マスクの売り切れが続く中ネットでの転売も問題に!品薄状態はいつ解消される?
もともと12月くらいからは風邪やインフルエンザの流行もあって、例年、マスクをしている人が周りにも増えるのですが、今年の冬はそのマスクが欲しくても買えないという事態になっています。
連日、テレビでも取り上げられているので知っていると思いますが、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大によって、ドラッグストアやスーパー、コンビニなどの様々な店舗でマスクが品切れになっているのです。
2月の後半からは花粉の飛散も始まり、マスクが欲しい人も増えるでしょう。
実は私もかなりの花粉症で、この時期はマスク、ティッシュ、目薬などが欠かせません。
おそらく、1年間に消費するティッシュのうち、9割くらいはこの時期に使っているというレベル。
そんな私の家もマスクのストックが切れかかっていて、2月の初旬に最寄りのドラッグストアを何店舗も回ったのですが、どこも品切れ…
テレビニュースを見て「みんなも買えていないみたいだし、今年は何とか乗り切るしかないな〜」と最初は思っていたのですが、ネットを見てみると街中で買えないのが不思議なくらいマスクがたくさん販売されているではないですか!
ただ、値段を見てビックリ。
「マスク1箱が4,000円!」
どうやらマスクの品薄に乗じて、買い占めやネットでの高額転売などが増えているようです。
需要が増えて品薄になるのはしょうがないとしても、個人や特定の業者が独占して、いつもならありえないような価格で売るのはどうなのでしょうか?
このような事態に怒りや悲しみを持っている人も多いと思いますが、今回は冷静に品薄状態はいつ解消される見込みなのか、マスクの転売に違法性はないのかについてお話ししていきます。
なおこの記事は、2020年2月26日に書いたものです。その後、最新のニュースを一部追記しています。
ほぼ現金を使用しないキャッシュレス生活を送るアラサー男子。クレジットカードのポイントを貯めることを第一に考えているため、買い物は値段よりも、還元率を重視するという本末転倒っぷり。
政府がマスクの増産を指示「週1億枚の供給」へ
新型コロナウイルスの感染拡大によってマスクの品薄状態が続いているのは、需要が爆発的に増加したからだけではありません。
連日、新型コロナウイルスに関連するニュースがテレビなどで報道されているため、不安になりドラッグストアに駆け込んだ人も多いと思いますが、実は供給量も減っていました。
【日本で販売されているマスク】
国内で生産されたものではなく、中国から輸入していたものが多い
↓
今回の新型コロナウイルスの広がりによって、中国からの輸入がストップ
↓
日本国内でのマスクの品薄が続いている
ただし、この事態を受けて日本政府はマスクを増産する方針を決定しています。
厚生労働省、経済産業省からの国内企業への増産要請により、24時間の生産体制になるとのことです。
菅官房長官は2020年2月12日の会見で「早ければ来週(2月17日~)にも品薄が解消される見通しである」と述べました。
政府からの増産要請によって、現在は週に1億枚のマスクを供給できる体制だということです。
しかしながら、この記事を書いている時点(2020年2月26日)では、ドラッグストアの店頭にはマスクがありませんでした。
以前よりも供給される量は確実に増えているはずなのですが、まだまだすべての店舗に行き渡るほどではないのでしょう。
また、運良くマスクを入手できた方も、小分けタイプだったり、購入制限があったりと十分な枚数を確保できていないことが多いようですね。
その後、マスク不足解消や増産に向けて様々な動きがありました。
・感染拡大が深刻な状態の北海道(中富良野町・北見市)の住民にマスク配布を決定、製造業者など400万枚を売り渡すよう指示
・政府がマスク増産に向けて、メーカー3社に補助金を出す制度を設け、月間1,300万枚上積みの見通し
そして、このような状況が1ヶ月近く続いているということもあり、問題となっているのがマスクの転売です。
マスクの品薄に乗じたネットでの転売が相次ぐ
使い捨てのマスクは本来であれば500円前後で30~50枚ほど購入できると思います。
しかし、欲しくても購入できない人が増えたため、数百円の使い捨てマスクがフリマアプリなどで数倍の値段で取り引きされるケースも出ているのです。
私もメルカリで「使い捨てマスク」を検索してみたところ、50枚程度が4,000~5,000円ほどで取り引きされているものを発見することができました。
もちろん、使い捨てといっても色々なタイプがあるので一概にはいえませんが、1枚あたり100円程度で取り引きされているのはありえないですよね!
