アコムを他人名義で申し込みしてはいけない理由

消費者金融でお金を借りたいけど、事情で自分の名義では申し込めないこともありますね。

また、どうしても審査に通らないと「他人名義で申し込めたら…」と考えることもあるでしょう。

ここでは、大手のアコムに他人名義で申し込んだ場合について解説していきます。

他人に自分名義で契約されたパターンについても対処法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください！

アコムに他人名義で申し込むのはNG！

「契約」というものは、どんな類にせよ原則として申し込みをする本人が行うものです。とくに金融関係は申し込み者本人の名義で契約するのが前提であり、アコムでも他人名義での申し込みは受け付けていません。

会員以外が使用すること、他人に譲渡・貸与することも会員規約により禁止されています。

しかし禁止されてはいますが、インターネットなど顔を見せずに申し込む場合だと物理的には可能になってしまいます。

名義を借りるのを合意のうえで契約する場合は、本人確認書類も手に入りますし在籍確認も話を合わせてもらえますね。つまり、黙っていれば他人名義で申し込むことも、お金を借りることも安易にできてしまうのです。

しかし、これはアコムを欺いた規約違反の契約です。

バレてしまうと契約は解除され、借りたお金は一括返済を請求されるでしょう。どんな事情があるにせよ、他人名義で申し込むことは絶対にしてはいけません。

名義貸しとは？詐欺行為になるって本当？

では、自分の名義を他人に貸した場合はどうでしょうか？

身内や友人に「名前だけ貸してほしい！」と頼まれて好意で名義を貸した場合は、罪を犯しているという意識は少ないですね。

しかし、名義貸しという行為は立派な犯罪です。

名義貸しは刑法246条に定めれらた詐欺罪に該当し、貸した本人も罪に問われます。

他人が利用する目的で契約する、というのはアコムに嘘をついて申し込んだ詐欺行為になります。金融機関側から、詐欺罪として訴えられることもあり得るのです。

迷惑はかけないから、と借用書を書いてもらった上で自分名義でお金を借りてあげたとします。

しかし相手に騙された場合でも、不法行為に加担しているため返還請求はできません。合意の上で名義を貸しているのなら、裁判を起こしたとしても有利に進まないものです。

相手の行方がわからなくなってしまったら、裁判自体も成立しないでしょう。

また、名義貸し詐欺に騙されるてしまうケースもあります。

名義貸し詐欺とは「消費者金融の利用調査」などと偽り、アルバイトを持ちかけて契約をさせる詐欺の手口です。

バイト料目当てで安易に契約をしてしまうと、借りた覚えのないお金を消費者金融から催促されることになります。学生など若い年代がターゲットにされることが多く、このような誘いには絶対に乗ってはいけません。

自分名義で勝手に契約されていた場合はどうすればいい？

自ら名義を貸すのではなく、勝手に自分の名前で契約をされていた場合について説明していきます。

ある日、アコムから身に覚えのない請求が届いたとしたらびっくりしますよね？それには、二つのパターンが考えられます。

勝手に契約されていた！というと盗難による不正利用のイメージが強いと思いますが、実は身内など近しい人物による「なりすまし契約」の被害も多いのです。

この場合は、アコムに「自分は契約していない、お金を借りていない」ということを内容証明を送って訴えましょう。

内容証明を受け取った貸金業者は、不正利用の調査をすることになり大抵の場合は適切に処置をしてくれます。もし内容証明を受け入れてもらえず、直訴しても催促が続くようであれば弁護士に相談することになります。

どうしても決着がつかない場合は「債務不存在確認起訴」という民事起訴を起こして、自分に債務がないことを証明しなければいけません。

しかし、内容証明を送ることで解決するケースがほとんどなのであまり心配しなくてもいいでしょう。

このように、名義貸しとは違って自分が全く関与せずに無断で契約されたのならば支払いを拒否する権利があります。

名義貸しをして借金を負わされた場合は、自分も詐欺行為に加担しているため完全な被害者ではありません。

名義を貸す、という安易な選択は絶対に避けなければいけませんね。

アコムの契約は本人のみ！他人名義で借りるのは犯罪に繋がるので絶対にダメ！

アコムに「他人名義で申し込む」ということは、詐欺行為であり犯罪です。

他人名義でないと申し込めない、ということは信用情報に問題があり審査に通らない場合が多いでしょう。

そのような状態で他人の名義を借りてまでお金を借りても、いい結果を招くわけはありませんね。

また、他人名義で申し込むことは犯罪か否か？という以前に金銭トラブルの元になるものです。

他人の名義を使うことも自分の名義を貸すことも、いくら近しい間柄であってもお金が絡むと信頼関係も崩れてしまいます。

「百害あって一利なし」、お金も人間関係も失ってしまうリスクがあることを知っておいてください。

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