Withコロナ期の旅行は近場へ!今推奨されている「マイクロツーリズム」とは?
皆さんはどのくらいの頻度で旅行へ出かけますか?
私の場合は年に1回、2回なのですが、好きな人はかなり頻繁に旅行していますよね。
私の友人も2ヶ月~3ヶ月に一度は国内や海外へ旅行していて、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始といった長期休暇にはよくお土産を貰っていました(笑)
ただ、今年は新型コロナウイルスの影響もあって、「立てていた旅行の計画がなくなった…」なんていう方もいると思います。
国内での感染拡大の状況は少しずつ落ち着いて来ましたが、国外への旅行はもちろん、日本国内で遠出するのもまだまだ難しいのが現状です。
そんな中で「マイクロツーリズム」という考え方が注目を集めていることを知っていますか?
今回はコロナ禍で旅行を楽しみ、経済を徐々に回していくためのヒントにもなる「マイクロツーリズム」について説明していきます。
ほぼ現金を使用しないキャッシュレス生活を送るアラサー男子。クレジットカードのポイントを貯めることを第一に考えているため、買い物は値段よりも、還元率を重視するという本末転倒っぷり。
今注目の「マイクロツーリズム」とは?
新型コロナウイルス感染症が拡大している中では、旅行は自粛すべきものの1つでしょう。
海外で感染するリスクも、感染を国内で広めてしまうリスクもあります。
また、日本は比較的恵まれた医療体制ですが、その体制が十分でない国で感染が拡大してしまうと人命にも大きな影響があります。
これは国内旅行でも同様のことが言えるでしょう。
都道府県によって医療体制は様々ですし、住んでいる地域を超えての移動は感染経路の分からない感染者数の割合を増やす原因にもなるのです。
ただ、少し前のピークに比べて今は少しずつですが、日本全国での感染者数も減ってきていますよね。
まだまだ海外旅行や国内での遠出は難しいものの、近場での旅行を楽しむのが「withコロナ」の時代における旅行の形というわけです。
海外や国内の遠方へ行くのではなく、まずは住んでいる都道府県、そして隣県への日帰り、一泊旅行をする。
それが「マイクロツーリズム」の考え方なのです。
もともとインバウンドによる消費は全体の2割弱
一時期、「爆買い」といった言葉も流行りましたが、外国人観光客によってかなりの消費が生み出されていたイメージありませんか?
ですが、観光庁の統計によれば…
全体で見ると国内での旅行消費額26.1兆円に対して、インバウンド(訪日外国人旅行客)の占める割合は2割弱の約17.2%です。
旅行消費額の多くをインバウンドに頼っているわけではなく、日本人の日本国内での消費が大半を占めています。
もちろん、観光地や業態によっては、インバウンドによる消費がないと厳しいというケースもあるでしょう。
しかし、日本国内での旅行消費の方が多いので、まずは近場への旅行から経済の活性化を狙うというのがマイクロツーリズムです。
近場への旅行で経済を活性化
新型コロナウイルスの感染が拡大することによって、経済的なダメージを受けた人も多いと思います。
休業補償があっても通常の給料よりは減るでしょうし、営業自粛や外出自粛などで直接的に収入が減ったという人もいるでしょう。
そんな中で「近場でも旅行へ出かける余裕がない」という人ももちろんいます。
ただ、経済全体を考えたときには、何でもかんでも自粛するのではなく、できるところから経済を再開していく必要がありますよね。
これまでも様々な助成金や給付金が出ていますが、それだけでは事業を継続できないケースも多いのが現状です。
未だワクチン開発の目処は立っておらず、ある程度終息するのは1年以上先という見通しもあります。
東京都の小池都知事も「自粛から自衛」という発言をしており、経済活動をしないのではなく、気をつけながら行うフェーズに移行しつつあることが窺えます。
国内での感染者数がもっと多かったときには「他県ナンバー狩り」や「自粛警察」といった言葉が生まれるほど、ある種の過敏な反応も見られました。
もちろん、今後も不要な外出は控えないといけないシチュエーションはあるでしょうが、正しい知識を持ち、しても良いことは行なっていき経済を回していくことは重要です。
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都道府県内・近隣からの旅行客、観光客に期待!宿泊施設・観光地の取り組み
星野リゾートがマイクロツーリズムを提唱して以降、テレビ番組でも取り上げられているのを見ました。
(※ 参照:【星野リゾート公式】星野リゾートが提案する「マイクロツーリズム」)
同じように番組を見た人の中には、「近場で観光できる場所がないか探してみよう」と思った人もいるでしょう。
