医療ローンの審査は意外と厳しい!?審査に落ちる原因とすぐにできる対処法を解説!
高額になることも多い医療脱毛にインプラント、美容整形などの治療を受けられるクリニックでは医療ローンが利用できることも少なくありません。
治療費が数十万円になることもあり、なかなか一括払いをするのは難しいと思います。
その場合、カウンセリングを受けた際にスタッフの方から医療ローンの利用を案内されるケースも多いでしょう。
ただし、クリニック側から案内があっても契約するためには審査が必須です。
そのため、審査に落ちてしまえば医療ローンの契約はできず、別の支払い方法を選ぶ必要があります。
これから医療ローンに申し込みをしようと思っている方だけでなく、過去に医療ローンが組めなかった方もぜひ参考にしてください。
そもそも医療ローン(メディカルローン)って何?
医療ローンはメディカルローンと呼ばれることもあり、目的別ローンの一つです。
名前からも分かるようにローンの利用目的は医療関連の費用に限定されます。
メディカルローンを利用すると、一括で支払いができない費用を金融機関が立て替えてくれるのです。
その後は、決められた金額を金融機関に分割払いをしていくことになります。
医療ローンは分割回数に応じて金利が決まっており、一括で支払うよりも金利手数料分を多めに支払わなくてはいけません。
資金使途については法律などで決まりがあるわけではなく、商品ごとに金融機関が決めていますが、主に次のような治療で医療ローンが利用できます。
【主な医療ローンの利用目的】
- インプラント
- 歯科矯正
- 審美歯科
- 美容整形
- エステ
- 植毛
- 脱毛
- レーシック
- 各種手術費用
- 入院費用
- 人間ドック費用
- 不妊治療
- 各種先進医療費
医療ローンの利用、審査の流れ
医療ローンには次の2種類があります。
①クリニック提携の信販会社の医療ローン
②銀行の医療ローン
流れはどちらを利用するかによって異なりますが、まずはより一般的なクリニックが提携している医療ローンについて説明をしていきます。
①クリニック提携の信販会社の医療ローン
クリニックでカウンセリングを受けたときに案内があるのは、そのお店が提携している会社の医療ローンです。
その場合、信販会社(クレジットカード会社)が提供する医療ローンであることが多いでしょう。
まずは、クリニックの方から医療ローンの申込書をもらいます。
氏名、住所、勤務先などの必要事項をもれなく記入して、書き終えたらスタッフの方に渡してください。そうすれば、お店側から提携している信販会社へとFAXなどで送ってくれます。
FAXが信販会社へと到着すると審査の開始です。
審査では必要に応じて、本人確認の連絡、職場への在籍確認が実施されます。
審査が終了すると信販会社から審査結果の連絡が入り、無事に通過していれば契約、支払いに関する案内もあるのでしっかりと確認しておきましょう。
契約内容、審査状況にもよりますが、最短で数十分、遅くても数日後には審査結果が出ます。
問題がなければ、すぐに治療を受けることができ、その後、信販会社からクリニックへ治療費の立て替えが行われることとなります。
後は、立て替えてもらった費用を分割払いにて信販会社に支払っていき、全額を払いきれば契約終了です。
②銀行の医療ローン
銀行の医療ローンを利用する場合には、クリニックを通さずに自分自身で銀行へ申し込みをすることが多いです。
その場合には、銀行から治療に必要なお金を借りて自分でクリニックへの支払いを行います。
申込方法は銀行によって異なりますが、ネット、店頭、郵送などで医療ローンの申し込みを行います。
銀行の医療ローンだと資金使途を確認するために見積書、費用が分かるパンフレット、請求書などが必要になることもあるので事前に確認しておきましょう。
審査に通過すると治療費を一括で融資されるので、そのお金でクリニックへの支払いをしてください。
審査結果が出るまでの時間はケースバイケースですが、数日~1週間程度が目安です。返済は融資を受けた銀行へと月に1回行なっています。
ローンを組むにあたってはクリニックを通さないという点が信販会社の医療ローンとは大きく異なる点です。
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医療ローンの審査基準|難易度は比較的高め?
