アイフルは年金受給者でも条件を満たせば借入可能

不慮の事故や急な病気など、急に現金が必要になることを回避することは難しいですよね。それは、年金受給者の方も同様です。

 

それどころか、年金受給者の方は現役世代と比べて高齢になりますから、どうしても病気やケガのリスクが高くなってしまいます。

 

そのため、年金受給者の方のほうがより切実に現金が必要という場面が多くなってしまうのではないでしょうか。

 

また、「年金受給日までまだ時間があるけれど、遊びに来る孫にお小遣いを渡したい」という方も多いでしょう。

 

このような時、現役世代であれば、アイフルなどの消費者金融のカードローン、銀行カードローンなどお金を借りる手段は数多くあります。

 

しかし、年金受給者の方はこういったカードローンを利用できるのでしょうか。
中には、「年金受給者はカードローンを利用できない」とイメージだけで捉えている方もいるかも知れません。

 

そこで今回は、年金受給者の方がアイフルを利用可能なのかを調査しました。

 

アイフルの利用条件のほかに、年金受給者の方がお金を借りる方法も網羅していますので、もしもの時のためにぜひ最後まで読んで参考にしてください。

 

アイフルは年金受給者が利用できるカードローン

アイフルは年金受給者の方が利用可能なカードローンです。
アイフルは貸付対象者を以下のように定義して、ホームページや規約に明記しています。

 

満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する「給与所得者、自営業者、パート・アルバイト、派遣・出向・嘱託社員、主婦（専業主婦除く)、学生」の方で、当社基準を満たす方が、ご利用対象者となります。
※アイフルホームページより引用

 

アイフルは収入がない専業主婦の方の利用ができません。
これは規約にもしっかりと「専業主婦は除く」と明記されています。

 

しかし、年金受給者の方が利用できないという文言は確認できません。
つまり、アイフルでは年金受給者の方でも利用可能なのです。

 

アイフルでは年金収入のほかに定期収入が必要

 

アイフルを利用するには、年金収入以外の収入も必須となっています。

 

ただし、定期的な収入があるのでれば、パートやアルバイトなど雇用形態は問われません。

 

現在、年金しか収入源がないという方がアイフルに申込みたい場合は、パートやアルバイトなどをして定期的な収入を得る必要があります。

 

 

年金収入のみで借入可能なカードローンはある？

それでは、アイフル以外には年金収入のみの方が利用可能なカードローンはあるのでしょうか。

 

大手カードローンや銀行カードローンの多くは、年金収入のみの方を利用対象外としています。

 

そんな中、年金収入のみの方でも利用可能なカードローンは数は少なくなりますがあります。

 

一例を挙げれば、消費者金融ではセゾンファンデックスの「かんたん安心カードローン」であれば年金収入のみの方でも利用可能です。

 

大手クレジットカード会社であるクレディセゾンのグループ企業が運営しており、利息も大手消費者金融と変わらない水準に抑えられています。

 

以下から、セゾンファンデックスのかんたん安心カードローンの商品概要を見てみましょう。

 

比較しやすいようにアイフルのカードローンの商品概要もあわせてお伝えします。

 

	かんたん安心カードローン	アイフル
利用限度額	500万円	800万円
金利	6.5％～17.8％	3.0％～18.0％
貸付対象者	20歳～80歳までの毎月安定した収入のある電話連絡が可能の方で、セゾンファンデックスの基準を満たす方	満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で、アイフルの基準を満たす方 ※取引中に70歳になった時点で新規の融資は停止
借入方法	提携ATM、銀行振込、オンラインキャッシング	アイフルATM、提携ATM、インターネット、電話、店舗
返済方法	銀行引落、銀行振込、提携ATM	銀行引落、銀行振込、店舗、アイフルATM、提携ATM、コンビニ（マルチメディア端末）

 

上記のように、アイフルの方が利用限度額が高額で、借入方法も返済方法も多彩です。

 

しかし、かんたん安心カードローンも利用限度額は500万円あり、数十万円までの少額を借り入れた時に適用される最大金利はアイフルと変わりません。

 

また、かんたん安心カードローンをアイフルと比べた場合の一番の利点は、80歳まで利用可能という点です。

 

アイフルは年金以外の定期的な収入があったとしても、たとえその金額が多かったとしても、70歳を超えた時点で新規の借り入れが停止されてしまいます。

 

その点、かんたん安心カードローンは年金収入のみの方でも80歳まで利用可能です。

 

 

主要カードローン会社の年齢制限一覧

年金受給者の方がカードローンを選ぶ際に重視しなければならないポイントに、年齢の上限があります。

 

年金以外に定期的な収入がいくらあっても、規程の年齢以上の方は、審査の対象外になってしまいます。

 

そこで、アイフルや大手消費者金融のカードローン、主な銀行カードローンの年齢の上限を見てみましょう。

 

金融機関	年齢制限
アイフル	69歳まで
プロミス	74歳まで(※)
アコム	20際～72歳
SMBCモビット	74歳まで(※)
三井住友銀行 カードローン	69歳まで
みずほ銀行カードローン	65歳まで
楽天銀行スーパーローン	62歳まで
イオン銀行カードローン	64歳まで

 

上記のうち、プロミスとSMBCモビットが74歳まで利用可能ですが、ほかのカードローンは60歳台で利用できなくなってしまいます。
（※)収入が年金のみの方は申込できません。

 

特に銀行カードローンは、消費者金融のカードローンと比較すると上限年齢を低く設定する傾向にあり、楽天銀行の「楽天スーパーローン」に至っては62歳までの方しか利用することができません。