またこちらの動画でも、【星野リゾート】コロナ後の旅行需要をどう巻き取るか?ということで、星野佳路社長の戦略の凄さが分かります。
経済を回すためには何かをしようという気持ちがとても重要ですが、近場への旅行であればコロナの心配がいっさいないわけではないですよね。
やはり、旅行中でもこまめに手洗いをする、ソーシャルディスタンスを保つ、マスクを着用することは引き続き重要になります。
さらに、宿泊施設、飲食店によっては検温、連絡先の記入などへの協力も必要です。
Withコロナにおけるマイクロツーリズムは、ただ近場へ旅行するというだけでなく、コロナへの警戒は怠ることなく、旅行を楽しむ姿勢が求められます。
マイクロツーリズムでも3密には警戒
マイクロツーリズムにおいても3密に注意しなければいけません。
テレビなどで何度も聞いたと思いますが、あらためて3密を振り返りましょう。
密閉:こまめな換気、密閉空間を作らない
密集:人数を制限するなどして密集しないようにする
密接:人との距離を適度に取る
Withコロナ期だからこそ、旅行が原因でコロナウイルスの感染が拡大しないように配慮が必要なのです。
そして、旅行をする私たちだけでなく、旅行者を迎える宿泊施設も様々な取り組みをしているようです。
3密を避けるための宿泊施設の取り組み
マイクロツーリズムを提案する星野リゾートでは、3密を回避するために次のような取り組みを行なっているそうです。
【3密を避けるための宿泊施設の取り組みの例】
・不必要な接触を避けてのチェックイン
・専用アプリで大浴場の混雑状況を簡単に確認
・宿での食事に部屋食という選択肢
※参考ニュース:「星のや東京」が引っさげる“3密回避策”の中身
不必要な接触を避けてのチェックイン
星野リゾートの提案するマイクロツーリズムは、自宅から車で30分~1時間で行ける場所ですが、できるだけ移動で不必要な接触を避けることも重要です。
宿の駐車場から直接部屋に案内され、チェックインの手続きも部屋で行えるため、受け付けなどに人が集中することもありません。
接触は必要最低限になるような工夫がされているのです。
専用アプリで大浴場の混雑状況を簡単に確認
ホテルや宿での楽しみの1つは大きなお風呂ですよね。
景色の良い内風呂もあるかと思いますが、せっかくであれば大きなお風呂を楽しみたいという人も多いでしょう。
ただ、一般的に入浴施設は3密を避けにくいといわれています。
入浴施設でのクラスター発生情報もあるため、不安を感じている人もいると思います。
そこで、星野リゾートでは、スマートフォンで大浴場の混雑状況を確認できるサービスを提供しているのです。
わざわざ大浴場まで入浴状況を見に行って、混んでいたら部屋に戻るのは面倒ですよね。
このサービスが導入されれば、部屋でスマホから混雑状況を見て、空いているときを狙って大きなお風呂を楽しめるのです。
宿での食事に部屋食という選択肢
ホテル、旅館だけの問題ではありませんが、飲食店においても3密回避は課題です。
食事をする場でマスクをつけたままというわけにもいきませんし、食事をすれば一緒に来ている人と隣同士や向かい合わせで話もするでしょう。
食事の場は感染率が特別に高いわけではないものの、それでも不安という人はいると思います。
そこで星野リゾートでは、利用客の集まるレストランだけではなく、部屋食も選択できるようになったそうです。
どうしてもそれぞれの部屋に食事を運ぶのは非効率的かもしれませんが、密を避ける意味では部屋食という選択肢も有効でしょう。
マイクロツーリズムで国内観光業界が盛り上がるための課題
2020年のゴールデンウィークは、コロナ禍で旅行どころか近くへ出かけるのも難しい状況でしたので、マイクロツーリズムが増えていくとすれば、まずは今夏です。
国内での観光業が盛り上がるためには、新型コロナウイルス感染者数がほぼゼロになるのが一番効果的だとは思います。
ですが、少しでも感染者が毎日出ている状況であれば、マイクロツーリズムが広がっていくにはいくつもの課題があるでしょう。
私が個人的に課題になりそうと思った点をいくつか挙げました。
【マイクロツーリズムで国内観光業界が盛り上がるための課題】
・住んでいる地域によって観光スポットに差が出る
・自家用車を持たない人も多い
・コロナにより経済的、精神的に余裕のない人も多い
・旅行中は気が緩む危険性がある
・国内での第二波への懸念
住んでいる地域によって観光スポットに差が出る
マイクロツーリズムを自宅から車で1時間以内の場所への観光とするなら、移動できる場所は限定されますよね。
そのため、テレビで取り上げられるような魅力的なスポットが近場にあるとは限らないでしょう。
もちろん、それは自分の住んでいる地域にある知られざる魅力を発見するチャンスかもしれません。
まずは車で1時間だとどのあたりまで行けるのかを調べてみてはどうでしょうか?
