アイフルでは利息のみの返済ができるのかについて解説

「今月は急な出費があって返済するのが厳しい。なんとか利息だけの返済にしたい」

アイフルを利用している方の中には、このようなことを思ったことがある方もいるのではないでしょうか。

実際、アイフルは元金を返済せずに利息だけ返済しても問題ないのでしょうか。
また、利息のみの返済をする場合は、どのような手続きを取る必要があるのでしょうか。
これからアイフルを申し込もうとしている方はもちろん、アイフルを利用している方でも上記のようなことは知らないという方が多いと思います。

そんな方のために今回は、アイフルの利息のみの返済について詳しくお伝えします。
今回の記事は、急な出費の時、予期せぬ事故やケガにあってしまった時など、通常の返済ができない時に確実に役に立つはずです。
返済が苦しくて利息だけの返済を考えている方はもちろん、「自分は毎月確実に返済できる」と今は思っている方も、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

アイフルは元利定額リボルビング返済方式！元金+利息の返済が基本

アイフルが利息のみの返済が可能なのかをお伝えする前に、まずはアイフルの返済方式をご紹介します。

アイフルの返済方式は元利定額リボルビング方式と言われるもので、カードローンでは最も一般的な返済方式です。
アコムやプロミスも細かい名称は異なりますが、同様の返済方式と考えていただいて問題ありません。

元利低定額リボルビング方式の特徴は、借入残高によって毎月の返済金額が決まるという点。
毎月の返済金額には元金と金利が含まれているため、元金と金利を毎月返済することがアイフルの返済の基本です。

アイフルは借入残高によって、下記のように毎月の返済額が決定されています。
なお、アイフルの返済は、毎月任意の期日に返済する「約定日制」と35日ごとに支払期日がくる「サイクル制」の2種類から選べますが、どちらを選ぶかによっても毎月の返済金額が異なります。

※100万円から300万円は10万円ごとにそれぞれ1,000円ずつ加算

元利定額リボルビング返済方式のメリット・デメリット

元利定額リボルビング返済方式にはメリットとデメリットがあります。
最大のメリットは、月々の返済金額が少なくて済む点です。

大手クレジットカード会社JCBのカードローン「JCB FAITH」の返済方式は一般的なカードローンと異なり「元金定額返済方式」です。
JCB FAITHは50万円までの借入の場合、月々1万5,000円の元金に金利をプラスして返済する必要があります。

アイフルの最大金利である金利18.0%で30万円を借りた場合だと、初回の返済金額は1万5,000円の元金と5,769円の利息と合わせた2万769円となります。

アイフルの場合、30万円の借入だと、

の返済で済みます。
同じ金額を借りた場合でも、返済金額に7,000円から9,000円強の差が出てくるわけです。

しかし実は、毎月の返済金額が少なくて済むことはメリットであると同時にデメリットでもあります。
毎月の返済金額が少ないですからどうしても返済期間が長くなり、結果的に支払総額が増えてしまうのです。

前出のJCB FAITHで18.0%の金利で30万円を借りた場合の支払総額は、34万8,707円（利息4万8,707）円です。

対して、アイフルで同じ金利で30万円借りた場合は、完済までに38万8,973円（利息8万8,973円）を支払わなければなりません。

同じ金利で同じ金額を借りた場合でも、返済期間が長くなることによって支払総額に4万円以上の差が出るわけです。

アイフルは利息だけの返済も可能？まずはアイフルに相談しよう！

次に、今回の記事のメインテーマである「アイフルは利息だけの返済は可能？」といった疑問に応えていきます。
結論から言えば、アイフルでは利息だけの返済は可能です。

「今月は急な出費が重なって利息のみの返済にしたい」

こういった場合は、アイフルに電話をして担当者に事情を伝えてください。
過去に延滞を繰り返したり、それまでも利息のみを返済し続けていたりといった余程のことがない限り、申請した当月は利息のみの返済が認められるでしょう。

しかし、あくまで「元金＋利息」の返済がアイフルとの契約です。
利息のみの返済は、特例措置であることを忘れてはいけません。

「アイフルは利息だけの返済でもOKなんだ」
このような態度で、毎月のように利息だけの返済を繰り返すとデメリットやリスクを背負ってしまうことになるでしょう。

要注意！利息だけの返済はデメリットがたくさん

利息だけの返済の最大のデメリットは、元金が減らないこと。
先ほどもお伝えしましたが、アイフルの返済方式のデメリットは月々の返済金額が少ないので支払期間が長くなり、支払総額が増えることです。

ただでさえアイフルの返済方式では元金が減りにくいのにも関わらず、利息のみの返済をしていては元金を一向に減らすことができません。
元金を減らすことができないとさらに返済期間が長くなり、支払総額もより膨らんでしまいます。

また、アイフルに利息だけを返済し続けた場合、どのようなリスクが考えられるでしょうか。
利息だけを返済し続けると、まずアイフルの心証が確実に悪化します。

心証が悪化すると、限度額の増額が認められないことはもちろん、限度額の引き下げやカードの利用停止も十分考えられます。

元金と利息を毎回返済することがアイフルとの契約ですので、厳密に言えば利息のみの返済は契約違反です。
最悪の場合、一括返済が請求される可能性も出てくるでしょう。

加えて、利息のみの支払いが続いていることが信用情報に記載されます。
そうなると、アイフル以外のカードローン、クレジットカード、車のローンや住宅ローンといった各種ローンの審査に通ることが難しくなってしまいます。

このように、利息だけの返済はデメリットやリスクだらけです。
利息だけの返済をするにしても、「今月だけ」「1回だけ」と期限を決めることが重要です。

余裕がある月は繰り上げ返済をして元金を減らそう

先ほどからの繰り返しになってしまいますが、アイフルの返済方式は毎月の返済の負担が少ないというメリットがありますが、支払総額が増えるというデメリットも同時にあります。

支払総額を抑えるためには、返済期間を短くすることが最も重要です。
アイフルは、決められた返済金額以上であればいくら返済してもOKです。
極端に言えば、全額一括での返済も可能で、もっとも支払総額を抑えることができる返済方法です。

もちろん、全額一括返済は現実的ではありませんが、支払総額を抑えるためには余裕のある月には積極的に繰り上げ返済をして、元金をどんどん減らしていくことをおすすめします。

アイフルでは利息のみの返済も可能！ただしデメリットばかりなので要注意

今回は、「アイフルは利息だけの返済も可能？」という質問にお答えしました。
お伝えしたように、アイフルでは利息だけの返済も可能です。
急な出費で本来決められた金額を返済できない場合は、アイフルに電話をして事情を話してください。

アイフルは利用者に優しい会社ですので、事情を話せば利息のみの返済を認めてくれるでしょう。
ただし、利息のみの返済は繰り返さないことが重要です。

利息のみの返済が続く場合、限度額の減額やカードの利用停止、さらには強制退会からの一括返済が要求される可能性もあります。
そして何より、元金が減りませんので、いつまで経っても借金を完済できず、支払総額のみが膨らみ続けていきます。
どうしても利息のみの返済にしたい場合でも、1回限りにすることをおすすめします。

元金を減らしにくいのがアイフルの返済方法のデメリットですが、このデメリットは繰り上げ返済をすることで解消することができます。
ボーナス月など余裕のある月は積極的に繰り上げ返済を行って、支払総額をできるだけ抑えることがアイフルの賢い利用方法です。

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