 

 

75歳や80歳でも借入可能なカードローンはある？

それでは、75歳や80歳まで利用可能なカードローンは存在するのでしょうか。

 

先ほどご紹介したセゾンファンデックスのカードローンは80歳まで利用可能でしたが、ほかにも75歳や80歳の方が利用可能なカードローンはあるのでしょうか。

 

結論からいえば、74歳まで利用可能なカードローンと75歳以上でも利用可能なカードローンとでは、金融機関が大きく異なりますので、それぞれ分けてご紹介していきます。

 

74歳まで利用可能なカードローン

74歳までの方の場合、利用可能なカードローンは地方銀行を中心に複数あります。

 

たとえば、北海道銀行カードローン、足利銀行カードローンなどが74歳まで利用可能です。

 

74歳まで利用可能なカードローンを金利とともに、以下に一覧表にしてご紹介します。

 

金融機関名	金利
青森銀行カードローン	2.4％～14.5％
足利銀行カードローン	5.8％～14.8％
岩手銀行カードローン	1.8％～14.6％
関西みらい銀行カードローン	4.0％～14.4％
常陽銀行カードローン	2.5％～14.8％
北海道銀行カードローン	1.9％～14.95％

 

銀行カードローンだけあって、消費者金融と比べると金利が抑えられていることがわかりますね。

 

なお、注意が必要なのは、北海道銀行カードローンと常陽銀行カードローン以外は、営業エリア内に住んでいるか勤務している必要がある点です。

 

たとえば東京在住、勤務先も東京という方は青森銀行カードローンや足利銀行カードローンに申し込むことはできません。

 

 

75歳以上でも利用可能なカードローン

75歳以上の方でも利用可能なカードローンとなると、銀行カードローンは姿を消し、消費者金融のカードローンのみとなります。

 

先ほどご紹介したセゾンファンデックスのカードローンは80歳まで利用可能ですが、それ以外にも75歳以上で利用可能なカードローンが2つあります。

 

ひとつは、プライム市場上場企業の通信販売大手の「株式会社ベルーナ」のグループ企業が運営する「ベルーナノーティス」。

 

もうひとつは、通信販売大手の「日本文化センター」のグループ企業「プランネル」のカードローン「フリーローン100」です。

 

この2つのカードローンの商品概要をベルーナノーティスのカードローンの商品概要と合わせてご紹介します。

 

	かんたん安心カードローン	フリーローン100	ベルーナノーティス
金利	6.5％～17.8％	15.0％～18.0％	4.5％～18.0％
年齢上限	80歳	85歳	78歳
限度額	500万円	100万円	300万円
年金収入のみの方の申込み	〇	〇	公式ページを参照
即日融資	〇	×	〇※

※申し込み時間により翌日以降になる場合があります。

 

上記のように80歳でも利用可能なカードローンとなると、セゾンファンデックスのかんたん安心カードローンと、プランネルのフリーローン100の二択になります。

 

また、かんたん安心カードローンとベルーナノーティスは即日融資にも対応していますがフリーローン100は即日融資は不可となっています。

 

ただし、フリーローン100は85歳まで利用可能です。
81歳以上の方が利用できるカードローンは実質、フリーローン100のみとなります。

 

 

年齢制限なし！低金利で借りたいなら年金担保融資制度がおすすめ

80歳でも利用可能なカードローンを先ほど2つご紹介しましたが、それでも年齢の上限を迎えてしまった場合、他に借入先はないのでしょうか。

 

また、2つのカードローンともに審査に落ちてしまった場合、80歳以上の方はお金をかりることを諦めなければならないのでしょうか。

 

 

そんなことはありません。
年齢制限なしの「年金担保融資制度」という制度を使って、お金を借りることができます。

 

年金担保融資制度はその名の通り年金を担保にした融資制度で、厚生労働省所管の「独立行政法人福祉医療機構」からお金を借りることができます。

 

融資を受けることができるのは、現在年金を受給していて以下の証書を提出できる方です。

 

 

実質的に国がお金を貸し付ける制度だけに、年金を担保にした融資は2.8％、労災年金を担保にした融資は2.1％と非常に低い金利が魅力です。

 

ただし、注意点もあります。
それは、カードローンと違って融資金の使途が制限されている点です。
年金担保融資制度から受けた融資を使えるのは、以下の資金に限られます。

 

 

また、年金担保融資制度は、2022年3月末で廃止されることが決まっている制度です。

 

この先、申込みが制限されたり新規の申込みを打ち切ったりといったことが十分考えられます。
年金担保融資制度を使って融資を受けたい方は、早めの申込みをおすすめします。

 

 

アイフルは年金受給者も利用可能！ただし年金収入以外の定期収入は必須

お伝えしたように、アイフルでは年金受給者の方でも利用することができます。

 

しかし、年金のみの収入の方の場合、アイフルは利用不可となります。
アイフルを利用する条件として、年金以外の定期収入は必須です。

 

またアイフルの申込上限年齢を超えている方は、今回ご紹介した以下のカードローンを検討してみると良いでしょう。

 

 

上記の中では、81歳を超えた方が利用できるカードローンはフリーローン100のみということになります。

 

もし85歳以上の方やこれらのカードローンの審査に落ちてしまった方は、年金担保融資制度も視野に入れてみてください。

 

カードローンと違い、使いみちに制限はありますが、年金を担保にした融資は2.8％、労災年金を担保にした融資は2.1％と非常に低金利で融資を受けることができます。

 

ぜひ今回の記事を参考に、あなたに最適な方法でお金のピンチを乗り切ってくださいね。

 

 

 

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