即日融資の注意点！申込ブラックに留意してカードローンを申込もう

そもそも申込ブラックってなに？

まずはここから！ということで、申込ブラックの定義からお話してみようと思います。

申込ブラックはしばし「多重ブラック」とも言われ、つまるところ短期間に複数の消費者金融を同時に申込むことです。

ブラックと言いますが、信用情報機関に申込ブラックである！と明確に事故情報として扱われることはありません。

信用情報機関で扱う事故情報は、延滞、代位弁済、債務整理と契約解除しか記録されませんが、いついつに消費者金融に申込みをしたという記録は、信用情報を照会すればズバリ判明してしまいます。
（代位弁済とは銀行カードローン特有の事故情報であり、銀行の保証会社が債務者の代わりに代理で支払いしたことを言い、契約解除はある種の理由で強制解約に陥ったことを指します。）

つまり個人の事故情報として申込ブラックが記録されることはないけれど、同時期に複数の申込があるイコールお金に困っているというマイナスポイントを、消費者金融側に与えてしまいます。

分かりやすく説明するとお金をあちらこちらに無心していると噂の人物が、あなたにもお金借入の催促をしている状況に似ていますね。
貸せないことはないけれど、やっぱり本当に返済してくれるのかな？という不安が残るため、前向きにお金を貸してあげることはできないですよね？

切羽詰まった時には、ついつい「アコムもいいけど、審査に落ちたら心配だからプロミスも、どうせならアイフルとSMBCモビットにも保険をかけておこう！」などと思いがち。

しかし消費者金融カードローンは大学入試とは異なり、滑り止めのつもりの申込が逆に申込者の信用力を揺るがしかねない要素になっていくのです。

申込ブラックと判断される基準は？

各消費者金融によって申込ブラックと判断される期間と申込の数は異なります。

しかし一般的な基準として1か月以内に3社以上の消費者金融を申込んだ場合を、申込ブラックとして認知する傾向が高いようです。

つまり同時期に申込んだ消費者金融が2社程度なら、審査通過の可能性はありますが、大手になればなるほど、申込ブラックを強く意識した審査をしている事実は見逃せません！

大手消費者金融は中小規模の消費者金融と比べて、即日融資や大口融資にも積極的なので、少しでも多重債務の可能性、返済の焦げ付きが考えられる危険因子を排除したいと思うのは、極々自然なことです。

そのため大手消費者金融で借入する場合は、まず1社に狙いを定めて申込をしてみることが大切になってくるのです。

どうしても大手では申込ブラックで審査落ちしてしまうような状態だとしても、地方に点在する中小規模の消費者金融ならば、審査に通過できる可能性はまだあります。

また他都道府県の中小規模の消費者金融よりも、自身が居住する場所に本社を構える消費者金融の方が借入率が高くなる傾向にあるため、既に申込ブラックの方は同じ都道府県にある規模が小さめの消費者金融のドアを叩くことをオススメいたします。

申込ブラックの情報は6か月残るぞ！

申込ブラック、それらの情報は信用情報機関3社（JICC、CIC、全国銀行個人信用情報センター）ともに、6か月間保存されます。

それを長いとみるか短いと見れるかはあなた次第……。

一般に延滞情報が5年間記録されるという事実を見れば、いかに半年というスパンが短いかが分かります。

しかしお金がない！今すぐ即日融資でお金を借りたい！そんな状況での半年は、やっぱり長いと感じずにはいられませんね。

そのためあまり推奨はできませんが、どうしても不安という方は数か月の間に最高でも2社程度の消費者金融の申込で様子見。

そして、それでも審査通過が無理そうならば、大手ではなく事故情報のある申込者でも前向きに融資する傾向のある中小規模の消費者金融申込をオススメいたします。

クレジットカード、他のローンの多重申込は消費者金融にも影響あり！？

銀行を除くほとんどの消費者金融は即日融資の借入だとしても、サクサク審査が進み、審査結果が出てしまいます。

つまり落ちたらすぐに別の消費者金融のドアを叩けばいい！、と錯覚してしまうのが怖いところ。

多重申込、つまり申込ブラックを意識しないと、いくら申込んでも審査に通過しないというジレンマに陥ってしまいます。

多重申込は1か月に3社以上申込すること、そして半年のあいだ信用情報機関に記録が残ってしまいますが、果たしてクレカの申込状況や他のローンも影響を及ぼすのか、その点が気がかりという方も多いことでしょう。

今回話題にしている申込ブラックというものは、貸金業法、銀行法で定められた金融商品、または賦活販売法によるローン商品全般の、申込情報を指しているため、消費者金融だけにとどまらず、クレジットカードや目的別ローンの申込情報も含んでいます。

ただしクレジットカードはクレジットカード、カードローンはカードローンの多重申込条件があるため、例えクレカ申込3件否決（1か月以内）でも、カードローン審査には大きな影響はないと言えるでしょう。

住宅ローンの多重申込は、カードローンと趣旨が異なる金融商品なので多重申込をしても比較的審査に通りやすい性質があります。
また住宅ローンを多重申込した後にカードローンを申込む場合も、カードローン商品の複数申込とは異なり、大きなマイナスポイントになることは少ないようです。