの利用できる店舗なら、その場で申し込み契約ができるためクレジットカードを持っていない方でも分割払いができるのです。
店舗や信販会社によって異なる場合もありますが、基本的には次のような流れでショッピングローンを利用します。
ショッピングローンの流れ
店頭で申込書の記入 | ショッピングローンが利用できる店舗で申込書を記入します。 |
---|---|
信販会社での審査 | 申込書をお店のスタッフが信販会社へとFAXで送り、確認後、審査が開始されます。 |
審査結果の連絡 | 審査を受け付けている時間内であれば、数分~数十分ほどで審査結果が分かります。 |
商品の引き渡し | 無事に審査に通過していれば、お店から商品を受け取ります。 審査に落ちてしまった場合、ショッピングローンの利用はできないため、別の方法で支払う、購入を断念するかの選択が必要です。 |
信販会社から店舗への支払い | その後、信販会社は立て替えた代金の全額をお店側に支払います。 |
信販会社への返済開始 | ショッピングローンの契約内容に従って、信販会社へ返済していきます。 基本的には月1回、指定の銀行口座から口座振替がされます。 |
完済 | 立て替えしてもらった代金を全額返済すれば、契約終了となります。 |
ショッピングローンの審査で見られるポイントは次の2点です。
①安定した収入と返済能力があること
②信用情報に問題がないこと
それでは、上の2点について詳しく説明をしていきます。
①安定した収入と返済能力があること
ショッピングローンなどの分割払いをする場合には、一括での購入がしにくい高額な商品が対象であることが多いでしょう。
分割払いにすれば1ヶ月あたりに支払う金額は少額になりますが、それでも安定した収入がなければ審査には通りません。
ただし、安定していればアルバイトやパート勤務での収入でも大丈夫です。
一方で、アルバイトなどでも短期バイトのようにその後の収入が継続するかの見込みがつかないというケースでは審査通過は難しくなります。
また、他社への支払いが多いなど収入があっても返済能力が低く評価されてしまうこともあるので注意が必要です。
②信用情報に問題がないこと
ショッピングローンの審査をする信販会社は信用情報機関に加盟をしています。
そのため、審査の過程では申込者の信用情報の照会をして、過去に返済トラブルがなかったかのチェックを行うのです。
返済トラブルとは、主に次のようなものを言います。
- 延滞
- 債務整理
- 強制解約
- 代位弁済
多くの方が注意すべきなのは延滞です。
クレジットカードやカードローンの延滞はもちろん、信用情報には携帯・スマホ端末の分割払いも記録されています。
過去に端末代金の未払いがあった方は、そのことが信用情報に記録されているため、ショッピングローンの審査では不利になるのです。
事故情報と呼ばれ、信用情報の評価を著しく下げるのは2ヶ月~3ヶ月以上の長期延滞ですが、1日の支払い遅れでも審査ではマイナスになります。
短期の延滞でも複数回ある場合などもショッピングローンを組むのは難しいでしょう。
信用情報について詳しくはこちら
それでは、ショッピングローンとカードローンの審査ではどちらが厳しいのでしょうか?
もちろんどちらの審査でもいくら借りたいのか、いくらを分割払いにしたいのかによって審査の難易度は異なります。
ですが、一般的にはショッピングローンよりもカードローンの審査の方が厳しいと言えるでしょう。
その理由は、ショッピングローンとカードローンの商品特性を比較してみると分かります。
ショッピングローンとカードローンの比較
ショッピングローン |
カードローン |
|
---|---|---|
資金使途 | 対象商品の支払いのみ | 原則自由 |
追加借入 | 不可 | 可能 |
返済回数 | 契約時に申告 | 最長返済回数までに完済 |
審査時間 | 数分〜数十分 | 最短3分 |
総量規制 | 対象外 | 対象 |
※カードローンは消費者金融の扱う商品を想定しています。
※審査時間や融資時間に関しては、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
上の表を見るとショッピングローンの方が利用が限定的である一方で、カードローンは利便性が高いということが分かります。
カードローンで借りたお金は事業性資金などを除いて原則自由に使うことができ、限度額までの範囲であれば追加での借り入れも自由です。
利用者にとってはとても便利な反面、しっかりと返済の管理をしないと滞納に繋がってしまうでしょう。
自由度が高いということは返済計画が立てにくいということでもあり、その分審査をする金融機関は慎重に返済能力を見極めます。
また、審査結果が分かるまでの時間はケースバイケースではありますが、ショッピングローンは申し込みから数分ということもありローン商品の中ではスピーディな消費者金融のカードローンよりも早いこともあるのです。
ショッピングローンもカードローンも審査で重要な点は同じ?