【ネットでの反応】
- 「マスクの値段が10倍に!」
- 「足元を見ていて悲しい…」
- 「店頭は品薄状態だから適正価格なら助かるけど。」
- 「店頭で買い占めたものをメルカリで売っているの?」
- 「値段設定は自由だから、モラルの問題では?」
このような転売と思われる行為に対して消費者庁の伊藤明子長官は「望ましくない」とし、フリマアプリなどを運営する会社へ対応を要請する考えを示しました。
この要請を受け、フリマアプリや通販サイトなどの運営会社は、マスクを高値で転売・販売することを自粛するように呼びかけるなどの対応を取っています。
例えば、フリマアプリ大手であるメルカリは、2020年2月4日にマスクの出品に関して次のような案内をしています。
マスクは禁止出品物には該当しませんが、利用者の皆さまにおかれましては、社会通念上適切な範囲での出品・購入にご協力をお願いいたします。
※メルカリ公式ブログ「マスクの取引に関するご協力のお願い」より
実際にメルカリ上に出品されたマスクの中には、運営によって出品を削除されたものも多く、悪質なケースではユーザーの利用停止もあるようです。
また、消防署の職員が備品のマスクをメルカリに出品していたという報道(※)もあり、問題はかなり深刻なようですね。
(※静岡新聞ニュース「焼津消防マスク、メルカリに出品 救急隊員、備品持ち出す」より)
2020年3月5日、政府は国民生活安定緊急措置法に基づき、品薄状態が続くマスクの不当転売を禁止する方針を表明。
3月10日に閣議決定後、3月中旬より禁止するとのこと。
業者だけではなく、個人がスーパーやドラッグストアで購入したマスクを転売することも禁止対象としています。
⇒ヤフオク!やモバオクでは、3月14日から当分の間、マスク出品禁止になる動き
(※2020年3月6日追記現在)
マスクの品薄状態の解消はいつ?どこでなら販売している?
国内メーカーの努力によって週に1億枚以上ものマスクが供給されるようになったようですが、新型コロナウイルスの広がりの予測が難しいという現状を考えると、マスクの供給が需要に追いつかない状態はしばらく続くでしょう。
加えて、今年は例年よりも花粉シーズンの到来が早いようで、東京では2月3日に花粉の飛散が始まりました。
スギ花粉のピークは2月下旬ということもあり、花粉症の方もマスクが手放せない時期になります。
日本国内でのマスク増産によって、近いうちに品切れ状態が解消される見込みであると報道されましたが、いつも通りマスクがドラッグストアの店頭に並ぶまでには時間がかかると思われます。
報道では早ければ2月17日の週以降に十分な量のマスクが供給される見通しでしたが、医療現場などが優先されるようで、まだまだ小売店までは行き渡らないようですね。
(※増産の動きは様々ありますが、2020年3月6日追記現在も、売り切れの続く店舗がほとんどです)
そのため、今、マスクを手に入れるためには、本来よりも高めの価格で販売・転売されている商品をネットで購入するか、スーパーやドラッグストア、コンビニなどを何店舗も回って探すくらいしか方法はありません。
もしくは、ツイッターで「#マスク」「#マスクあった」などで検索すれば、マスクの販売をしているお店が見つかる可能性もあります。
徐々にドラッグストアなどで使い捨てマスクが購入できるようになれば、高値で転売されているものは少なくなるはずです。
すぐにマスクが欲しいという方は高くても転売されているものを購入するのが確実ではありますが、国内での増産体制が整ったということもあり、慎重な判断を心がけてください。
先述したように、政府がマスクの不当転売を禁止する方針を表明し、閣議決定後の3月中旬より禁止するとのことですから、もうしばらくは冷静な判断を心がける必要がありそうですね。
(※2020年3月6日追記現在)
フリマアプリでのマスクの転売に違法性はないの?
