中国から身に覚えのない種が送られてくる事例が多発?ブラッシング詐欺の可能性も
7月の終わりくらいから身に覚えのない植物の種子が送られてきたという事例が世界中で相次いで報告されています。
アメリカ、カナダ、イギリスなどに加え、ここ日本でも同様の報告がありました。
急に注文した覚えのないものが自宅に届くなんて気持ち悪いですよね。
特に植物の種なんて、よりいっそう不気味に感じます。
いったい、この種は何なのでしょうか?
実は、この身に覚えのない種子を送るのはブラッシングと呼ばれる行為である可能性が高いようです。
誰が、何のために送っているかはまだはっきりと分かっているわけではないものの、もしこのようなものが届いたなら、開封はせずにしかるべき機関に相談をしてください。
今回は注文していない種子が届いたときの対処法と危険性、この種子は何のために送られているのかについてまとめました。
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注文した覚えのない種子はブラッシング詐欺に使われている可能性あり
世界中で注文した覚えのない種子が届いたという事例が多数報告されていますが、なぜこのようなことが行われているのかの理由は分かっていません。
しかし、アメリカオハイオ州のホワイトハウス警察署や専門家らは「ブラッシング詐欺」の可能性が高いと指摘しています。
ブラッシング詐欺とは通販サイトで自社の商品の評価を上げるための手法の1つで、商品の発送実績を作り、その後、受取人を装い高評価や良い口コミを投稿するのです。
自社の安価な商品を送りつけていると思われ、世界的にも植物の種子が送られてくる事例がたくさん報告されています。
種子が届いたからといって受取人が詐欺などの被害に遭う危険性は低いです。
ブラッシングが目的なのであれば個人情報を悪用されてはいますが、身に覚えのない種子が届いたとしてもすぐ何かの被害遭うことはありません。
現在、報告されている事例では郵送物のラベルに「中国郵政」の文字が印刷されているものの、中国政府によればこの文字は偽造されたものだそうです。
ですが、自身の氏名、住所などの情報が海外の企業に流出している可能性は高いでしょう。
自社に好意的なレビューを増やすために、メールアドレスと流出した個人情報を使い、偽のアカウントが作られているのです。
また、このような不正な方法でのレビューを請け負う会社も存在するようです。
今後、中国政府は調査を継続していくとのことなので、真相解明には調査の進展が1つの鍵になるでしょう。
注文した覚えのない種が届いたときの対処法
日本でも植物の種が届いたというケースが報告されているため他人事ではありません。
もし注文した覚えのない植物の種が届いたなら、どのように対処すれば良いのでしょうか?
【注文した覚えのない種が届いたときの対処法】
・種子は植えずに植物検疫所に相談
・日本郵政は最寄りの郵便局に届けるよう注意喚起
種子がどのようなものか分からない以上、決して植えてはいけません。
中には知らずに植えてしまったという方もいますが、今のところ特に問題のない野菜などの種だったようです。
詳しくは次章で説明しますが、身に覚えのない種子を受け取る、植えるのは危険なので、植物検疫所や郵便局に相談するようにしてください。
種子は植えずに植物防疫所に相談
農林水産省の植物防疫所では、注文していない植物が郵送されてきた場合は相談するように促しています。
植物防疫所は8月4日に「海外から注文していない植物が郵送された場合は、植物防疫所にご相談ください」という案内をホームページ上に掲載しています。
通常、植物が輸入される場合、植物防疫官による検疫を受けなくてはいけません。
検疫を受けたものは郵送物の外装に合格印が押されますが、現在報告されている事例では、その印がないそうです。
報告を見てみると、宝飾品などを装って発送されているようで、本来受けるべき検疫をすり抜けているのです。
また、植物防疫所は届いた種子がビニール袋に入っている場合、そのビニールも開けないように注意を促しています。
もし注文していない種子が海外から届いたなら、植物検疫所に相談して指示を仰いでください。
植物防疫所によれば、最寄りの植物防疫所に種子を送付すれば廃棄してくれるとのことです。(送料の負担が必要になります。)
最寄りの植物防疫所、相談先については植物防疫所の公式ホームページで確認できます。
日本郵政は最寄りの郵便局に届けるよう注意喚起
不審な郵便物の外装を開封する前であれば、最寄りの郵便局に相談すれば受け取りの拒否も可能です。
受取拒否を申し出れば、発送者へと郵送物を送り返すことができます。
差出人の住所がない場合は、3ヶ月保管し、その間に問い合わせがなければ破棄するとのことです。
注文した覚えのないものが海外から届いたら、封は開けずに郵便局に相談しても良いでしょう。
身に覚えのない種子を受け取る・植えるのは危険?