カードローンの審査は、ショッピングローンの審査と重視される点がぜんぜん違うわけではありません。
つまり、どちらの審査でも重要なのは「安定した収入」、そして「信用情報」です。
そのため、信用情報に傷がありいわゆるブラックリストに入っているような状態では、ショッピングローンもカードローンも契約をするのは難しいでしょう。
どのくらいを安定収入と見なすか、返済能力があると見なすかは審査をする金融機関によって多少の違いはあります。ただ、どちらかの審査が圧倒的に甘かったり、厳しかったりするというわけではないのです。
消費者金融のカードローンは事前診断ができる
前述した通り、お金の使い道を問われない、追加での借り入れができるなどの利便性ではカードローンが上です。
欲しい商品が複数ある場合だとショッピングローンは商品ごとに組まなくてはいけないため向かないのですが、カードローンの利用限度額に収まる金額であれば1つの契約で問題を解決できます。
そのため、人によってはショッピングローンではなく、カードローンを契約した方が良いでしょう。
カードローンの審査に通るのか不安という方におすすめなのが、消費者金融の事前診断です。
年齢や年収、他社借入金額など数項目を入力すれば、すぐに審査に通る見込みがあるかを診断してくれます。
本当の審査よりもチェックする項目が少ないので、実際の結果と異なる場合もありますが、カードローンの方が良いかなと思った方は事前診断をした上で申し込みをしましょう。
消費者金融のカードローン審査は最短3分としている会社もあり、十分に即日でお金を借りて買い物に利用することが可能です。(お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます)
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プロミス
※最短3分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。 |
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※最短18分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。 |
SMBCモビット
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。 |
先ほどの比較表にも記載しましたが、ショッピングローンは総量規制の対象にはなりません。
総量規制とは貸金業者の行う貸し付けに適用されるルールで、申込者の年収の3分の1を超える金額を貸してはいけないというものです。
総量規制は貸金業法という法律で規定されているもので、信販会社も貸金業者にあたるのですが、ショッピングローンは貸し付けとは見なされず「割賦販売法」という別の法律が適用されます。
この総量規制の対象になるかどうかは利用者にとってどのような影響があるのでしょうか?
総量規制の対象だと収入0円の人は審査に通らない
総量規制の対象となる消費者金融のカードローンだと自身に収入がない専業主婦の方、学生の方などは申し込みをしても審査に通過できません。
契約をするためにはアルバイトでもパートでも、自分自身の収入がないといけないのです。
一方で、ショッピングローンの場合には返済能力があると判断されれば、自分自身に収入がなくても審査に通過することができます。
ただし、その場合には同一生計である配偶者、親御さんなどが連帯保証人として申込書の一部に署名を行う必要があります。
アルバイト、学生、専業主婦のショッピングローン審査について
正社員として勤務をしていない方は、ローン審査では不利になると言われています。
また、カードローンのように法律で自身に収入がない人へは貸し付けをしてはいけないと決められているものもあるのです。
一方で、ショッピングローンの場合には十分に学生や専業主婦の方でも審査通過の見込みがあります。
アルバイトをしている方なら自身の収入で審査を受け、収入がない学生、専業主婦の方は連帯保証人に安定した収入があるかどうかがポイントになるのです。
ただし、保証人欄は保証人となる本人の記入が必要なので一緒に店頭にいかないとすぐに申し込みをすることはできません。
また、利用するショッピングローンにもよっても対応が異なる場合もあるため、購入を決める前に利用条件などをしっかりと確認するようにしてください。
ショッピングローンの審査に落ちてしまったときの対処法
もしショッピングローンの審査に落ちてしまったという場合には、次のような選択肢があります。
- 購入を諦める
- 別の方法で分割払いをする
- カードローンでお金を借りる
欲しいもの、どうしても必要なものだと簡単に購入を諦められないという人も多いと思います。
従って、別の方法で分割払いをするか、カードローンでお金を借りるというのが有力な選択肢になるでしょう。
別の方法で分割払いをする
商品代金の分割払いができるのはショッピングローンだけではありません。
もし、クレジットカードを持っているのであれば、カードの請求を分割にすることが可能です。
