アコムの返済ができない場合どうなるか解説

早ければ翌日にはアコムから督促の電話やメールが入る

借入を返済しないまま期日を過ぎると、3日以内にはメールや電話で連絡が入ります。

この時点ですぐにアコムに連絡を入れてすぐ返済すれば、それ以降アコムから連絡が入ることはありません。

ただし、返済したとしても、遅延した日数分の遅延損害金は発生します。

また、返済金額を払えないうちは追加の借り入れはできません。

延滞を解消すればまた借り入れできるようになります。

自宅に電話が入る

利用者本人の希望連絡先である携帯電話に連絡をしても電話がつながらなければ、アコムが自宅に連絡をしてくることもあります。

返済期日を過ぎてからだいたい3日から一週間以内、といったところでしょうか。

自宅に電話をかけてきても、担当者は本人以外にアコムだと名乗ることはありません。また、利用者本人以外に用件を話すこともありません。

この時点できちんと対応をして、アコムの担当者にいつ返済できるか約束をすればやはりそれ以降督促の連絡が入ることはなくなります。

ただし、返済の約束を過ぎても払えないと、また督促の電話がかかってきます。

督促状が自宅に届く

滞納してから1ヶ月を超えても督促の連絡を無視し続けると、今度は自宅に督促状が届きはじめます。

といっても、利用者本人以外にアコムからの督促状であることがわかりにくいよう、この時点ではACサービスセンター名義で送られてきます。

アコムからの借り入れを払えないまま1ヶ月以上経過してしまうと、今後はアコムからは借り入れができなくなる可能性が高いです。

つまり、利用停止ですね。

利用停止になれば、カード自体を止められてしまいますから、当然追加の借り入れはできません。あとは、今残っている残高を返済していくだけです。

延滞が3ヶ月を超えると督促状の名義がアコムに変わる

アコムでの延滞が3ヶ月以上にも及ぶと、「アコム」を名乗っての督促に切り変わります。

自宅への電話も督促状も「アコム」でくるわけですから、アコムからの借金を払えないまま放置していることは家族にも知られてしまうでしょう。

督促状の内容もかなり厳しいものとなり、法的手段に訴えることを予告するようなものに変化し、

などが送付されるようになります。

アコムの支払日変更サービスを活用する

はじめはただの遅延だったはずなのにアコムの担当者に怒られてしまうのが嫌で電話に出るのを避けているうち、いつの間にか深刻な状況になってしまったという人もいるのではないでしょうか？

実は、アコムでは返済遅れをしてしまった場合でも、担当者と直接話さずに支払日を変更できるサービスがあるんですよ。

または、

いずれかの方法で支払日の約束をしておけば、アコムから督促の連絡が入ることはありません。

アコムの返済期日には払えないけれども、気まずくてアコムの担当者と話をするのが嫌だという場合はこうした方法を利用してみるとよいでしょう。

ただし、この方法が利用できるのは返済期日に遅れた直後に限られます。

数週間も経過してからでは利用できませんので、とにかく早めに対処することです。

ブラックリストに載る

アコムからの借り入れを3ヶ月以上延滞すると、信用情報に事故情報が記録されます。

信用情報に事故情報が記録されてしまうと、もう、どこからもお金を借りることはできません。

金融機関は、ローンの審査の際には必ず信用情報をチェックしますから、信用情報に事故情報が記載されていると審査に通過できなくなってしまうのですね。

アコムで長期延滞するとブラックリストに何年登録される？

では、アコムで長期延滞をすると、どのくらいの間ローンを利用できなくなってしまうのでしょうか？

アコムが加盟している信用情報機関は、CIC（シー・アイ・シー）とJICC（日本信用情報機構）です。

表を見ると分かるように、アコムでの借り入れが払えないと、5年間はブラックリストに登録され続けることになるのですね。

5年間どの金融機関でもローンが組めないとなると、生活に大きな影響がありそうです。

アコムから一括請求書が届く

アコムでの延滞期間が3ヶ月を超えると、「一括返済のお願い（一括請求書）」がアコムから送られてくることがあります。

期限までに借入残高と遅延損害金を一括で支払うよう請求する内容になっているはずです。

最終的にはアコムに訴えられる

お金がなくて借金を払えないのだから、一括請求されても払えわれるわけがないだろうとそのまま放置している、と最終的に大変なことになってしまいます。

一括請求をしても返済してもらえないとなると、もうアコムは裁判に訴えるよりほかありません。

アコムに支払いをしないまま1年以上督促を無視し続ければ最後にはアコムに訴えられてしまうでしょう。

アコムが訴えを起こす場合は、通常の訴訟と比べて手続きが簡単で費用も少なく済む支払督促の手続きをとることがほとんどです。

まず、アコムが裁判所に対して「支払督促」の申立をして裁判所がその申し立てを受理すると、裁判所は利用者に支払督促を送付します。

支払督促には、アコムに返済すべき金額を一括で支払うように、といったことが記載されています。

裁判所からの通知を無視すると財産を差し押さえられる

支払督促は、利用者のいい分を聞くことなくアコムの申し立てにだけに基づいて発布されますので、

という場合には、支払督促を受け取ってから2週間以内に異議申立をしなければなりません。

期間内に異議申立をしないと、アコムの申立はそのまま全面的に認められ、裁判所は「仮執行宣言付支払督促」を利用者に送付します。

これは、「返済してもらえないお金を回収するために、アコムがあなたの財産を差し押さえることを裁判所は認めました」という内容の書類です。

仮執行宣言付支払督促が届いたら、いつ差し押さえを受けてもおかしくありません。

アコムでは基本的に「給与」を差し押さえる

差し押さえの対象となるものには、

• 給与
• 銀行口座
• 家財道具
• 不動産
• 自動車

などがあります。

アコムは利用者の勤務先の情報を持っていますから、まず給与から差し押さえるパターンがほとんどです。

アコムにとって給与は最も差し押さえしやすいかもしれませんが、利用者は給与を差し押さえられるのが一番こたえますよね。

ちなみに、アコムが1度に差し押さえできる金額は、給与金額から税金や健康保険料などを引いた手取り額の4分の1までです。

給与を差し押さえられるのは辛いですが、それ以上に辛いのが、アコムで借金をしていたことが会社にバレてしまうことでしょう。

その上、差し押さえまで受けてしまっては非常に肩身が狭いですよね。そんなわけで、給与を差し押さえられると会社に居づらくなってしまうことも多いようです。

アコムの返済を払えないまま放置し続けた結果…なのですね。