楽天モバイルの新料金プランに不満の声が?!1年間無料も新規申込はちょっと待った!
「格安スマホ」という言葉が流行ってから数年が経過しましたが、やはり大手3キャリアと呼ばれるau、ドコモ、ソフトバンクのスマホ料金は安くないですよね。
私は数年前に格安SIMの楽天モバイルと契約して、スマホの料金は月に2,000円ほど。
友だちにそのことを話すと「安っ!」と驚かれ、そしてこう聞かれます。
「何でそんなに安いの?通信は遅くない??」
正直にいいます。
「通信は遅いです…」
「遅いんかい!」っていうツッコミが聞こえてきそうです。
もちろん、まったくネットに繋がらなくて使いものにならないということはありませんし、普通に利用している分には大きな不満もないです。
地下などで繋がりにくいことはあるものの月額2,000円ほどという料金を考えると、私としては十分に満足できるサービスだと思っています。
結局は少し高い料金でも快適にスマホを利用するか、料金を抑える分、多少の快適さを犠牲にするかという選択になるでしょう。
しかし、つい先日、楽天モバイルが月額2,980円でかけ放題+データ使い放題のプランを発表し話題になっています。
ちなみに楽天モバイルは大手3キャリアから回線を借りるいわゆるMVNOではなく、自社で回線を整備することで4社目の通信事業者として名乗りを上げていました。
結果としては、事前に出回っていた情報通りの月額2,980円という低価格の料金プランなのですが、思っていた内容とは違う部分もあり不満の声も…
この記事では、楽天モバイルの新料金プランは実際どうなのかについて見ていきます!
ほぼ現金を使用しないキャッシュレス生活を送るアラサー男子。クレジットカードのポイントを貯めることを第一に考えているため、買い物は値段よりも、還元率を重視するという本末転倒っぷり。
月額2,980円という低価格にも不満が漏れる理由
スマホの料金プランに関しては2018年の8月に菅 義偉内閣官房長官が「4割程度下げる余地がある」という発言も話題になりました。
参考ニュース:携帯料金、「4割下げ余地」 官房長官(日本経済新聞)
スマホユーザーとしてはいっきにスマホ料金が下がるのではないかと期待したのですが、そう簡単にはいきませんでしたね。
確かにライトユーザー向けの料金プランは増えましたが、動画の視聴など大容量のデータ通信を前提とするプランはいまだに高額です。
そこで期待されていたのが格安スマホとしてサービスを展開していた楽天モバイルが自社で周波数帯を得て、第4のキャリアとして携帯電話事業に参入することです。
楽天がこの構想を明らかにしたのは2017年末なので、およそ2年をかけて実現したということになります。
楽天モバイルの正式なサービス開始は2020年4月からですが、2019年10月より無料で一部の新規ユーザーにテストのような形でサービスを提供。(無料サポータープログラム)
そして今回発表された月額2,980円という料金プランは、無料サポータープログラム終了後の正式な料金プランということになります。
事前に予測されていた情報通りの月額2,980円という価格であったものの、この発表を見たユーザーからは不満の声も出ているのです。
なぜ低価格であるのも関わらず、不満の声が出たのでしょうか?
①事前情報通りの月額だが2GBの制限あり
まず、月額2,980円という料金は事前に出回っていた情報通りでした。
大手3キャリアの大容量プランと比べるとかなり価格を抑えた料金プランなのでさすが楽天という感じだったのですが、実際にはデータ通信は2GBまでという制限がかかるケースも。
楽天モバイルは回線整備の遅れが指摘されていましたが、現在も楽天モバイルの自社エリアに加えてパートナー(KDDI)基地局を併用する形でサービスが運用されています。
月額2,980円でデータ通信がし放題なのは楽天モバイルの基地局を利用した場合で、パートナー基地局への接続は2GB/月までという制限がつくと分かったのです。
②無料サポータープログラムとは異なるサービス内容
先ほどもふれましたが楽天モバイルでは無料サポータープログラムによるテストをサービス開始前に行なっていました。
この無料サポータープログラムでは基地局に関係なくデータ通信がし放題だったのですが、正式な料金プランでは制限がつくことに。
低価格でスマホを存分に利用できると期待して無料サポータープログラムに参加していた人たちが「思っていたのと違う!」と不満をいう気持ちも分かりますよね。
楽天モバイルは月額2,980円が1年間無料に!