自家用車を持たない人も多い
これまでは公共交通機関を利用して旅行へ出かける人も多かったと思いますが、マイクロツーリズムでは車での移動が基本です。
自家用車を持たない場合、レンタカーを借りる、もしくはタクシーを利用するなどの必要があります。
そうなると、通常よりも交通費がかかるかもしれません。
また、免許を持たない人、免許を持っていてもペーパードライバーだという人もいるので、そうなるとタクシー一択になるでしょう。
1時間ほどの移動なのでそこまで高額にはならないかもしれませんが、課題の1つにはなると思います。
コロナにより経済的、精神的に余裕のない人も多い
すでにコロナにより収入が減った人、仕事を失った人もいると思います。
また、今はなんとか耐えていても、今後、コロナの影響で業績が悪化した企業がリストラ(人員削減)に踏み切る可能性もあるのです。
徐々に新型コロナウイルスの感染者数が減ってきたとはいえ、まだまだ経済的にも、精神的にも余裕のない中で生活をしている人もいるでしょう。
経済を回すためのマイクロツーリズムではあるものの、消費全体が減っている状態だと必要最低限の消費しかできない人、収入のほとんどを貯蓄に回す人も多くなるかもしれません。
ただし、政府は地域経済の活性化のために「Go To キャンペーン」を実施予定です。
まだ詳細は公表されていませんが、旅行代金を補助するクーポンなどの配布が予定されています。
日帰りが1万円、宿泊が1泊2万円を上限に半額の補助が出ますし、予算が尽きるまで1人1回ではなく何度でも使えるとのことなので、このようなキャンペーンを利用するのも良さそうですね。
旅行中は気が緩む危険性がある
Withコロナといえども、旅行中はコロナへの意識が薄れる危険性はあるでしょう。
普段はソーシャルディスタンスやマスクの着用などに気を払っていても、「旅行のときくらいは良いかな?」と気が緩んでしまうこともあると思います。
個人的に気をつけた方が良いと思うのは、マイクロツーリズムでは旅行も最低限の人数にすべきだということです。
例えば、2人で旅行へ出かけるよりも、5人、6人で旅行する方が油断しやすいでしょう。
やはり集団の中で流されてしまうということは誰しもあるので、はじめから大人数での旅行はしないことも重要だと思います。
国内での第二波への懸念
今は感染者数のピークを過ぎたように思えますが、まだまだ東京都などは毎日のように新規感染者が出ています。
第一波も完全に終息したとはいえない中で、今冬などに第二波が来る可能性はあるでしょう。
近場への旅行、日本国内での遠出、日本から海外への旅行、インバウンドといった順番で確実に進んでいくとは限りません。
緊急事態宣言や東京アラートと一緒で、国内での感染状況によってはフェーズを戻すといったことも必要になります。
先ほどもいったように第一波も終息したとはいえないので、今後の感染状況次第ではマイクロツーリズムというフェーズへ進むのも難しくなる可能性はあるのです。
【まとめ】今年の旅行は「近場」がキーワード!感染を広げず観光を楽しむことが重要
これまでは不要不急の外出を避けるのが原則でしたが、今しても良いことは、感染を拡大しないように注意しながら再開していくことが重要です。
中には緊急事態宣言が解除されれば、コロナ前の生活にいっきに戻るようなイメージを持っている人もいたかもしれません。
しかし、新型コロナウイルスの感染が広がる前のライフスタイルにすぐ戻るということはなく、今はWithコロナという時期にあたります。
まだまだコロナの感染拡大に注意しなければいけない時期であることは間違いないので、この時期に相応しい形で旅行を楽しみましょう。
ほぼ現金を使用しないキャッシュレス生活を送るアラサー男子。クレジットカードのポイントを貯めることを第一に考えているため、買い物は値段よりも、還元率を重視するという本末転倒っぷり。
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