今回は大手落ちでも即日融資の可能性が残される、中小規模の消費者金融

独自審査の審査基準とは？

独自審査による融資は、主に地域に密着して営業している、中小規模の消費者金融による審査システムのことを言います。

中小規模の消費者金融は、例え過去に返済が遅れ、信用情報機関に事故情報として登録されていたとしても、ケースバイケースで積極的な融資姿勢を見せる独自の側面を持っています。

これらによる独自審査は、つまるところ、過去の信用力よりも現在の債務状況や収入、そして返済に対する意思や緊急度などの人間性を重視した審査と言えるでしょう。

対して、大手の消費者金融や銀行カードローンなどは、過去～現在に至る信用力、つまり滞納があるのか、ないのか？返済が遅れたことはないのか、などの信用情報を特に重視した審査が特徴です。

大手消費者金融では申込と同時に審査否決メールが送られてきた方でも、中小規模の消費者金融による独自審査で何とかお金を借入できた方は、決して少なくありません。

信用情報にキズが付いていたとしても、現在進行形で複数の借入先がある、または、同時に複数の貸金業者に申込んでしまった場合でも、独自審査ならば、借入の可能性は十分考えられるのです。

独自審査の方法、手順～借入までのステップ

まず、最初に念を押したいと思いますが、独自審査は決して無審査ではないということです。

独自審査を実施している中小消費者金融は、WEB・郵送・店舗での申込から始まり、提出する個人情報そして個人の事情を汲んたトータル判断で融資の可否を判断します。

申込自体はWEB上で可能なところも多いですが、どんな形で申込をしても詳細で綿密なヒアリング（電話または店舗で）は避けられません。

基本的に年齢制限、安定した収入があることが前提条件、そして、健康保険に加入していること、収入証明提出を義務付けるところもありますが、審査時間は30分～数日で審査結果が出ることが多いようです。

審査結果から借入まで時間がかかる一番の理由は、大手落ちの申込者が多く、借入状況や現在の収入から返済の焦げ付きがない融資がどれくらいかを時間をかけて審査する必要があるからに尽きます。

大手ようなコンピューターによるスコアリング審査がないため、本審査を受ける前に足切りされてしまう事もなければ、信用力重視の融資を行っているわけではないので借入の可能性はあなたの人間力次第。

ヒアリングが要になっているため、どこの業者でも借入できなかった方もそれ相応の借入理由、返済計画を立証できれば即日での借入も不可能ではないはず。

大手とは全く異なるスタンスの審査ではありますが、その特色をよく理解し、自分がいかに返済に忠実な人間なのか？を相手に信用させる、いわゆるパフォーマンス力、プランニング力が試される審査と言えますね！

即日融資を受けるには？

まずはっきりさせたいのが、独自審査を軸とした消費者金融は、迅速審査・即日融資に重きを置いていない点です。

つまり、大手では借入できない層の融資を中心に行っているため審査に時間を要し、その結果として即日融資の可能性が低くなるということを意味しています。

中小消費者金融の中でも比較的知名度の高いところは30分～1時間程度で審査が完了するところもありますが、果たして即日融資ができるのかは申込者次第としか言えません。

本人の属性や信用力、在籍確認が取れるか取れないかでも審査にかかる時間は異なりますが、即日融資を実現するためのコツとしては、

などが挙げられます。

これらの工夫は些細に見えますが、人によるマニュアル審査を実施している独自審査には、当たり前に見えるようなことも即日融資に繋がっていくのです。

信用情報照会、在籍確認電話はある？

融資可能な額をグンと下げて、融資可能対象者を広げていくのが中小消費者金融の独自審査の特徴です。

金融ブラック・多重債務者にも門戸を広げていますが、本人が申告する個人情報以外にも信用情報照会は行っています。

いくら審査が大手より柔軟と言えど、信用情報照会は避けられません。

また、在籍確認に関しても通常は勤務先への連絡は必須です。（中には社会保険証または給与明細数か月分を提出することで、在籍確認電話を書類で代行できる場合もあります。）

いくら規模が小さめで独自審査を実施しているといっても、HPに「在籍確認ナシ！」と堂々と宣伝しているところは闇金以外皆無です。

正規の貸金業者を利用する場合は、個々人の事情を汲んだ方法を提示される場合はあれど、基本は信用情報照会、在籍確認を避けられないと考えてください。