実は、私も無料サポータープログラム(2019年10月13日~020年3月31日まで)への申し込みを考えました。
品質テストやアンケートに協力するという条件で当初は5,000名を対象に無料サポーターが募集され、期間中の通信量と同額程度がモニター報酬として支払われるということで、かなり惹かれたのですが…
端末代金などは自己負担になる上、そのときは楽天モバイルに対応している端末の中に欲しいものがなく断念。
ただ、現在は条件を満たした新規ユーザーの料金プランを1年間無料にするというキャンペーン(2020年3月3日 16:00~終了日未定)が開催されており、楽天モバイルへの乗り換え、新規契約を検討する人も増えるのではないかと予想されます。
実際に公式ホームページへのアクセス集中により、一時的に申し込みを中断する事態にもなったようです。
【お知らせ】
— 楽天モバイル (@Rakuten_Mobile) March 4, 2020
携帯キャリアサービスの料金プラン発表後、アクセス集中により申込受付が一時中断したことで、お客様には大変ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございませんでした。現在は「楽天モバイル 楽天市場店」にて受付を再開し、下記ページからお申し込みいただけます。https://t.co/Tn1msgIvDA
ちなみにキャンペーン適用には条件があるので、詳細は楽天モバイルの公式ホームページでチェックしましょう。
しかし、1年間無料という言葉に惹かれてよく考えずに申し込むのはちょっと待ってください。
月額3,000円と考えると1年間分のプラン料金およそ36,000円を得するわけですが、楽天モバイルの正式なサービス開始後でも遅くはないと思います。
今回のキャンペーンは300万名が対象(増減の可能性あり)で、終了時期も未定です。そのため、利用者の口コミや具体的な情報が出てから本格的な検討に入っても良いのではないでしょうか?
私がそう思う理由は次の3つです。
①パートナー回線エリアは2GB/月までへの不安
②楽天モバイル対応端末が必要になる
③他社が料金プランを下げる可能性もある
①パートナー回線エリアは2GB/月までへの不安
楽天モバイルは楽天基地局、もしくはパートナー基地局に接続するわけですが、スマホの使い方によってはすぐにパートナー基地局での2GB/月という制限に達してしまう恐れがあるのです。
地方に住んでいて楽天基地局の整備がされていないというケースはもちろん、都心部でも地下などでの利用には不安があります。
動画の視聴などをする方はすぐに2GBを消費してしまうかもしれません。
2GBを超過すると通信速度に制限がかかるため、毎月の通信量が多い方は注意が必要です。
そのため、楽天基地局というのがどこまでカバーできているのかというのが、とても重要になるでしょう。
②楽天モバイル対応端末が必要になる
楽天モバイルの契約には対応端末が必要になります。
楽天モバイル 楽天市場店で取り扱われている端末はAndroidのみの11種(2020年3月6日時点)なので、決して種類が豊富というわけではありません。
楽天モバイルを利用するためには新しく端末を購入しないといけないケースも多く、通信料は1年間無料でも初期費用はそれなりにかかるのです。
③他社が料金プランを下げる可能性もある
楽天モバイルが好評でユーザー数を増やしていけば、大手3キャリアが料金プランを大きく見直す可能性もあるでしょう。
今までも新料金プランの発表は定期的に行われていましたが、もしかしたら楽天モバイル並みの月額料金でより快適なサービスが適用されるかもしれません。
この点に関してはまだ何ともいえない部分ではありますが、楽天モバイルの参入によって価格競争が起こるのではないかという期待もあります。
楽天モバイル、今後の課題は自社エリアの拡大
ユーザーとしては楽天モバイルという選択肢が増えるのは単純に嬉しいですし、2020年は日本国内での5G通信が本格的に開始されるということもあり、価格面、サービス面での競争が白熱するのではないかというワクワク感も持っています。
ただ、楽天モバイルがその競争の中心になるためには、楽天の自社エリアを拡大していかないといけません。
現状、地方在住者などはパートナー基地局に繋がざるを得ないため、月額2,980円で2GBと考えると決して低価格とはいえないでしょう。
そのため楽天モバイルとしては基地局を増やしていき、パートナー基地局に接続することなくデータ使い放題でスマホを使用できるエリアを拡大できるかがポイントになるのです。
1年間も料金プランが無料になるのは大きなメリットですが、キャンペーン終了後にユーザー数を維持できるかは今後のサービス内容にかかっているといえます。
【まとめ】楽天モバイル、料金プラン発表も乗り換えは慎重に検討を!
楽天モバイルの月額2,980円という価格設定は確かに安いですが、データ使い放題は楽天基地局に接続している場合という制限もあり「絶対にお得!」とはいえません。
特に無料サポータープログラムから楽天モバイルを利用していたユーザーからすると、ちょっと残念な料金プランだったでしょう。
現在はプラン料金を1年間無料にするというキャンペーンが開催されています。
ただ、楽天モバイルに対応している端末を新規で購入しないといけない場合も多いため、完全無料で1年間スマホを使えるわけではないです。
端末の購入が必要なケースでは「使ってみて不便だったら解約しよう」というわけにもいかないですよね。
キャンペーンや料金プランの内容をしっかりと把握して、楽天モバイルへの乗り換えや新規契約は慎重に検討することをおすすめします。
ほぼ現金を使用しないキャッシュレス生活を送るアラサー男子。クレジットカードのポイントを貯めることを第一に考えているため、買い物は値段よりも、還元率を重視するという本末転倒っぷり。
プロミス
※ 原則電話による在籍確認なし
※ 最短3分融資は可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に添えない場合があります。
アコム
※ 最短20分審査、最短20分融資も可能ですが、お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※ 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※ 必要書類:アコムのご利用において50万円を超えるご契約を行うお客さま、他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さまは収入証明書が必要。
※ 審査通過率:マンスリーレポート参照
※ まさに「はじめてのアコム」!アコムは初めての方が借りやすく、審査通過率が高くなっています。
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