先ほど消防署の職員が備品のマスクを勝手に持ち出し、フリマアプリに出品していたというニュースを紹介しました。
これについては、備品を持ち出しているという点が非常に問題ですが、「そもそも転売って違法じゃないの?」と考える人もいると思います。
もちろん、ケースバイケースにはなるものの、マスクを通常よりも高値で出品したというだけだと違法性はないでしょう。
【転売が違法になるケース】
・主に古物営業法によって決められている許可を得ることなく営利目的で転売している場合
・チケットなどの法律で転売が禁止されている商品を売った場合など
例えば、家に余ったマスクがあるのでフリマアプリで出品したというだけであれば、何の問題もありません。
ただ、現在は新型コロナウイルスの感染拡大によってマスクが品切れの状態が続いているということもあり、足元を見た価格で出品しているのであれば、それはモラルの問題になるでしょう。
そのため、フリマアプリや通販サイトの運営会社も注意を呼びかける、出品・掲載を取り消す、利用停止にするなどの対応に止まっているのです。
また、マスクをフリマアプリなどで転売しているユーザーの運営会社への通報も増えています。
「高く売れるのであれば、転売してお小遣いを稼ぎたい」と考える人もいるかもしれませんが、フリマアプリや通販サイトの利用者として常識的な行動を取りましょう。
自分が適正と思う価格で出品しても、通報されたり出品が削除されたりという可能性はあります。
余っているマスクを誰かに譲りたいという気持ちでも、徐々に店頭でもマスクが買えるようになるのであれば、無理にこのタイミングで出品はしないという考え方もあると思います。
【まとめ】品薄が続くマスクの高値転売に注意!国内メーカーの増産に期待
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、マスクの品薄状態が続いていますが、国内メーカーの増産体制が整ったことで徐々に品薄が解消されるのではないかと期待されます。
ただ、医療現場などが優先ということもあり、まだフリマアプリなどでの高額転売が行われているようです。
高値でも購入するかどうかは自身の判断になりますが、私は高値で出品されているマスクの購入はせずに、通常の在庫状況に戻るまで何とか耐えたいと思います。
高値で購入してしまうと、出品者に「この値段でも売れるな。」と思われ、転売がエスカレートしてしまうかもしれませんからね。
また「マスクが余っているので高値で売れるうちに転売したい」と考える人もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください!
確かに、マスクでの転売自体に違法性はないものの、モラルの問題はあり、多くのフリマアプリなどの運営会社が注意を呼びかけているのが現状です。
出品の削除だけでなく、利用停止などの可能性もあるので、特別な理由がなければこのタイミングでの出品は控えるべきだと思います。
もしドラッグストアなどでマスクが購入できるようになっても、自分が必要な分だけを購入し、本当に必要な人の手にしっかりと渡るようにしましょう。
生活用品などを扱うユニ・チャーム株式会社は、東京都内で働く社員2,000人を在宅勤務にするものの、マスクなどを製造する工場では現在の生産体制を維持するとの報道もありました。
もちろん、同じ人が24時間体制で働いているわけではないのですが、社会が混乱する中で、マスクの供給量を増やそうと頑張っている現場の人がいると思うと、自らの行動も正すべきところがないかを考えさせられますね。
1日でも早くマスクの品薄状態が解消されることに期待しましょう。
その後、マスク不足解消や増産に向けて、また不当な転売に関して様々な動きがありました。
・感染拡大が深刻な状態の北海道(中富良野町・北見市)の住民にマスク配布を決定、製造業者など400万枚を売り渡すよう指示
・政府がマスク増産に向けて、メーカー3社に補助金を出す制度を設け、月間1,300万枚上積みの見通し
・2020年3月5日、政府は国民生活安定緊急措置法に基づき、品薄状態が続くマスクの不当転売を禁止する方針を表明。3月10日に閣議決定後、3月中旬より禁止。
ヤフオク!やモバオクでも、3月14日から当分の間、マスク出品禁止になる動きもありますから、早めに品薄状態が解消されてほしいですね。
(※2020年3月6日追記現在)
ほぼ現金を使用しないキャッシュレス生活を送るアラサー男子。クレジットカードのポイントを貯めることを第一に考えているため、買い物は値段よりも、還元率を重視するという本末転倒っぷり。
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
※ まさに「はじめてのアコム」!アコムは初めての方が借りやすく、審査通過率が高くなっています。

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