信販会社の医療ローンでも、銀行の医療ローンでも審査で見られる点は一緒です。
審査の基準は非公開となっていますが、立て替えた治療費を問題なく返済できる能力を持っていると金融機関が判断してくれるかが重要となります。
医療ローンの審査に通過するためには、次の点を確認していきましょう。
【医療ローンの審査で見られるポイント】
- 年齢
- 安定した収入
- 信用情報
年齢は20歳以下でも申し込める場合もある
銀行の医療ローンを利用する場合には、20歳以上でないと融資対象にはなりません。
しかし、クリニックが提携している医療ローンの場合には20歳未満でも条件を満たせば申し込みができることもあります。
その条件とは、親権者の同意を得ている、連帯保証人を付けることができるという2点です。
民法上では、未成年者が単独で契約をすることはできないとされています。そのため、医療ローンなどを利用するためには必ず親権者の同意のもとで行う必要があるのです。
また、未成年者の中でも自身に収入がない学生の方だと連帯保証人が必要になります。
その場合には、親御さんが連帯保証人になるケースが多いでしょう。
未成年でも申し込みができるか、何歳まで申し込めるかは医療ローンによって異なります。連帯保証人などの利用条件も一概には言えないため、クリニックに問い合わせてみてください。
原則、安定した収入が必要
先に説明したように連帯保証人が付くようなケースを除いては、自分自身に安定した収入がないと医療ローンを組むことはできません。
いくらのローンを組むかにもよりますが、1ヶ月あたりの返済を無理なく、完済するまで続けられるかが重要でしょう。
分割することで1ヶ月あたりの支払い金額は小さくなるので、収入は金額よりも安定性が重要です。
そのため正社員でないと申し込めないというわけではなく、アルバイト、パート、契約社員、派遣社員などでも審査に通過できる可能性はあります。
医療ローンの申し込みをしたら絶対に契約しないといけないわけではないため、審査だけをお願いして結果を見てから契約を考えても良いでしょう。
信用情報に問題はないか
銀行の医療ローンの場合には全国銀行個人信用情報センター(KSC)、信販会社の医療ローンの場合には株式会社日本信用情報機構(JICC)、株式会社シー・アイ・シー(CIC)のどちらか、もしくは両方に加盟しています。
そのため、医療ローンの審査の過程で必ず申込者の信用情報が確認されるのです。そこに、審査でマイナスになるような情報が登録されていれば、医療ローンを組むのは難しいでしょう。
審査でマイナスとなる情報というのは、クレジットカード、カードローン、各種ローン、割賦販売(金融機関を通した分割払い)における次のような情報です。
【審査に悪影響のある登録内容】
- 長期延滞
- (継続中の)未払い
- 債務整理
- 強制解約
- 代位弁済
以上のような情報が登録されていると医療ローンに限らず、金融商品の審査には通りません。
その場合には、信用情報から登録が削除されるのを待つのが無難です。登録内容にもよりますが、5~10年間ほどで信用情報の保管期間が終了します。
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医療ローンの審査に落ちてしまう人の特徴
審査がある以上、医療ローンは誰でも組めるものではありません。
例えば、次のような方だと審査通過は厳しいでしょう。
水商売などで収入の安定性が不安視される
医療ローンの審査では収入の安定性が重要と先ほど説明しましたが、一般的には水商売などの夜の仕事だと収入が不安定だと判断されることが多いです。
夜の仕事は高収入でもある反面、長続きしにくい、働ける期間が短いなどの理由から安定性には欠けます。
在籍確認をすることができない
また、医療ローンでも在籍確認が実施されることがあります。
夜の仕事だけでなく、日雇い労働などで職場に連絡がつかないという場合には審査に通ることはできません。
収入が少なすぎる
医療ローンと一口に言っても、治療費がいくらかによって審査の難易度は変わります。
10万円のローンよりも、50万円のローンの方が審査基準が厳しいのは言うまでもないでしょう。
医療脱毛、インプラントなどはかなり高額な治療、施術になることも少なくないので、収入に見合わない金額だとローンを組むのは難しいです。
医療ローンが組めなくても消費者金融のカードローンなら審査に通るかも?
