プロミスの返済をバックレることはできる？

自分のお給料や貯金は他のことに使い果たしてしまった。
借金が膨らみすぎて、手に負えなくなった。
このような理由から、プロミスの借金の返済ができなくなる可能性は誰にでもあります。

大半の方は何とかしてお金の工面をしようと奮闘しますが、中にはそのままバックレてしまおうと考える方もいます。

では、借金から逃げて返済から解放されるというのは、実際に可能なのでしょうか。
そして、返済をせずに放置を続けていると一体どのようなことが起こるのか、順を追って見てみましょう。

まずは電話やハガキでの催促！遅延損害金もどんどん加算されます！

電話やハガキでの催促開始

プロミスの返済日を過ぎると、まずは電話で催促が来ます。
遅くとも数日後には電話がかかって来ますが、電話を無視すれば終わりとはいきません。

次の催促手段はハガキや封書です。
自宅宛に督促状が届きます。

返済を放置をしていると昼夜問わず何度も催促が来るのでは…というイメージを持つ方も多いと思います。

しかし、電話などの回数や時間も貸金業法で規制されているので、プロミスではそのような催促は行なっていません。
多くても1日3回程度と考えておいて良いでしょう。

ただし、返済があるまでは何ヶ月でも毎日電話はかかってくるので覚悟は必要です。

毎日加算される遅延損害金

そして、返済を放置していると遅延損害金が発生することを忘れてはいけません。
プロミスでは20.0％(実質年率)が返済予定日の翌日から加算されます。

1日毎に加算されるので、滞納期間が長くなるほど遅延損害金が膨らみます。
返済せずに放置している方の中には、「少し返済は遅れるけど、お金が入ったらきちんと返そう」と最初は思っていた方もいるでしょう。
しかし、遅延損害金が予想外に膨らんでしまい、返せなくなってしまったというケースも多いのです。

信用情報もブラック状態に！ローンやクレジットカードも作れません！

返済を放置していると日々の取り立てばかりに気を取られてしまいますが、信用情報に傷がつくことも忘れてはいけません。
2ヶ月を超えて無断で滞納を続けていると、信用情報機関に金融事故として登録されてしまいます。

いわゆる、ブラックリストに登録された状態です。

この状態になると、信用力がないと判断され、あらゆるローンやクレジットカードの審査に通過することができなくなります。
一度ブラックリスト入りすると、その登録は5～10年程度は消えることはありません。

10年もあれば、住宅や車の購入、教育資金など、人生に関わる重大な出来事がいくつも起こるでしょう。
しかし、ブラック入りしている限りは一切ローンが組めないため、こうした出費は全て現金で用意しなければなりません。

返済を放置してブラック入りしたのであれば、こうした資金を自力で用意するのは困難なことです。
様々なことを諦めたり、家族や周囲に迷惑をかけることになるでしょう。
返済を無視し続けるというのは、人生が大きく狂うことを意味しているのです。

さらに放置し続けると差し押さえも！バックレることは難しい！

放置を続けると法的措置が行われる！

返済を1ヶ月も放置していると催促状が送られてくることは先程お伝えしましたが、それも無視した場合は催告書が送られてきます。
催告書は、プロミスが貸金返還請求訴訟を起こし、裁判で借金を回収するという最後通牒です。
つまり、確実に借金を回収するために法的措置を行うということを意味しています。

裁判も無視すると、借金残金と遅延損害金の支払い命令の判決が下され、強制執行することが認められるでしょう。
これにより、借主の預貯金や給料が本人の意思とは無関係に差押えされてしまうのです。
そして、本人だけでなく、家族も巻き込んで、まともに生活を送ることができなくなってしまうでしょう。

また、プロミスが債権回収会社に借金の債権譲渡をすることもあります。
この場合は、プロミスからの催促はなくなりますが、それに代わって債権回収会社が催促を行うので借金がなくなるわけではありません。
放置し続ければ、裁判、強制執行という同様の末路を迎えます。

時効を待つのは現実的ではない！

消費者金融の借金の時効は、最終返済日の翌日から5年です。

「5年くらいなら、時効を待って借金を踏み倒せるかも…」と淡い期待を抱く方もいるかもしれません。
しかし、実際にはプロミスも時効が完成しないように手を打ってくるので、時効を待って踏み倒すのは簡単なことではありません。

時効には中断という制度があり、中断事由が起これば、たとえ時効完成直前だったとしても時効はまた一からのカウントになります。
例えば、借金を認めたり、一部でも支払いをすれば債務承認で時効中断となることは確実です。

また、借主が無視を続けていても、プロミスが裁判を起こせば時効が中断要因となります。

さらに、裁判で判決が確定すれば時効は10年になってしまうでしょう。
裁判は何度でも起こせるので、10年ごとに裁判を繰り返せば永遠に時効は完成しないのです。

プロミスからバックレることは可能なのか？

では、バックレて借金から解放されることは可能なのでしょうか？
引っ越す、家を引き払って実家に戻るなど、プロミスから逃げるために様々な手段を取る方も実際にいます。

しかし、それでもプロミスは取り立てを続けます。
所在が分からなくなっても、プロミスは住民票を申請して現住所を突き止めることができるのです。

新しい住所にも督促状を送り、延滞が解消されるまでは催促を止めることはありません。
膨大な人数の利用者を抱えるプロミスなので、バックレようとする利用者を探し出すノウハウもしっかりと用意されています。

基本的にはプロミスから逃げることは難しいと思っておきましょう。

プロミスの借金からバックレることは困難！債務整理などの検討を！

プロミスの借金を放置していると、差押えやブラック入りなど、まともに生活が送ることが難しくなってしまいます。
そして、日を追うごとに損害遅延金も膨らんでいくので、滞納が長期化するとますます手に負えない状態になります。

もちろん、プロミスからバックレることは現実的には不可能なので、返済できないと判明したら早めに対処を行いましょう。
少し待てばお金を用意できるという方は、プロミスに電話をすれば返済日を後にずらせる場合もあります。

また複数社の借金、つまり多重債務による返済が苦しい方は、複数の借金を一つにまとめることで金利を下げる、おまとめローンで解決するケースもあるので検討しましょう。

どれくらい返済負担を軽減できるのか、下記のおまとめローンシミュレーションもぜひ参考にしてくださいね。

おまとめローンシミュレーション

それでもどうしても返済できない方は、債務整理などを検討するのも一つの手です。
弁護士や司法書士に的確なアドバイスをもらえますよ。

借金を清算して多重債務の呪縛から逃れたい方は、是非一度相談してみましょう。

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