任意整理中だと信用情報に記載があるためアイフルの審査には通過できない。

どうしても借金の返済が難しくなった場合には、債務整理をすることで借金が減らない苦しみを和らげて、生活の再建の道筋をつけることができます。

債務整理の中でも、特に利用する方が多いのが「任意整理」ではないでしょうか？

任意整理は裁判所を通さずに、弁護士などの借金の専門家が金融機関と利息や返済期間などの条件を交渉してくれます。

そのため、うまく任意整理の条件がまとまれば返済の負担はぐっと楽になるでしょう。

しかし、任意整理の手続きや返済をしている最中でも、急な怪我や病気での医療費、住宅のリフォームや引越しで費用が必要になることはあります。

その場合は、アイフルなどのカードローンをまた利用することはできるのでしょうか？

アイフルの審査で見られるポイントは収入と信用情報

まず、アイフルの審査で見られるポイントについて説明していきます。

各金融機関でカードローンの詳しい審査基準については非公開としていますが、一般的に重要だと言われるのが収入と信用情報の2つです。

カードローンは借りた金額に加えて金利も上乗せして返済をしていくので、働いていて安定した収入を得ていることが大切になります。

年収の1/3を超える金額の貸付を禁止する総量規制の影響もありますが、アイフルなどの消費者金融では自身の収入がない無職の方、専業主婦（主夫）の方へは一切融資をしていません。

また、年金や投資による一時的な利益についても安定した収入には含まれないので注意が必要です。

そして、収入と同じくらい大切なのが信用情報に問題がないかです。

カードローンやクレジットカードなどを申し込んだり、借入や返済が行われたりすると信用情報にその履歴が載ります。

申し込みや借入・返済の履歴であれば問題ないですが、信用情報に延滞、強制解約や債務整理などの情報が記載された場合には、信用情報に傷がついている、いわゆるブラックリストに入っている状態です。

たとえアイフル以外のカードローンで延滞などを起こした場合でも、アイフルに申し込みをすると信用情報機関が保持している情報が共有されます。

そのため、年収に問題がなくても、信用情報に傷がある間はアイフルに申し込みをしても審査には通らないのです。

アイフルの審査で落ちてしまう人の特徴

以上のことから、次のような方はアイフルに申し込みをしても審査落ちとなる可能性が高いでしょう。

もし、今現在、任意整理をしている方は信用情報に記載がある可能性が高いです。

任意整理が記載される信用情報機関は株式会社日本信用情報機構（JICC）と全国銀行個人信用情報センター（KSC）の2社ですが、それぞれで登録されている期間が異なることがあります。

例えば、JICCの場合には金融機関への受任通知送付から和解成立までのタイミングで登録され、そこから5年間は情報が残るのです。

そのため、任意整理中であればアイフルの審査には通らないものと考えてください。

一度、任意整理をするとずっとアイフルから借りることはできない？

任意整理をしてしまうとアイフルなどのカードローンがずっと使えなくなるというわけではありません。

先ほども説明しましたが、任意整理をしても約5年間でその情報は削除されます。

信用情報への記載から削除までの期間は、記載される理由やどの信用情報機関への登録かによっても違いますが、任意整理ではあれば5年間と覚えておきましょう。

一定期間が経過して信用情報から記録が消えれば、カードローンなどのローン申し込みで信用情報機関へ照会されても任意整理をしたことはバレないのです。

ですが、信用情報から記録が消えた後は、ローン取引やクレジットカード利用などの記録が一切ない、ホワイトな状態となります。

そのままだと、信用実績がなく審査に通り辛いため、実績作りが必要です。

例えば、審査難易度の低いクレジットカードに申し込みをする、スマートフォン・携帯電話の機種代金を分割で支払うなどで信用実績が作れます。

すぐに、カードローン審査に申し込むのではなく、実績を作ってから、改めてカードローンの申し込みを行いましょう。

ただし、注意したいのが過去に任意整理をしたカードローンへの再申し込みです。

信用情報の記載は消えても、過去にアイフルでの借金を任意整理していると、その記録は高確率でアイフル社内には残っています。

このような状態は社内ブラックと言われ、基本的には時間とともに消えるということはありません。

カードローンの審査に通るかどうかはアイフルの判断次第となりますが、過去に任意整理をしたということが分かっている以上、また契約できる可能性は0に近いでしょう。

そのため、すでに信用情報からは任意整理の記録が消えているというかたで、カードローンを契約したいのであればアイフル以外に申し込む方が無難です。

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任意整理中でもお金を借りられる方法はある？

もし、任意整理中なのにお金を借りる必要がでたらどうすれば良いのでしょうか？

任意整理をしている間は返済することを最優先にして、お金を借りるべきではないのですが、どうしてもという場合にはカードローン以外の方法を検討しましょう。

カードローンなどは信用情報が確認されるのでお金を借りられる可能性は低いのですが、中には任意整理中でも利用できる方法もあります。

例えば、預け入れできるものがあれば質屋でもお金を借りられますし、生命保険の契約者貸付などでも一時的にお金を用意することは可能です。

また、どうしても方法がないというときは、住んでいる地域の役所で相談すれば公的な貸付制度が利用できる可能性もあります。

公的な貸付制度は、低金利、もしくは無利子でお金を借りられますが、審査は厳しく、利用目的にも制限がある場合が多いです。

そのため、任意整理中でもお金を借りる方法はありますが、あくまでも生活を再建するための一時的な資金だと考えましょう。

アイフルは任意整理中の借入はできない！どうしてもお金が必要な場合は別の方法を検討すべき

アイフルは、任意整理中だと信用情報に記載があるため審査に通過することはできません。

そもそも任意整理で返済をしているときは、新たな借金を作らなくて済むようにすべきです。

ただ、医療費などでどうしてもお金が足りないということもあると思います。

その場合は、信用情報に関係なくお金を借りることができる質屋や生命保険の契約者貸付などを検討すると良いでしょう。

また、生活の再建が目的であれば、役所に相談することで低金利、無利子で融資を受けられる場合もあります。

任意整理は和解すれば成功ではなく、しっかりと決められた期間内に完済しなくてはいけません。

新たな借入をしなければいけないような状態になることは避けて、予定通りに返済ができるようにしましょう。

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