もし医療ローンが組めなかったとしても、クリニックでの料金を分割で支払うことはできます。
その方法の一つが消費者金融のカードローンを利用することです。
消費者金融のカードローンを使った分割払いは、銀行の医療ローンを利用するのと似ています。
まずは消費者金融のカードローンの申し込みをして、審査通過後に契約手続きを済ませ、借入専用のローンカードを受け取ってください。
ローンカードでは契約した限度額までであれば好きな金額を、好きなタイミングでATMなどから出金することができます。そして、そのお金でクリニックの支払いを済ませるのです。
返済は借入先である消費者金融に対して行なっていきます。
消費者金融のカードローンを利用する流れ自体は銀行の医療ローンと似ていますが、異なる点もいくつかあるので注意してください。
例えば、消費者金融のカードローンは資金使途が自由なので、契約時の利用目的がクリニックでの支払いであったとしても借りたお金を別の目的に使っても問題はありません。
また限度額の範囲内であれば追加での借り入れもできます。
信販会社、銀行の医療ローンと消費者金融のカードローンを複数の項目から比較してみました。
医療ローン |
医療ローン |
カードローン |
|
---|---|---|---|
申込方法 | 提携しているクリニックからの申し込み | 銀行の窓口、ネットなど | 消費者金融の無人契約機、ネットなど |
資金使途 | クリニックでの治療 | クリニックでの治療 | 原則自由 |
追加借入 | 不可 | 不可 | 可 |
必要書類 | 本人確認書類、収入証明書 | 本人確認書類、収入証明書、資金使途証明書類 | 本人確認書類 ※50万円以上は収入証明書 |
金利 | やや高め | 低め | 高め |
審査時間 | 数分~数日 | 1日~1週間 | 最短30分 |
返済方法 | 口座振替 | 口座振替 | ATM入金、口座振替、ネット返済、銀行振込 |
月の返済金額の調整 | 難しい | 難しい | かんたん |
ローンを組む上で無視できないのが金利です。
金利は低い方が返済の負担は小さくなるため、できるだけ低金利のローンを選ぶべきでしょう。
金利は金融機関がローン商品ごとに決めていますが、一般的には次のような場合に低金利になりやすいです。
【金利が低くなりやすいケース】
- 資金使途が決まっている
- 借入金額が高額である
- 審査の結果が良い
カードローンの場合資金使途が自由であり、比較的少額の融資に向いている商品なので金利は高めになります。
しかし、その分追加での借り入れができる、お金の使い道に制限がないなど利便性は高いです。
また、金利が低いローンほど審査は厳しいとも言われています。
つまり、上記表の3つでは、銀行の医療ローン>信販会社の医療ローン>消費者金融のカードローンが審査の厳しい順番となるのです。
クリニックで申し込みをした医療ローンの審査に落ちてしまった場合には、銀行の医療ローン審査でも否決される可能性が高いでしょう。
金利が高めなのはデメリットですが、消費者金融のカードローンの方が利用しやすいのです。
加えて、カードローンは1ヶ月あたりの返済金額が決まっていません。
最低返済金額という少なくても超えなくてはいけない額はありますが、それ以上であれば自由に支払いができます。
余裕があるときには返済金額を多めに調整していけば短期完済しやすく、利息の負担も減るでしょう。
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クレジットカードの分割払い、リボ払いも選択肢の一つ
他にもクレジットカードを持っている方は、カードの分割払いを利用するという手段もあります。
クリニックがクレジットカード払いに対応している必要はありますが、すでにカードを持っているなら審査などは不要です。
事前にクレジットカードでの分割払いができるかをスタッフの方に確認しておき、あとは会計時に「◯回払いでお願いします。」と言ってカードを渡してください。
2回までは手数料がかかりませんが、3回以上からはクレジットカード会社規定の分割金利が発生します。
また、リボ払いができるクレジットカードで決済をすれば1ヶ月あたりの支払い金額を一定にしてくれるため、高額な治療費を払っても急に負担が増えるということもありません。
リボ払いも手数料がかかるため、事前にいくらの利息(手数料)が発生するかをシミュレーションした方が良いでしょう。
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医療脱毛などなら月額制という選択肢もある
脱毛クリニックによっては月額制のプランを用意していることもあります。
月額制のプランであれば、信販会社などを利用しているわけではないため審査はありません。
脱毛、エステ、薄毛対策などの美容クリニックの治療には月額制のプランも多いため、お店に確認してみると良いでしょう。
医療ローンの審査は甘くはない!状況に応じて消費者金融なども検討の価値あり
医療ローンはクリニックなどから申し込みができますが、審査に通過しないことには利用できません。
医療ローンも一般的なローンと審査で見るポイントは一緒です。
そのため収入が少ない、雇用が安定していない、信用情報に傷があるという方の審査通過は難しいでしょう。
一方、消費者金融は金利が高めの傾向にはありますが、医療ローンの審査で否決されてしまった方でも契約できる可能性はあるのです。
カードローンであれば必要な金額の半分だけなども調整できるため、少しだけ現金が足りない、高額な借り入れは審査が不安という方は少額で申し込みをすると良いでしょう。
消費者金融のカードローンには事前診断という審査結果を数秒で診断してくれるサービスもあるため、まずは事前診断をしてみてください。
医療ローンが組めなかった方は、消費者金融のカードローンも検討してみましょう。
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プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
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