注文した覚えのない種子が届いたという事例は7月末から8月にかけて増えています。
世界的にもニュースで取り上げられているため、「試しに植えてみたら面白いかも」、「SNSにアップしたらバズりそう」なんて甘く考えているかもしれませんが、そのような行為は危険です。
【身に覚えのない種子を受け取る・植えるのは危険性】
・外来種の場合、日本の生態系を乱す恐れあり
・種子に有害な害虫、ウイルスなどが付着している危険性もある
・受け取った後に代金を請求する詐欺かも
外来種の場合、日本の生態系を乱す恐れあり
前述の通り、海外から輸入される植物は検疫が必要です。
外来種の場合、その種子を植えることで日本の生態系を乱す恐れもあり、動植物に深刻な影響が出る危険性もあります。
「ちょっと種子を植えたくらいで影響ないでしょ?」と思うかもしれませんが、どのようなものかが分からない以上は危険でしょう。
繰り返しになりますが、植物の輸入には検疫が必要で、これは世界各国でも同様です。
また、もしかしたら栽培することが禁止されているような植物の種子の可能性もあります。
今のところ、種子を植えたことで大きなトラブルに繋がったというような報告はないようですが、絶対に植えてはいけないのです。
種子に害虫、ウイルスなどが付着している危険性もある
他にも、送られてきた種子に害虫やウイルスなどが付着しているという危険性もあるでしょう。
世界各国が植物の輸出入でルールを定めているのは、このような危険を排除するためでもあります。
植物の種子に限らず、注文した覚えのないものが海外から届いたら、十分に警戒するようにしてください。
受け取った後に代金を請求する詐欺かも
ブラッシング詐欺に個人情報が悪用されている場合は、直接的には被害がありません。
ただし、何かの商品を送りつけ、受け取った相手に後で代金を請求するという詐欺の手法もあるので注意してください。
これに関して、日本国内では国民生活センターが注意喚起をしています。
注文していない植物の種子などが送られてきて、代金の請求を受けたり、不審な点があったりした場合はすぐに最寄りの消費生活センターに相談してください
(※国民生活センター公式HPより)
植物の種子が届くという事例は最近のものですが、「注文していない商品が代引きで届いた」、「商品の受け取り後、身に覚えのない請求を受けた」というケースは以前からありました。
売買契約がないなら、請求に応じる必要はいっさいありません。
もしもこのような被害にあったとしても、焦らず落ち着いて対応しましょう。
あの芸能人も海外から植物の種が届いたとブログで報告
実は、タレントの小川菜摘さんも自身のブログで、植物の種が届いたという報告をしています。
小川菜摘さんは、以前、ネットで植物の種を購入した経験があり、昔注文したものが遅れて届いたのだと勘違いしたそうです。
(参考:小川菜摘オフィシャルブログ「小川菜摘のLove Blog」)
ただニュースでこういう事例があると紹介されるよりも、もしかしたら他人事ではないのかもという気になりますね。
小川菜摘さんがブログにも書いているように、もしこのような種子が届いたら植物防疫所などのしかるべき機関に連絡をして指示を仰いだ方が良いでしょう。
【まとめ】海外から注文した覚えのないものが届いたら開封せず受取拒否を!
「中国郵政」の文字が印刷されたラベルで植物の種子が届いたという事例がアメリカや日本で報告されているというニュースを紹介しました。
どの企業が、何のためにこのような行為を行っているのか定かではありませんが、インターネット通販サイトでなりすましの口コミを投稿し、評価を高めることが目的のブラッシング詐欺ではないかというのが1つの有力な説です。
ブラッシング詐欺に個人情報が利用されているなら、直接的に何かの被害に遭う危険性は低いでしょう。
ただし、氏名や住所などの個人情報が海外の企業に漏洩しています。
日本で種子が海外から届いたという方の中には、以前、インターネット通販で注文した品物が中国経由で届いたという経験をしている人もいるようです。
急に注文していない種子が届いたら気味が悪いですが、開封していない状態なら最寄りの郵便局に相談をして、受取拒否を申し出てください。
また、農林水産省も最寄りの植物防疫所に相談するように注意喚起をしています。
検疫を受けていない種子を受けてしまうと、日本の生態系を乱したり、種子に害虫やウイルスなどが付着していたりする危険性があります。
そのため、注文した覚えのない種子を受け取ったら、絶対に植えず、郵便局や植物防疫所に相談をするようにしてください。
外装のラベルに「中国郵政」が印刷されているため、中国の企業が発送したのではないかを考えられますが、この文字は偽装されたものだと中国政府は主張しています。
調査をするとのことなので、近いうちに真相が究明されることを期待しましょう。
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