ショッピングローンとクレジットカードの分割払いを比較してみましょう。
ショッピングローンとクレジットカードの違い
ショッピングローン | クレジットカード | |
---|---|---|
利用できる場所 | ショッピングローンが利用できる店舗 | クレジットカード加盟店 |
利用できる商品 | 一定金額以上の対象商品 | 全商品 ※ |
金利(手数料) | あり | 2回払いまでは無料 |
審査 | 必要 | カード発行済みなら不要 |
※ コンビニなど一括払いのみの対応で、分割払いができないクレジットカード加盟店もあります。
まず、ショッピングローンとクレジットカードにはそれぞれ利用できる店舗、できない店舗があります。
クレジットカードの加盟店に比べてショッピングローンが利用できる店舗は少なく、また対象となる商品には「~万円以上」などの条件が付くこともあるのです。
分割払いにすることで金利(手数料)が発生するという点はどちらも一緒ですが、クレジットカードだと2回払いまでは無料、後からでも分割回数、返済方法の変更ができるというメリットがあります。
一方、ショッピングローンは分割金利をお店側が負担してくれるキャンペーンをしていることもあり、上手に利用すれば金利負担なしで分割払いを行うことも可能です。
そのためショッピングローンが利用できなかったときには、金利の負担がどのくらいになるのかまで考えた上でクレジットカードでの分割回数を決定するようにしてください。
すでにクレジットカードを持っている方は分割払いをするにあたって会計時に伝える、もしくは会員専用のWebサービスで分割払いへの変更を手続きをしましょう。
カードローンでお金を借りる
カードローンを契約することで、一括払いに必要な現金を借りるという方法もあります。必ずしも商品の全額を借り入れする必要はありません。
例えば、15万円のパソコンを購入する場合、10万円だけカードローンで借りて、残りの5万円は手持ちから出すということも可能です。
借りる金額が少ない方が審査に通りやすくなりますし、金利の負担も小さくできます。
また、大手の消費者金融だと1ヶ月利息0円サービスもあり少しお得に借り入れができるのです。
先ほど説明した通りショッピングローンと同じ金額で契約をする必要はないので、審査通過率を上げるためにも足りない金額だけを借入希望金額として申し込みをすると良いでしょう。
消費者金融は即日融資にも対応しているので、当日中にお金を借りることもできます。
カードローンは契約限度額の範囲内で繰り返し借り入れができるため、複数の商品代金の支払いも可能で、解約しなければ必要になったタイミングでまた借りるという使い方もできるのです。
カードローンに申し込むなら即日融資も可能なこの3社
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※最短3分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。 |
アイフル
※最短18分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。 |
SMBCモビット
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。 |
ショッピングローンの審査は甘くない!落ちてしまったらカードローンも検討の価値あり
ショッピングローンに限らず、ローンを組むための審査は甘くはありません。
審査で否決されたということは、返済能力に関して疑問が持たれたということなので、まずは本当に購入の必要があるのかを自身で見なすようにしましょう。
どうしてもというときはクレジットカードの分割払い、カードローンでの借り入れなども対応策としてはありですが、それぞれにメリット、デメリットがあります。
審査基準はそれぞれで異なるため、ショッピングローンに落ちたからといってクレジットカード発行ができない、カードローンの審査に通らないというわけではないのです。
カードローンは消費者金融の公式サイトで事前診断ができるので、審査が不安な方は利用してみると良いでしょう。
しかし、カードローンは使い方の自由度が高い分、しっかりと計画を立てて利用しないと後で返済に困ってしまうかもしれません。
それぞれの特徴を理解した上で、申し込みをするようにしてください。
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プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、在籍確認なし(原則、電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施)
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
※ まさに「はじめてのアコム」!アコムは初めての方が借りやすく、審査通過率が高くなっています。
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